Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。
今日は映画音楽家として活躍したエンニオ・モリコーネの生まれた日です。1928年に生まれて、2年前に亡くなりました。60年代から半世紀以上、イタリアのみならず、ヨーロッパ、そしてハリウッドの映画人をその音楽で惹きつけ、なんなら大河ドラマのテーマすら作曲することにもなった人。映像に寄り添う音楽のみならず、現代音楽家としても作品を残されました。
手がけた音楽は、実はジャンルも様々で、僕なんかはサイケなロックが好きだったりします。だって、映画もジャンルはなんでもござれって感じでしたからね。
で、この本です。映画に関して僕が信頼しきっている出版社、フィルムアート社が、またすばらしい鈍器を、あ、違う、書籍を世に出してくれました。
いや、こうして書き間違えるのも無理はないっていう分厚さです。一気に通読するのはなかなかに大変でしょうが、キャリアのあれやこれやを根掘り葉掘り聞いてくるインタビュアーにていねいに答えていくモリコーネ自身の言葉はどれも貴重です。
章によってはかなり専門的な話もあってちんぷんかんぷんになりますが、それもまた楽し。そういう部分は何より日本の音楽家にとっては得難い資料として活用されるはず。そして、僕みたいなただの映画ファンにとっては、いつか観た作品の裏側を読んだり、逆にこの本で興味を持った未見の映画に触れるという順序も大いにあり。つまりは、愛蔵版。一生付き合える。そう考えると、4620円? はした金さ。
今朝も11時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。