2020年10月、FM COCOLOがマンスリー・アーティストに選んだのは、半世紀近いキャリアを持つミュージシャン、ブルース・スプリングスティーン。

不世出のロックンローラーであり、時代の代弁者であり、労働者階級の生活詩人。「アメリカの象徴」として語られることの多い存在ですが、彼自身の生き方はどんなものなのか？　何を歌ってきたのか？　社会的・政治的に発信してきたメッセージ、アメリカ社会との関わりを考えながら、スプリングスティーンの音楽の多様性や複雑さに目を向けました。

今年、米大統領選11月3日の直前10月23日に、急遽全世界リリースされることになったニュー・アルバム『Letter to You』。そのタイトル・トラックで“ボス”は、「血とインクでしたためた手紙を、どう受け取るかはあなた次第」と、我々に投げかけています。

スプリングスティーンの日本でのリリースを統括するディレクター、白木哲也さんを迎えてお送りしました。