趣味のデパート、小坂忠さん
その趣味を通して、忠さんのよりパーソナルな部分に触れよう
というコーナー「Chu's Garden」
2回目にピックアップしたのは…
『塩』
<塩の歴史>
塩は、体に無くてはならない、ナトリウム、塩素。
その昔、生肉を食べていた時代は、
肉からそれを摂取していたため、あえて塩を精製する必要はなかったけど、
穀類を食べるようになると、肉食が減り不足しがちになったので、
塩を精製するようになった。文明は、塩がとれるところで発達するようになっていく。
<忠さんのマイソルト>
旅にはマイソルトを必ず持参しています。
上の写真がその実物。
メガネケースに3点セットを常備。
今はアンデスの岩塩、岩塩を削る卸し金、削った塩をとるハケ。
どこにでも持ち歩いています。
肉はもちろん、刺身につけても結構うまい。
<塩の語源>
ギリシャ・ローマ時代、生野菜に添えて食されていた塩。
それが、サラダやフランス料理のソースに進化していったんですよ。
塩の語源は、フランス語の「サル」。
これが、「サラダ」や「ソース」の語源に繋がっていくんですよ。
ソーセージの語源も、
肉の塩漬けを意味する「サルサス」からきているんですね。
日本でも古くから野菜に塩を合わせていますが、
日本の場合は漬け物ですね。あとは、魚介類の塩漬け。
必要に応じて、色んなところで塩を精製する技術が発達していきました。
<死海の塩>
イスラエルの死海の塩分濃度は、なんと30%!
普通は3%ですから、実に10倍。
死海は塩分濃度が濃すぎて、生物が住めないんです。
その代わりに、死海の塩は調味料や保存料としてつかわれているのです。
塩化ナトリウムが多いので、苦みが強い。
ちょっとにがりのような…これで豆腐つくってみたいなぁ、
なんて僕は思ったりします。
<変わり塩>
僕は塩屋をやれる程、色んなとろで色んな種類の塩を買っています。
今は、沖縄の塩、「ぬちまーす」という塩が良いなぁって。
有名なところでは、博多の塩ですよね。味比べも面白い。
小原礼も料理によって、塩を使い分けるという通っぷり。
先日、京都のシャンパン塩と白ワイン塩を頂きました。
ほんわりとワインの香りがしてGOOD。
塩は結構楽しめますよ!