↑先週、在廊中の吉川民仁さんと♪
尾上さとこが気になるモノをご紹介するコーナー
「おのえ’s eye」♪
今週は、ホテルニューオータニ大阪1階
「ギャルリーためなが」で行われている
「吉川民仁 展」をご紹介しました。

季節の移り変わり、気象の変化に伴う日差しや、
風の動きに感応して制作されたもので、
そのどれもが詩情豊かな主題性によって描かれています。
左官コテを用いて、画面全体へと大胆かつ美しく
伸ばされた絵の具は、幾つもの色彩の層となって、
深いマチエールを創り出しています。
その豊かな感性の調べに乗せて、
左官コテや木香薔薇の枝などで色を重ねたキャンバスを
ひっかき、削る。あるいは、ペインティング・ナイフに
少量の絵の具をとり画面に投げ付け、
鮮やかな絵の具をキャンバスに点在させます。

色彩や線描の表情から、川の流れ、水面の揺らめき、
吹き抜ける風、漂う香り、澄んだ空気などが趣深く感じられ、
ひとたび作品を掛ければ、その空間に
ひっそりとひとつの風景が溶け込むかの様な、
凪いだ存在感を放ちます。
四季折々、自然界の様々な表情を湛えた新作、
およそ40点を展示。
「吉川民仁 展」は、4月25日まで、
ホテルニューオータニ大阪1階「ギャルリーためなが」にて、
午前10時から午後7時、会期中は無休で行われています。