FM COCOLO

Whole Earth Station FM COCOLO [Whole Earth RADIO] / Every Friday 21:00 - 22:00

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Whole Earth RADIO

2021.1.17
ON AIR

神戸発、未来とWhole Earthへのメッセージ「神戸は人の中にある」

1995年、“Communication, Cooperation, Love”の意味を込めて開局したFM COCOLO。同年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の経験から、多様な文化と言語を持つローカル・コミュニティの情報インフラとして、外国語放送を含む広域ラジオのニーズが高まったことが背景にありました。

それから四半世紀。震災を経験していない世代が増え、その記憶が薄れつつあるとも言われる中、「神戸」は未来や世界の様々な地域に、何を繋いでいくのか。新たな災害にも直面する2021年のいま、当時から変わってきたこと、変わらないこと、変わらなければならないこと―― 人々の声を通じて、光をあてていくシリーズの第1回は、1.17当日のオンエア。番組進行は、神戸出身・神戸在住のFM COCOLO DJ、MEMEが担当しました。

最初のゲストは、元・神戸市広報官で、現在は神戸フィルムオフィスの代表を務める松下麻理さん。1995年の震災当時は神戸のホテルにお勤めで、震災の1週間後に担当していた結婚式が執り行われた思い出。震災から20年が経った2015年に神戸市広報官として率いた、震災の記憶とそこから得た財産を継承するための「BE KOBE」プロジェクト。神戸フィルムオフィスでのお仕事としては、NHKのドラマとして制作され近日劇場版が公開される『心の傷を癒すということ』の撮影時、小学校の避難所を再現したロケのエピソード。いずれも“神戸は人の中にある”ことが心に響くお話でした。

番組後半では、FM COCOLO『COCOLO Earth Colors Portuguese Edition』のDJ、ブラジル出身のロジェリオが登場。当時は日本に来て2年目で、神戸の造船所に勤務していました。日本語がまだあまり話せず情報も分からなかった中、助けられたのは近所の住民や職場の人たちだったという思い出。そして、26年経った今に続く教訓として、常に「プランB」を持っておくこと、日常から災害の備えておくことの大切さを語ってくれました。

▼『心の傷を癒すということ』
https://gaga.ne.jp/kokoro/
震災直後に被災者の"心のケア”のパイオニアとして奮闘し続けた在日韓国人3世の医師を描いたヒューマンドラマ。主演は柄本佑。主題歌は、出演もしている森山直太朗による書き下ろしナンバー「カク云ウボクモ」。
関西では2月12日から、神戸ではシネ・リーブル神戸、OSシネマズミント神戸ほか、大阪ではなんばパークスシネマやシネ・リーブル梅田ほかで上映。

  • DJ:MEME
  • ゲスト:松下麻理(神戸フィルムオフィス 代表)/ ロジェリオ(『COCOLO Earth Colors Portuguese Edition』DJ)

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