2020.12.13
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大阪万博50年 ~くるり・岸田繁を迎えて〜
1970年の「大阪万博」から50年が経った今年2020年も最終月。多言語・多文化の番組編成を特徴とし“ラジオ界の万博”とも言えるFM COCOLOではこのタイミングで、「万博」の魅力に迫る1時間の特集をお送りしました。
番組進行を務めるのは、自他ともに認める万博マニアのFM COCOLO DJ・加美幸伸。幼少期に大阪万博を28回も訪れた体験を皮切りに、これまで国内各地の万博にも足を運んでいます。大阪万博記念公園で今秋開催された「万博トリップツアー」でもナビゲートを担当。70年万博終了日であった9月13日には万博記念公園に足を運び、個人的に各館跡を聖地巡礼したという徹底ぶり。大阪万博を機にまちづくりが推進された「北摂」にも関心は広がり、北摂エリアのフィールドワークにも取り組んでいます。
今回の番組特集のテーマソングは、大阪万博に着想を得て“人類の進歩と調和”をテーマに制作された、くるりの新曲「大阪万博」(11月20日(金)配信リリース)。岸田繁が番組ゲストとして出演、自身の万博愛も語ってくれました。
「EXPO70」本来のテーマは“人類の「調和と進歩」”だったらしいという話。出展企業による「未来館」は未来を描きながら、実は地球の未来がこのままでは立ち行かないという警告も発していたしていたのではないかという話。建築家・丹下健三の作り出す主要会場の建立物に背を向けてそびえ立つ「太陽の塔」を作った岡本太郎の挑戦的発信とは?などなど、2020年の今から振り返る、1970年当時のクリエイターたちの遺したメッセージに、ふたりで思いを馳せました。さらに、「民博」こと国立民俗博物館が万博に作られた意義や、万博とは“神話”ではなく“民話”である!といった、フォークロアとしてのポップカルチャー談は『鬼滅の刃』にまで及び・・・
くるり「大阪万博」と、1970年前後のプログレッシブ・ロック・ナンバーとともにお送りした、濃い〜1時間となりました。