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今年はFM COCOLOが「関西」にフォーカス!
奈良、京都、滋賀、兵庫、和歌山、大阪の順に毎週1エリアを特集。
おでかけスポットやグルメなど好奇心を刺激するトピック満載でお届けします♪
この番組では各エリアの寺社仏閣を中心にピックアップ◎
今週は滋賀WEEK。
ご紹介したのは・・・・・「善水寺」
滋賀県湖南市の常楽寺、長寿寺とともに国宝伽藍を有する「湖南三山」のひとつ。
琵琶湖の南に位置し、岩根山の中腹にいだかれるように佇んでいます。
奈良時代の和同年間(708~715)に和銅寺として開創し、平安時代の初め 伝教大師が
桓武天皇に霊水を献上し、病が癒えたことより善い水の寺「善水寺」を賜ったといいます。
本堂隣りにある百伝池の東側に善水の元水が地下から汲み出されていて、
ペットボトルを購入して持ち帰ることもできます。
善水寺本堂は、南朝時代(鎌倉末期)に建築された国宝。
そんなに大きくはありませんが、その中にある仏像たちがすごい。
本堂の中に入ると左右にある二体の仁王像。重要文化財指定。
仁王門は昭和28年の大雨により流されてしまいましたが、
仁王像はそれ以前に本堂に移されていたため無事難を逃れたとのこと。
本尊は厨子に入っている秘仏・木造薬師如来坐像(重要文化財指定)
秘仏本尊の御開帳は不定期なため、次回の御開帳予定は未定
厨子の正面左右には梵天、帝釈天、下段には四天王が祀られています。
いずれも1000年前の作で、旧国宝、現在は重要文化財に指定されています。
四天王の足元には十二神将の小ぶりな像が並んでいます。滋賀県指定文化財。
これが一同に介する寺院は全国でも希少だとか。
裏堂にも貴重な仏像が並んでいて、特に不動明王は県内最古のもの。
境内はそんなに広くはありませんが、本堂の中の重要文化財 密度がやばい。
国宝の中でこれだけの重文の仏像が一度にじっくり見られるというのは価値があると思います。
珍しいものでは「扇面薬師如来」という、室町時代の懸仏
銅板に立体的につくった神仏像を取り付け、懸けられるようにしたもので、一般的には
円形のものですが、扇型のかけ仏は全国で二十面ほどしかないとのこと。
アクセス:JR草津で乗り換え。甲西駅か三雲駅からタクシーで15分ほど
11月には、善水寺・常楽寺・長寿寺の美しい紅葉とともに国宝建築や国重文の仏像の数々を見学することができる「湖南三山紅葉めぐり」が開催されます。