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丁度気仙沼に来た日の夜に、
気仙沼の瓦礫の一部を、青森県東北町が受け入れる、というニュースを見ました。
事前に放射性物質の有無を調べて、海上輸送、
粉砕処理を行って、破砕処理するそうです。 |
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被災地の瓦礫処理を受け入れているのは3都市、
他に受け入れの具体的計画があるのは
秋田、神奈川、埼玉、静岡、大阪の5府県だとか。
放射能の問題から子供達に不安を感じる親御さんも多いでしょうし、
簡単には言えないことだけど。。
だからこそ、東京都もなんらかの考えを示さないと。。
などと、心の中で思うのでした。 |
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右端に働く人が二人。高さがわかります。
まさに山積みなのです。 |
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11時40分のフェリーまで少し時間があったので、
鹿折(ししおり)の復幸マルシェへ。
被害の大きかった鹿折の町。ここから再スタートしたい、と立ち上げられました。
昆布や麹などの食料品とバンダナを購入。
まだはじまったばかりで、
こちらのサイトで、物資の寄付を募っていました。
http://www.shishiori-marche.jp/
私がお邪魔した日には、
神奈川県から高校生がボランティアで訪れ、お店のお手伝いを。
座布団や衣類、毛布などの物資も届けたそうです。(サイトで拝見)
手ぶらで行ってしまった私達。。ごめんなさい。 |
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桟橋が落ちたままになっている気仙沼観光桟橋(エースポート)から
フェリーに乗って大島に渡ります。
11時40分発。大島までは25分。
しかし、先ほどまで青空が広がっていたのに、
11時前からいきなり吹雪に。。フェリーに乗っている時は、
全く前が見えない程にまっ白に。。
天気予報では確かに午前中曇りで、12時からは晴れマーク。
なので12時には晴れる!
とおもったら、大島に到着する時には青空に。すごい。。天気予報。
車で迎えにきてくださったのは、
昨夜であった千葉さん。
(まだお写真を送って許可を取っていないので、今は載せないでおきますね)
この方がとてもやさしく、悪い方で。。
若い頃はかなりやんちゃしていたようです。
そんなやんちゃ話を聞きながら、大笑いしながら、
島を一周してくださいました。 |
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まずはリフトで上がる予定だった亀山へ。
ところが、リフトは震災で壊れてしまったそうです。
ニュースなどの映像でご覧になった方も多いかとおもいますが、
気仙沼は広い範囲で火事が起こり、リフトも焼け跡が残っていました。
龍前崎で撮った写真の一枚に、何本もの松の木の根元が
真っ黒く焦げている写真があったのですが、
それも山火事によるもの。
(その写真。。消してしまったみたい。。)
ということで 亀山リフトは使えず、
(乗れてもスキー場のようなリフトなので、寒くて無理!!)
千葉さんの車のお陰で見晴し台まで上がることができました。
亀山からは気仙沼が一望できます。
畠山さんの声を思い出し(詩の中に出てきます)、
見下ろす気仙沼。
あれが唐桑、そして高校が見えて…
海の美しさと穏やかさ。
そしてその海が あの日大きく動いて、さらった町。。
こうして上から見ると、どれだけ広い範囲で町が消えてしまったのか、
よくわかります。 |
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島の最南端にある岬。
波の飛沫が岩に当たると、
龍が舞い上がるようにみえるということで、
ついたそうです。
すばらしい光景でした。
なんて美しい海! |
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乙姫窟と呼ばれる窟へ。
光の加減で、観音様のお姿のように見える…
というとても神秘的な場所。
乙姫様が流れ着いたという伝説があるそうです。
龍前崎(たつまえざき)には
浦島太郎にまつわる地名が残っているのです。
島を案内してくださった千葉さんの後ろ姿も。。 |
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2012-02-17
2日目 大島〜気仙沼ちゃんの宿
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http://www.k-macs.ne.jp/~kuriko/
萩本欽一さんでおなじみになった「気仙沼ちゃん」のお宿にも
連れて行ってくださいました。
少し高台にあるものの、やはり一階の大広間やお風呂などが被害にあい、
宿の手前にあるある建物は全壊でした。
中に呼ばれて、厨房でおばあさまの碾いて下さった豆で
美味しいコーヒーを入れてくださいました。
震災の日のこと、それからのことを雑談するように聞かせてくださいました。
「生きていればどうにかなる。」と千葉さんともに笑いながら
繰り返す言葉は力強く、
それでいて、失った命の大きさも感じました。
みなさん、ご親戚、ご家族を亡くされているのです。
明るい声で突然の訪問者を迎えてくださって。
「なんでもっと早く来なかったの?
ボランティアでも観光でもいい。どっちだっていいのよ。
もっとはやくこなきゃ〜」
本当に。。
「想像していたのと違うでしょ?全然違うでしょ?」
色んな意味でちがいました。
2月から改修工事をおこなうはずだったのに、
建築会社の方がまだこないそうで。。
「人手が足りないのよ」
と工事の遅れに嘆くも怒るもなく、
のんびり待つしかない〜と仰っていました。
秋頃にはリニューアルオープンを。。と考えているそうで、
厨房では再営業に向けて日々の努力を。。
「アイナメを勉強しようと思って!」
ピンク色に輝くアイナメの調理に取りかかっていました。
また来ます。
そんなありきたりの言葉を残し、
心から会えたことを感謝して、千葉さんのお宅へ。。 |
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