門上西林 物見遊山 【#219/2020.12.12】
2020-12-12

<門上選曲>
Bengawan Solo / GESANG(Gesang Martohartono)
<西林選曲>
Scotch and Rain / 南佳孝
<ラストソング/テーマ「コート」>
セレクター:門上武司
真冬のデイト / 竹内まりや
門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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磨きに磨いた大吟醸をキリリと冷やしてと囁く人がいれば、玄人は純米の常温をゆるりとという人が現れて、いやいや水と米が悪いところは何をどうしてもダメですとしたり顔でいう人の後から、実は東京の水道水で醸した酒がいけるんですがねと耳うちして去って行く人もいる。ああ、うるさいったらありゃしない。それほど多種多様で多彩な愉しみがある酒は、世界広しといえども日本酒にとどめをさすのではないでしょうか。正解も誤答もないのが嗜好の世界。自分のイチバンをみつけるのが自宅呑みの愉しみです。燗酒がおいしい季節。新潟の師匠から教わった、日本酒の愉しみ方をご伝授いたしましょう。
熱いお湯をいれた茶碗に酒をついだお猪口をそろりと入れるのです。器の外から熱が伝わり、温度はじわじわとあがって、その変化の過程をちびりちびりと愉しみながら、酒と自分のベストの温度を探るのです。誰がなんといおうと自分がおいしければそれがイチバン。新潟の師がいいました。「日本酒をお湯で割る人もいるんだヨ。しっかりした日本酒なら割っても大丈夫なんだ」。日本酒、恐るべしです。
<西林初秋>



