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2020.10.25
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ローカルの農業と食を考える -奈良フードフェスティバル 「シェフェスタ」- 前編

毎年秋に開催される「奈良フードフェスティバル【C’festa】(シェフェスタ)」を通じて、奈良というローカルに根差す「食」の歴史と未来を考え、その魅力に迫る2回シリーズ。奈良フードフェスティバル実行委員会事務局長・福吉貴英さんを迎えてお送りします。

奈良の食材の魅力を発信し続け、毎回約20万人を集める人気イベントとなった「シェフェスタ」ですが、一貫して目指してきたのはエンタテイメント的な食の祭典ではなく、あくまでも奈良の食材のPRと地元農家の応援。ローカル経済を活性化して持続させるための、SDGsをテーマとしたプロジェクトです。

〜前編〜
【ローカル・ガストロノミーと、奈良の「食」を生み出す産業について】

地域性を生かした食に注目するグルメ・トレンド “ローカル・ガストロノミー” について、奈良フードフェスティバル実行委員会 実行委員長でもあるフードコラムニストの門上武司さんにお話を伺いました。
‐「料理を作るのは、地球を考えることに繋がる。」
‐「これまでは食材に旅をさせていたが、今は食材を求めて人が旅をする時代へと、移り変わっている。」
門上さんならではのWhole Earthな「食」観と、日本全国の様々なローカルの美味しい話題、さらには門上さんが注目する奈良の食材「大和肉鶏」「ヤマトトオキ」もご紹介いただきました。

長い歴史の中で培われてきた奈良の「食」の特徴は、多様性と地産地消。独特の地形や自然環境のもとで営まれてきた農業と、ローカル・コミュニティが必要としてきた食材の生産と消費の在り方です。作物を全国規模のブランド品として画一的に生産するのではなくコミュニティの中で分配するために作り続けてきたことが、古来から土地に息づく固有種を残しながら少量多品種を生産するという奈良の農業スタイルを生み出しました。そうして生産される食材にスポットをあて、作る人/料理する人/食べる人の循環の輪を広げ、奈良のローカル・ガストロノミーを盛り上げてきたのが「シェフェスタ」です。

今年の「シェフェスタ」は大型イベントとしての開催はありませんが、生産者/飲食業者/消費者を繋げるメディアとしての取り組みは続きます。雑誌『あまから手帖』での展開や、オンライン動画による発信、そして近鉄百貨店奈良店でのポップアップストアも11/4にオープンを控えています。

今年はおうちで、奈良の食材とローカル・ガストロノミーに触れてみませんか。


●【奈良フードフェスティバル C'festa(シェフェスタ)】
http://nara-foodfestival.jp
https://www.facebook.com/nara.foodfestival

●【おうちdeシェフェスタ】
過去にシェフェスタのメインコンテンツ「シェフズキッチン」に出演した人気シェフたちによる、 奈良県産食材をふんだんに使ったオリジナルカレーのお料理動画
https://www.youtube.com/watch?v=ukLgQc5mqHU

●前編のタイムフリー聴取は11/1(日)中
http://radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20201025060000

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