オトナのためのマンガ塾 Vol.7
2015-11-14

タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」
第7回のピックアップ作品は、作品ではなく、少年誌…
「少年キング」!
少年キングが廃刊になってしまったんですよー。
これに関しては、わたしにもちょっと責任があるのではないかなって。
最初に発売された週刊少年誌は、「少年マガジン」と「少年サンデー」で、
ほぼ同時ですね。
講談社と小学館がライバル誌の情報をめぐって、
しのぎを削っていましたよー。
それから何年かして、「少年キング」が発売に。
その何年後かに「少年ジャンプ」。
そのまた何年後かに「少年チャンピオン」。
今でも発売しているのが、
「少年マガジン」と「少年サンデー」「少年ジャンプ」「少年チャンピオン」で、
僕はこの4誌の40年分、およそ8000冊を持ってるんです。
でも何故か、「少年キング」を1冊も持っていないんですよ!
「少年マガジン」と「少年サンデー」を買い始めて、
3つ目の「少年キング」を買うまでの財力が無かったってのが、理由の1つ。
そのかわり、色んなところで読みあさったから、
作品についてはたくさん知っています。
ものすごく有名な作品、「銀河鉄道999」も「少年キング」です。
何故、1度も買わなかったんだろう…
僕だけのせいではないけど、
漫画好きの僕としては1冊も買わなかったということで、
その責任の一端があるのではないかと思わずにはいられません。
今は俄然「少年キング」贔屓です。
「少年キング」の作品で、僕が印象深いのが、「忍者部隊月光」です。
僕らが小学校5年ぐらいの時に、野球に打ち込む傍ら、
「月光ごっこ」なるものをやって遊んでいました。
野球やってるんだけど、スライディングとか、
忍者としてやってましたからね。笑
この「忍者部隊月光」をかいていたのが、
のちにタツノコプロを立ち上げる吉田竜夫さんなんです。
あとは、辻なおきさんの「0戦はやと」。
後に「タイガーマスク」を書かれる。
あとは、なんてったって望月三起也さんの「ワイルド7」!
僕は望月三起也さんの作品で、「ワイルド7」の前の、
「秘密探偵JA」てのが好きだったですねー。
ちょっとオシャレなトランプを使う少年探偵の話し。
そのあとに、「超人ロック」。
「少年キング」といえば、やっぱり「超人ロック」ですよ。
「超人ロックシリーズ」は、結構作曲もしていて
漫画のイメージアルバムってのが流行ったことがあって、
この「超人ロック系」のアルバムは僕も随分作曲しましたよ。
スターウォーズなんかよりもっと明確なビジョンがあって。
それから、「銀河鉄道999」。
「少年キング」、続けていてほしかったなー。
ちなみに、「少年キング」は
少年画報社という「少年画報」という月刊誌を出していた
出版社だったんだけど、その「少年画報」には、
「赤胴鈴之助」があったんだよね。
どうしてもっと大事にしなかったかなー、「少年キング」。
廃刊にはなったけど、もちろん作品は残っているので、
是非みなさん、読んでみて下さいね。



