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Whole Earth Station FM COCOLO [Whole Earth RADIO] / Every Sunday 6:00a.m.-7:00a.m.

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2020.12.6
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ジョン&ヨーコのメッセージ -“DOUBLE FANTASY”展から-

12月8日ジョン・レノンの命日を前に、「ジョン・レノン&オノ・ヨーコ」を特集。今年はジョンの生誕80年、そして彼がこの世を去ってから40年というタイミング。ジョンとヨーコという最もクリエイティブなカップルの物語を彼ら自身の言葉や作品で辿る画期的なエキシビション“DOUBLE FANTASY -John&Yoko”展も現在、東京で開催されています。

まずは、展覧会の広報を担当する中村まきさんにお話を聞きました。
ジョンの故郷リバプールで開催された“DOUBLE FANTASY”展は好評を博して会期が2度も延長され、この度ヨーコの故郷である東京に巡回してきました。ジョンとヨーコが出会った「インディカ・ギャラリー」に展示されたヨーコによるインスタレーションの現物・・・まさにジョンが見た“YES”のメッセージや、ヨーコがジョンに贈った『Grapefruit (グレープフルーツ)』の原本。そして、肌の色や外見による差別に反対するジョンが「袋に入れば皆同じさ」と袋に入って会見を行なったという“BAGISM(バギズム)”や、平和を訴えたジョンとヨーコの活動“BED IN”。数々の活動と作品を通して、ふたりのメッセージを感じることができるエキシビションになっています。

続いては、「ジョン・レノン スーパー・ライヴ」で何度もヨーコと共演した経験を持つLOVE PSYCHEDELICOのKUMIさんが登場。
初対面でヨーコに「あなたたちにはシンパシーを感じるわ」と言われたエピソードや、ヨーコのチャーミングで柔らかく温かい素顔、Plastic Ono Bandでのパフォーマンス(KUMIさんが観たあらゆるライブの中で「人生最高」)について語ってくれました。そして、“WAR IS OVER! If you want it"という言葉が今まさに真実だ、という思い・・・。

ジョンとヨーコが様々なシーンで語った言葉は2020年代の今も(あるいは今こそ)深く響きます。ヨーコの考えと表現がジョンに、女性の存在に、世界に与えた大きな影響を考える1時間にもなりました。

番組でお送りした楽曲は、
M.1) (Just Like) Starting Over / John Lennon & Yoko Ono
M.2) Give Peace a Chance / Plastic Ono Band
M.3) LADY MADONNA / LOVE PSYCHEDELICO
M.4) Happy Xmas (War Is Over) / John Lennon & Yoko Ono
M.5) 女性上位万歳 / Yoko Ono
M.6) Watching The Wheels / John Lennon & Yoko Ono
そしてラスト・ナンバー、
M.7) Imagine / John Lennon
・・・この前後にオンエアしたのは、1971年当時のジョン&ヨーコの肉声。「平和というのは究極のコミュニケーション、コミュニケートするのは平和に行く段階」「1970年を、平和1年という新しい年号にしよう」「マークが無い旗、ひとつの組織に頼らないで誰でも入れるという意味で真っ白な旗を掲げよう。戦争に降参するときに掲げる白い旗を、平和を祝福する意味で掲げよう」「平和運動のためのアイディアを、どしどし私たちに送ってください」・・・そんなメッセージを、2020年のラジオの電波に乗せました。ふたりの思い描いた世界を、私たちは想像することができているでしょうか?

★DOUBLE FANTASY -John&Yoko-
2021年1月11日まで、東京・ソニーミュージック六本木ミュージアムにて開催中です。
(※12/24追記: オノ・ヨーコさんの誕生日、2021年2月18日(木)まで開催期間が延長されました!)

  • DJ:ちわきまゆみ
  • ゲスト:KUMI(LOVE PSYCHEDELICO)/中村まき(“DOUBLE FANTASY”展 広報)

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