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5年ぶり、とは思えぬ長さで迎えたサザンオールスターズ復活!!ツアー初日。
横浜の日産スタジアムです。
この日はとっても蒸し暑く、
恐らく「あまり早く行っても。。」
「グッズを買うことも考えて1時間前くらいに行く?」と思った方が
7万人いたのかもしれない。。。
そうして、同じ時間に入場口に人が殺到し、開演もかなり遅れました。
きっと誰も悪くないからこそ、
自然の怖さを感じます。
「38°」という街路脇の気温計の数字が、
夜になって下がるどころか、更にあがって39°になった横浜だそうです。
しかし。
待つ時間が長い程、久し振りの再会の感動は膨らむもので。。
オープニングからサザン!!
うふふふふ〜と笑いが起こるのもサザン。
5人が並んだ感動は、なにものでもないサザンオールスターズ!!でしかないのです。
ココから先のことは、ご覧になる方の為に。。
ニッポンの国民的バンド。
子供からおじいちゃんおばあちゃんまで曲を知っているバンド。
やっぱりサザンがいないとね。
そして、そのバンドの今の曲が、良いのです。。。
新曲4曲が、胸に沁みます。
さ、来週は神戸でのライブ!
そしてこの番組も毎年恒例
三時間丸ごと、サザンオールスターズスペシャルです!
帰り道にリクエストしてね |
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2013-08-09
いろいろあった一月半〜龍之介のこと
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日記に残すべきかどうか、考えたのですが、
こんなに写真をアップしてきて、突然猫の写真が載らなくなるのもおかしいし。
実際、龍之介の写真が減った時、
「りゅうくん夏バテですか?」と心配してくださるかたも沢山いらしたので、
やはり、日記にだけ残す事にしました。
まだ、書いては消し、書いては消しをしている状態で、
あとで書き直すかもしれませんが。。
でも、とにかくこの週を乗り越えないと、日記は溜まる一方で。。
トホホ。 |
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我が家に仔猫がきたのは6月のはじめ。
その後、龍之介の呼吸が速い。。と不安になって、レントゲンを撮ったのは
6月半ばのことでした。
レントゲンでみた様子では以上無し、でしたが、
それから先、怒濤の日々でした。
龍之介は最初のワクチンを打ったときから、先生に
「センシティブ、野生が強いのかも」
と言われていたのですが、
それにしても呼吸の速さが気になる。
「続く様なら血液検査を。。」と言われた頃でした。
ある夜、
目が見えていないかのように、部屋の中を壁伝いに歩きまくり、
お水のお皿にも足を突っ込んで、それでも歩き続け、
壁にぶつかると、頭を押し付けて悲しい声で鳴くのです。
癲癇でした。
夜間救急病院につれていくと
「アンモニアの数値が高過ぎる。生きている数値じゃない。」
「今夜が山場」といきなり言われたのでした。
普通100でも高いのに、龍之介は1000を超えているのだそうです。
「生まれつきのことで、きっとこれが普通の状態になってしまったのでしょう」
翌朝迎えにいった時、院長先生自ら、とても丁寧に説明してくれました。
そして、
「門脈シャント」ではないかと、診断されました。 |
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「門脈シャント」とは…
通常ご飯を食べた後、栄養は
血液を運ぶ血管(=門脈)を通って肝臓に運ばれます。
そこで悪いものを消化します。
ところが、「異常な血管(=シャント)」があるために、肝臓に流れる前に、
別の道を通って、身体中に廻ってしまうのだそうです。
本来ならば、肝臓で消化・解毒されるはずのアンモニアが、
大量に身体中にまわり、脳にも達してしまうという難病だそうです。
ご飯を食べる度にアンモニアが大量に生じ、
よだれが沢山でて、刊性脳症を起こし、一時的に盲目になったり、痙攣を起こすそうです。
シャントとは近道の意味だそうで、
そのシャントを切断する手術をしないと、助からないのだそうです。
外科手術を行い、
そのルートを断ち切ることで、延命、完治することもあるそうです。
でも、子猫なので、手術に絶えうる体力があるかどうか。。
しかも、手術は一回では済まない可能性も。
シャントがどこにあり、何本あるのか、
それを止める事で、いきなり肝臓に栄養が流れて、肝臓が痛まないのかどうか、
まで考えて手術を決めるそうです。
実際、大きくならなかったなぁ。体重は1.2kg。。
ネットで調べても、
「小さくて手術ができず、
その反面、肝臓用の処方食のため、なかなか大きくならず…」
それより先に亡くなるというケースが。。
ご飯を食べるたびに、苦しくなるわけです。
そんな可哀想なことがこの小さな身体に起こっていたのです。
(ゴハンを食べて、アンモニアの数値が最も上がるのは3時間後ぐらいだそうです)
とりあえず、「大学病院で改めてCT検査を」と言われ、
かかりつけの院長先生のご紹介で、
日本獣医生命科学大学付属動物医療センターの予約をとったのでした。 |
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血液検査、CT検査を通院しておこなった龍之介。
日本で一番の大学病院、と言われている先生の診断結果は、
「門脈シャントではない。」
でした。
それをきいて、一瞬心が解放されたのは確かです。
(しかし、電話で報告した直後、かかりつけの先生が
「その方が厄介…」と呟いたのを忘れません…。)
そして新たに疑われる病名は
「酵素欠損」
http://kotobank.jp/word/酵素欠損症
遺伝子の突然変異?だとかで、
治療の施し用が無い、所謂、不治の病だそうです。
猫の門脈シャントも珍しいそうです。
しかし、酵素欠損はもっと珍しい。
(ネットで調べても、猫の病ではなかなかでてきませんでした。)
「酵素欠損なのかどうか」を調べる為に、
「来週また病院へきて、尿検査を」
と大学病院の先生に言われました。
でも、ここまでの間に、
何度も血液検査をして、
ゴハンを食べなくなると点滴をして、入院。
アンモニアの数値を下げる為に浣腸や薬。。
そんな事を繰り返し、
病院に迎えに行くたびに すごい声をあげて鳴く龍之介。
猫ってこんな声を出すんだ。。
と吃驚した牛のようなうなり声、
遠吠えのような泣き声。。
そんな想いをさせて、検査をさせる事が果たして正しいのかどうか。
人間の勝手ではないか。。と悩み、
「検査は暫く時間をあけたい」と申し出ました。
実際とっても疲れていて、怒っていたしね。
兄弟なのに、確実に身体の大きさに差が生まれてきた生後三ヶ月目。 |
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2013-08-09
龍之介のこと4 写真〜おじいちゃんみたいなりゅうくん。
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とはいえ、
動物病院の先生はどの方もとても優しく、
後日、
「往復二時間のこちらの病院でなくても、近くで検査できる方法」
を調べて、わざわざ電話くださいました。
でも、検査をしてわかることは
「病気が確定するだけ」
ほぼ確実に酵素欠損で、検査をしても治療法がないのは、変わらず。
とのこと。
でも、もしかしたら、違うかもしれないし。。
と悩み、何かできることはないかというのが
先週の事でした。 |
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今週に入って、
おいしくないのか、そっぽを向くようになった肝臓用のゴハンも、
その後、全く食べなくなり、
「無理矢理にでも食べさせて」
という先生の言葉に、
泣く泣く
口を開けて少しずつ入れるも…
次第に
口さえも開けなくなったのです。
仕方なくお薬をあげるように、注射器で流し込むように。。
意識も朦朧として、口に入れても食べなくなり、
よだれも多く、外に流れ出てしまい、一日半たべませんでした。
それでも自らの意志で膝の上にはくるのです。
「食べないと死んじゃうよ」と大泣きした私に呆れたのか、
意志のある顔で最後のゴハンを食べてくれました。
それが8月7日の夜のこと。
注射器で流し込んで、
そんな食べ方でも、ちゃんと噛むように口を動かし、
飲み込む。
それを繰り返し、
束の間ほっとした私でした。
ゴハンを食べた後は「ラクツロース」を1ml。
別の注射で飲ませます。
この薬は甘いからか、嫌がらずに飲んでくれました。
これがアンモニアを増やさないお薬。 |
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この日の真夜中、
びっくりするようなスピードで、
スミレと大運動会!
一緒にかくれんぼした場所に全て入り込むように
あちこち訪問して、
追いかけっこのように走り回って…
久し振りに元気なった龍之介に、スミレも大喜びの大興奮。
それまでが、「元気になっては翌日寝たまま」という繰り返しだったので、
また、体力取り戻したかな?
と見ていたのですが、
その直後、また様子がおかしくなり、
癲癇を起こしたのでした。
夜間の救急病院につれていくかどうか、それも大いに悩んだのですが、
翌日かかりつけの近所の院長先生に診ていただいて、
点滴。
迎えに行った時は元気そうに抵抗するように暴れていたので、
先生も「点滴すると元気になるんですけどね。。」と。
あまりにも暴れるので、ガーゼのタオルで巻いて、
いつものように膝の上に乗せて、
話しかけているうちに、落ち着きを取り戻し、
それからずっと膝の上。
端から見れば大丈夫?と笑っちゃうかもしれないけれど、
たっくさん、いろんな話をしました。
何時間も。
その後
一緒にベッドにあがり、様子を見ながら寝ていたのですが、
明け方、私がうとうととした頃、声をあげて鳴き出し
一時間半ほど遠吠えのように、鳴き声をあげ続け、
息を引き取りました。 |
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たった四ヶ月の命。
先天性の病に、生まれてからずっと苦しんでいた龍之介。
うちにきて二ヶ月。
なんにもしてあげられなかったし、
反対に苦しい想いもさせてしまったけど、
膝の上で、じ〜〜〜と見つめてくれた瞳を思い出すと、
ほんの少しでも、家族だと想ってくれたかな?と…と思えるのですが、
そう思うしか無いんだけど。。
こんなに膝(腿)の上が好きで、
こんなに人の顔をじ〜〜と見つめる猫も珍しい!
と話していたのですが、
不安だったのでしょうね。
写真:白い布は私のワンピースで、りゅうはこの裾を引っ張って、
その上で寝たり、中に入って眠るのが大好きでした。
普段は目を閉じず、昼までも寝ていないのに、
ここにいるときは眠っている様でした。 |
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人間は勝手なもので、
都合の良いように考えるものです。
龍之介がたった4ヶ月でも生まれて良かった、とか、
家族だと思ってくれたかどうかは知りません。
最期まで一緒に居れた事に心から感謝します。
自ら口にも出したくない、
そして先生からも言えないだろう最後の選択について
家族が病院に戻って、聞いてくれたのです。
いつが最後なのか。
この後は「時間の問題」で。
でも、
このままゴハンを食べられず、癲癇を繰り返す様なら、
決断をしなければならないだろうと。
そんな決断を、私達にさせなかった龍之介に、感謝します。
そして一日ずれたら、さいごまで一緒には居られなかったから。
短い時間だったけど、
学ぶ事がたくさんありました。
感じる事がたくさん、ありました。
悲し過ぎるけど、
ウチにきてくれて有り難う。
それだけは言えます。 |
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