Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。
またまた友達ががんばっているって話です。今度は僕の大学時代のイタリア語科、専攻のひとつ後輩にして、ワンダーフォーゲル部の仲間でもあるという、何度も同じ釜の飯を食い、同じテントで眠った男です。
毎朝、生放送中のスタジオに届くニュース原稿を作成している共同通信社の広島支局でデスクにいるのが、その男、角南圭祐です。
彼はもともと暴力団絡みの取材を熱心にしていた社会部の記者でもあったんですが、いつの間にやら出世したなと思っていたら、今度はこんな本を集英社新書から出して、さらになんと、日本ジャーナリスト協会賞の大賞を受賞したというではありませんか。びっくりだよ、角南!
ヘイトスピーチみたいな明らかな人権侵害に相当するような差別のみならず、世の中には目に見えない、ほとんど無意識に行われるような差別や偏見がたくさんあります。
「はじめに」で彼が「マイクロアグレッション」という言葉を紹介していました。『直訳すれば、「些細な攻撃」で、知らず知らずのうちに相手や第三者を傷つけたり、偏見を広めたりする言動のことだ』。角南くんは、「差別は駄目」ってことは子どもでも知っているけれど、むしろ大人になるにつれて差別をする人が出てくるので、ダメだよねと漠然と思うだけでなく、マイクロアグレッションの段階から芽を摘んで「それは間違っている」と「対抗」していかないといけないと説いています。
えらい! 大事なこと言うた! そんでもって、僕もこの「知らず知らず」の失態を犯さぬよう、自覚的であらねば。
それにしても、友達が続々といい仕事をしていて、それが評価されていて、僕も負けちゃおれんと尻に火がつきそ… う… かな。どうかな。まずは火起こしから始めま〜す。
今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今朝11時まで、よろしくです。