去りがたい廃墟の魅力

こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
一昨日は京都市内の各地で同時多発的に開催されてきた国際写真展KYOTOGRAPHIEの最終日でした。ここにまだ行けてなかったんだと滑り込んだのが、東本願寺のすぐ近くにある重信会館です。
1930年、昭和5年に誕生したこの建物は、大谷大学の学生寮として長らく利用され、2001年まで約1世紀にわたって若者たちの暮らしを支えてきたんですが、ここ四半世紀は閉鎖され、建物をツタが覆い、普段はまったく立ち入ることのできない場所。こうした所をあえて選んで写真を展示することもKYOTOGRAPHIEの醍醐味のひとつだとは知っていましたが、驚いたのは、写真のチョイス。アメリカのデトロイトや、長崎の軍艦島といった廃墟の写真でした。言わば、廃墟で廃墟の写真を鑑賞するわけで、これが忘れられない体験になりましたよ。
写真とともに僕が味わったのは、重信会館の各個室の壁などに残っている、学生たちの落書きです。面白かったわ〜。僕が生まれる前のものもあったりして、どこから京都へやって来た学生さんだったんだろう。今、どこで何をしているんだろう。ずいぶんと想像が膨らみ、廃墟から去りがたい気分になりました。
人はなぜ廃墟に惹かれるのか。写真というメディアの意味についても、ずいぶん考えさせられるすばらしい展示でしたよ。
今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。




