門上西林 物見遊山 【#177/2020.2.22】
2020-02-22

話は転がって広がって。
本の内容は勿論、
時代背景なども垣間みることができる『三千円 一〝本〟勝負』。
来月もお楽しみに。
※今回ご紹介した本は、
大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で
読んでいただくことができます。
<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/
●今夜のお届けした曲●
M① Graf / haruka nakamura .... (門上選曲)
M② Desperado / Eagles ......(西林選曲)
M③ Amazing Grace / Hayley Westenra
(ラスト・ソング) ....… (西林選曲)
※今夜のラスト・ソング選曲テーマは『白』
門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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意識しているものしか目に入らない、といわれます。脳は目や耳からの情報を選別していて、不必要なものはカットするそうです。最近、町を歩いていると古本屋さんがよく目につくのは、この番組で「3千円1本勝負」をはじめてから。それは旅先でも同じで、こちらから探さなくても、あちらから手を招いてくれるようになりました。
先日、取材で訪れた盛岡でもそう。仕事が終わって食事先へ向かう途中に1軒の古本屋さんがありました。どんな本があるんだろう。古本屋さんの楽しみは一期一会の出会い。あると思うとないし、期待をしないで入ると思わぬ出会いがあったり、想像をたのしく裏切ってくれるところです。そのお店は昭和の日本文学が充実していました。中上健次の『軽蔑』をみて、そういえば読んでいないなぁと思ったり、吉行淳之介の『目玉』をみて、単行本はこんな装幀だったのかと遠い目になったり。そして手がのびたのは丸山健二の『小説家の覚悟』。いま、この時期に、丸山健二と出会うなんて。これも偶然という必然かと、うれしくなって店をでたのでした。
<西林初秋>



