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 31日「今年も有り難うございました!」
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 11月30日「お留守番のあと」
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 31日「長野から帰宅して…」
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 年末の疲れた身体に、お薦めよ。
2007年10月の日記
 おいし〜〜〜い!!というもの
2007年01月の日記
 やっぱり、似てますよね?
 
過去の日記はこちら
 
2012-02-17  2日目〜山積み5
奥の方まで車が積まれていました。
2012-02-17  2日目〜亀山から気仙沼一望
11時40分のフェリーまで少し時間があったので、
鹿折(ししおり)の復幸マルシェへ。

被害の大きかった鹿折の町。ここから再スタートしたい、と立ち上げられました。
昆布や麹などの食料品とバンダナを購入。
まだはじまったばかりで、
こちらのサイトで、物資の寄付を募っていました。
http://www.shishiori-marche.jp/

私がお邪魔した日には、
神奈川県から高校生がボランティアで訪れ、お店のお手伝いを。
座布団や衣類、毛布などの物資も届けたそうです。(サイトで拝見)
手ぶらで行ってしまった私達。。ごめんなさい。
2012-02-17  2日目〜大島へ
桟橋が落ちたままになっている気仙沼観光桟橋(エースポート)から
フェリーに乗って大島に渡ります。
11時40分発。大島までは25分。

しかし、先ほどまで青空が広がっていたのに、
11時前からいきなり吹雪に。。フェリーに乗っている時は、
全く前が見えない程にまっ白に。。
天気予報では確かに午前中曇りで、12時からは晴れマーク。
なので12時には晴れる!

とおもったら、大島に到着する時には青空に。すごい。。天気予報。

車で迎えにきてくださったのは、
昨夜であった千葉さん。
(まだお写真を送って許可を取っていないので、今は載せないでおきますね)

この方がとてもやさしく、悪い方で。。
若い頃はかなりやんちゃしていたようです。
そんなやんちゃ話を聞きながら、大笑いしながら、
島を一周してくださいました。
2012-02-17  2日目 大島へ〜亀山にて
まずはリフトで上がる予定だった亀山へ。
ところが、リフトは震災で壊れてしまったそうです。

ニュースなどの映像でご覧になった方も多いかとおもいますが、
気仙沼は広い範囲で火事が起こり、リフトも焼け跡が残っていました。
龍前崎で撮った写真の一枚に、何本もの松の木の根元が
真っ黒く焦げている写真があったのですが、
それも山火事によるもの。
(その写真。。消してしまったみたい。。)

ということで 亀山リフトは使えず、
(乗れてもスキー場のようなリフトなので、寒くて無理!!)
千葉さんの車のお陰で見晴し台まで上がることができました。

亀山からは気仙沼が一望できます。
畠山さんの声を思い出し(詩の中に出てきます)、
見下ろす気仙沼。

あれが唐桑、そして高校が見えて…
海の美しさと穏やかさ。
そしてその海が あの日大きく動いて、さらった町。。
こうして上から見ると、どれだけ広い範囲で町が消えてしまったのか、
よくわかります。
2012-02-17  2日目 大島〜龍前崎へ
島の最南端にある岬。

波の飛沫が岩に当たると、
龍が舞い上がるようにみえるということで、
ついたそうです。

すばらしい光景でした。
なんて美しい海!
2012-02-17  2日目 大島〜龍前崎へ2
乙姫窟と呼ばれる窟へ。

光の加減で、観音様のお姿のように見える…
というとても神秘的な場所。
乙姫様が流れ着いたという伝説があるそうです。

龍前崎(たつまえざき)には
浦島太郎にまつわる地名が残っているのです。

島を案内してくださった千葉さんの後ろ姿も。。
2012-02-17  2日目 大島〜気仙沼ちゃんの宿
http://www.k-macs.ne.jp/~kuriko/
萩本欽一さんでおなじみになった「気仙沼ちゃん」のお宿にも
連れて行ってくださいました。

少し高台にあるものの、やはり一階の大広間やお風呂などが被害にあい、
宿の手前にあるある建物は全壊でした。

中に呼ばれて、厨房でおばあさまの碾いて下さった豆で
美味しいコーヒーを入れてくださいました。

震災の日のこと、それからのことを雑談するように聞かせてくださいました。

「生きていればどうにかなる。」と千葉さんともに笑いながら
繰り返す言葉は力強く、
それでいて、失った命の大きさも感じました。
みなさん、ご親戚、ご家族を亡くされているのです。

明るい声で突然の訪問者を迎えてくださって。
「なんでもっと早く来なかったの?
ボランティアでも観光でもいい。どっちだっていいのよ。
もっとはやくこなきゃ〜」
本当に。。

「想像していたのと違うでしょ?全然違うでしょ?」
色んな意味でちがいました。


2月から改修工事をおこなうはずだったのに、
建築会社の方がまだこないそうで。。

「人手が足りないのよ」
と工事の遅れに嘆くも怒るもなく、
のんびり待つしかない〜と仰っていました。


秋頃にはリニューアルオープンを。。と考えているそうで、
厨房では再営業に向けて日々の努力を。。
「アイナメを勉強しようと思って!」
ピンク色に輝くアイナメの調理に取りかかっていました。

また来ます。

そんなありきたりの言葉を残し、
心から会えたことを感謝して、千葉さんのお宅へ。。
2012-02-17  2日目 大島〜
千葉さんのお宅で、すっかりお昼ご飯をご馳走になり。。
フカヒレのスープに炊き込みご飯!
そしてマイタケと牛肉のいためもの、
小柱の煮付けとほうれん草の和え物。
おいしくって、山盛り二杯の炊き込みご飯をいただいてしましました。
遠慮なく、もうしわけございません。。


そうして、フェリーの時間に合わせてまた車で送ってくださったのでした。
途中、漁師さんに会って、車を止めてなにやらお話。
島中の人を知っているので、
漁師さんも笑顔笑顔。
そう言えば車ですれ違うおばちゃんたちも、皆笑顔で手を振っていたなぁ。。

きがつけば、トラックの荷台で漁師さんが、わかめをめいっぱい袋に。。

そんなに結構ですよ〜〜と遠慮の声を何度も上げたけれど、
笑顔で跳ね返してくださって、
大きなビニール袋に、両手で持ってやっと持ち上げられる程の
ワカメをお土産に頂きました。


ホクホク
新幹線での「臭い」を気にするでしょ?
まったく磯臭さはないのです!
新鮮なものは、違うのですね!!
2012-02-17  2日目 気仙沼 大島とおわかれ
船着き場にはお迎えの車と、お見送りの人、
そしてそのすぐ側に木屑の山。
身長の二倍程の山。

瓦礫の山や壊れた車の山、壊れた船達。

処分しなければいけないものも、
それ以上進められない制度の壁。

生活していなければわからない問題が、沢山あるでしょう。

それでも、観光にきた私達をとても気持ちよく受け入れて、
気仙沼の良い所を教えてくださった千葉さんをはじめとして、
出会えた皆様に感謝します。
2012-02-17  気仙沼へ〜きっかけ
畠山美由紀さんのアルバム「わが美しき故郷よ」に誘われて、気仙沼に行きました。
東北に行こう!と思い立ってから、じゃぁ、どこに行く?と考えている時
このアルバムに会って、
子供の頃に一度仕事で行ったことがある…と思い出し、
行き先を決めたのでした。



まだ進まぬ被災地の光景、仮設住宅を見た上で言う言葉としては
不謹慎かもしれません。
でも、とても楽しい時間でした。
それが一泊ニ日を振り返って 出てくる言葉です。

美味しいもの、美しいものが溢れた、この町の力でしょう。
そして出会えた方々のお陰です。
もし、あのお店に行っていなかったら、
きっとその魅力を半分も知らずに帰ったでしょう。


やっぱり、感じること、自分の目で見て 耳で捉えて、
肌で受け取ることは、とても大きなことですね。

何もしないでただ見に行くことに 
とても気が引けていたワタクシですが、
行くと、とても近くなりますね。
大切な町になりました。

まず、それで良いのだと。
その先に自分にできることを見つけられれば。

笑顔をもらって帰ってきちゃった。

楽しくって、あたたかい旅でした。