ビールじゃない方のモレッティ
2022-09-05

おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。
先日、『靴ひものロンド』という映画のパンフレットに寄稿しましたよっていう報告をこのブログでした時に、9月にはイタリア映画が2本公開されると書きました。
そのもう1本というのが、この『3つの鍵』です。16日(金)からシネ・リーブル梅田と神戸、アップリンク京都で、そして23日(金)からシネマート心斎橋でも上映されます。
監督は、ナンニ・モレッティ。ヴェネツィア、カンヌ、ベルリンという世界三大映画祭のすべてで賞を獲得している名匠です。原題はTre piani(トゥレ・ピアーニ)といって、「3つのフロア」がその意味。同じマンションに住む3つの家族がひょんなことから交錯する様子を、スリリングではありつつも、やさしい目線で描いていて、僕は感銘を受けました。ぜひご覧ください!
ちなみに、モレッティは自分も役者としてしょっちゅう出演するんです。今作にも出ていますが、いわゆる劇映画とは別に、エッセイ風の作品に登場する監督が僕はたまらなく好きでして、その代表作であり、カンヌで監督賞を獲得した『親愛なる日記』が、レストア版としてこれまた今月映画館にかかるんです。こちらも僕にとってとても大事なオススメ作品ですよ。
モレッティというと、イタリアを代表するビールの銘柄でもありますが、イタリアを代表する映画人の名前でもあるので、以後、どうぞどちらもお見知りおきを。
今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今朝11時まで、よろしくです。





