GUEST:一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事 荻野淳也
2026-08-24

マインドフルネスとは、「今、この瞬間のあるがままに注意を向ける」こと。
もともとは、仏教の「正念」という教えに由来するものだそうです。
いい、悪い。好き、嫌い。そんなふうに判断するのではなく、今ここにあるものを、そのまま見つめる。
Google本社の研修プログラムにも取り入れられ、世界へと広がっていったマインドフルネス。
そのプログラムを、日本に持ち込んだのが荻野さんでした。
けれど、荻野さん自身も、以前から心穏やかに生きていたわけではありません。
外資系コンサルティング会社などで仕事に打ち込み、ヘッドハンティングされた会社では上場という大きな目標を達成。
しかし、その後に待っていたのは、次の目標を見失い、外側では前向きに振る舞いながらも、内側ではモチベーションがどんどん下がっていく「燃え尽き」の状態でした。
そんな時に出会ったヨガ。
最後の瞑想を終えた時、「なんだ、これは!」と思うほど、頭も心もすっきりし、また仕事を頑張ろうという気持ちが湧いてきたそうです。
その体験が、荻野さんとマインドフルネスとの出会いにつながっていきました。
荻野さんの新刊『仕事人生を後悔しない メンタル作りの教科書』のテーマは、「不安ドリブンの生き方」から「安心ベースの生き方」へ、という考え方。
不安をゼロにするのではありません。
これからの時代、AIの進化などによって「これまでの自分が通用しなくなるかもしれない」という不安を感じることもあるでしょう。でも、不安は危険を察知し、より良い選択をするために必要なものでもあります。
大切なのは、不安に飲み込まれるのではなく、「あ、自分はいま不安なんだ」と気づくこと。
番組では、荻野さんのガイドで、短いマインドフルネスも体験しました。
姿勢を整えて、ゆっくりと深呼吸。そして自然な呼吸に戻り、その呼吸を感じる。
ほんの1分ほどの時間でしたが、終わったあとには、呼吸が深くなり、視野が少し広がったような感覚も。
荻野さんからのおすすめは、「3呼吸だけマインドフルネス」。
忙しい時、感情的になった時、不安になった時。まずは3回、自分の呼吸に意識を向けてみる。
そうすることで、「本来の自分の居場所」に帰ってきやすくなるのだそうです。
そして番組後半の「LIFE HUB Communication」では、そんなマインドフルネスにもつながる「聞き方」についてご紹介しました。
誰かの話を聞いている時、自分の頭の中では、実はたくさんの声が聞こえているものです。
「次は何を聞こうかな」
「私だったらこうするな」
そんな自分の内側のおしゃべりに気づいたら、少しだけ静かにしてみる。
そして、「私は」ではなく、「この人は何を伝えたいんだろう?」と、相手を主語にして聞いてみる。
すると、言葉の奥にある気持ちや、本当に伝えたいことが、少し見えてくるかもしれません。
不安をなくすのではなく、不安があることに気づく。
自分の呼吸に戻る。
そして、自分を大切にしながら、大切な人の声にも耳を傾ける。
変化の激しい時代だからこそ、そんな「今、この瞬間」に立ち返る時間を、ほんの少しでも持ってみたいですね。
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▼一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事
https://mindful-leadership.jp/
▼『仕事人生を後悔しない メンタル作りの教科書』
https://www.kyoto-gekijo.com/performance/2026-ningyogirai/
- 8月21日(金)~26日(水)京都劇場



