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週末深夜のミュージックプログラム。好奇心を刺激する音満載!! MONTHLY DJ:あいみょん/松任谷 由実
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『伊藤政則』のハードロック専門番組。20世紀最大の文化遺産と言っても過言ではない『ROCK』の魅力を紹介!

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“LIFETIME MUSIC STATION” FM COCOLO のデイタイムは、イタリアと日本の血を引く野村雅夫。“LIFETIME MUSIC STATION ”FM COCOLOらしい国際感覚と関西で育った彼ならではのローカル色を融合しながら、スムーズで心地よい音楽と価値ある情報をお伝えします。
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雑誌=タイムマシン説

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。

最近、僕の会社、京都ドーナッツクラブは息の長いプロジェクトにしたいと、サイレント映画に目を付けています。無声映画なんて、観たことも聞いたこともないという方が多いかもしれません。ていうか、無声映画は音がないのだから、「聞く」ものではないか。なんて思われるかもしれません。

いやいや、実はサイレント映画には音があったんです。映写機のまわる音? いやいや、フィルムに音がないぶん、実は上映にあたって、音楽が生演奏されていたんです。その昔、映画館では上映のたびにいろんな形式でライブも行われていたってこと。そして、これは日本独自の文化ですが、セリフがない映画に活動写真弁士が言葉による説明を加えていたんです。だから、映画そのものに音はなくとも、劇場は結構賑やかな音や言葉で溢れていたんですね。

僕はそんな音楽付きのサイレント映画の上映にイタリアで何度も立ち会い、日本でも弁士さんの愉快な解説に耳を澄ませたことがあります。そこで我が京都ドーナッツクラブとしては… って、このあたりはまだ明かせない部分も多いので、ぼんやり楽しみにしていただけると、これ幸いです。

で、最近はサイレント映画にまつわる資料や本をメンバーと持ち寄っていろいろ話をしていまして、最近オフィスに仲間入りしたのは、この2冊。明らかに年季の入った映画雑誌の老舗「キネマ旬報」なんて、すごいですよ。これ、1950年代のものなんです。当時、イタリア映画の特集が組まれていたんだなと、ページを開いてはタイムスリップ気分を楽しんでいます。そう、雑誌って時代を映すものだから、タイムマシンなんですよね。捨てられないどころか、こうして買ったり取り寄せたりしているのであります。

今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。

▼GUEST:加美 幸伸 ▲タイムフリーで聴けます♪

今日のCIAO 765は、、、
FM COCOLO DJ 加美幸伸さんがスタジオにComin'!

明日開催のライブ『ScatRaw/The MOST LIVE in OSAKA/JAPAN ~加美幸伸“再春”公演 -バンド編-』のお話をたくさん伺いました!

憧れていた人と一緒にやりたい!と加美さんが集めたメンバー!
ゲストのリクオさんと加美さんは大学の同級生!
烏賊様DUOは東京で対バンしたときに感動し、大阪でライブやりませんか?と声をかけたんだとか!

今回のライブはカテゴライズするなら「自由」
「何も残らないし、残さない」。
楽しかったからいっか!!と思ってもらえるような素敵なライブになるとおっしゃっていましたよ〜!
ぜひ明日はMusic Club JANUSにお集まりください♪

ライブのお話の他にも、リスナーの皆さんから頂いた質問にもお答えいただきました!
ぜひタイムフリーでお聞きください◎
https://radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20251027142529

▼LIVE
ScatRaw/The MOST LIVE in OSAKA/JAPAN ~加美幸伸“再春”公演 -バンド編-
日程:10/28(火)
会場:Music Club JANUS

ぼくらもみな、輝ける星

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。

しばらく前にようやく読み終えました。僕がすべての作品を読んでいる作家、増山実さんの最新作『われらみな、星の子どもたち』です。

去年の元日、能登半島を襲った大地震。大阪に住む主人公は故郷の惨事を入院中の父親に伝えます。彼の両親は戦後、若い時に大阪へ出てきて家庭を築き、今は父同様、母も同じ病院の別の部屋で過ごしている状況。主人公は能登を案じて現地へ向かい、親戚を回って話を聞きながら、自分がいかに家族の歴史を知らずに生きてきたかを痛感。家族史を掘り起こすことは自分にとっても大切だし、それがきっと病院で衰えている両親にとっても良い刺激となるはず。彼は方方で話を聞く旅を繰り返すことになるんです。

今作は増山さんの半自伝的な要素があると聞いています。既存の小説に出てきたエピソードの変奏もあるものの、決して著名人ではない市井の人(主人公のお父さんは豊中のクリーニング屋さん)にだって、探れば数奇な巡り合わせがあるものなのだと感じ入ることができました。能登の一族の物語は、枝葉のように北海道、金沢、大阪、和歌山、そして海外ともつながります。それはまるで、夜空に輝く星座のよう。地上から見てすぐにわかる明るい星のほかにも、無数の星が光を放っている。大地の人々の生きざまと関わりを夜空の星に重ね合わせるプラネタリウムという装置も物語の要所でうまく機能します。

怒涛の展開! ではないけれど、しみじみと自分や家族の来し方行く末に思いを馳せたくなる小説でしたよ。星のきれいな秋の夜長に、あなたもいかがですか?

今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今日のおやつタイムの15時まで、よろしくです。
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