毎月最初の土曜日のトークテーマは『映画〜服・帽子・小道具〜』
●今夜二人の会話に出てきた主な作品
▽作品名「ウィンストン・チャーチル 〜ヒトラーから世界を救った男」
http://www.churchill-movie.jp
▽作品名「キングスマン」
http://kingsman-movie.jp
▽作品名「ミラーズ・クロッシング」
▽作品名「ゴッドファーザー」
▽作品名「アンタッチャブル」
●今夜おかけした曲●
M① Saturday Night At The Movies / The Drifters
M② Smoke Gets In Your Eyes / J.D. Souther ... (西林選曲)
M③ コンチェルト / Pizzicato Five.... (門上選曲)
M④ California Dreamin' / The Mamas & The Papas
(エンディング・ソング).…(西林選曲)
※今月のエンディング・ソングの選曲テーマは『光』
今回の『放送後記』の担当は西林さんです。
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
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「パナマ帽は、ファーフェルトの冬用帽子よりも贅沢なんです」と教えてくれたのは、銀座のトラヤ帽子店の店員さんでした。手編みで、材料も南米にしかなく、なかでも「ヒーピーハーパー」という草を、モンテクリスティなどの村へ持ち込んで、熟練の職人が、湿度の高い夜を選んで、3ヵ月かけて編むという一品は、軽く50万円を超すとか。しかも真夏の厳しい陽射しの下でかぶるのだから灼けます。雨にうたれて、陽に灼かれるので、毎日かぶる人のパナマ帽は1シーズンしかもたないこともざら。手軽と思っていたパナマ帽は、実はデリケートで贅沢な、男の夏の小道具だったのです。
十数年前、ハワイへ通っていた時期がありました。パナマ帽とアロハシャツを買うのが楽しみでした。ロイヤル・ハワイアン・ホテルの1階に、「ニュート・アット・ザ・ロイヤル」というパナマ帽とアロハシャツだけの専門店があって、帽子はもっぱらここで購入。モンテクリスティ産の、「網代編み」の上質なパナマ帽が並んでいました。当時も、確かに高価でしたが、ちょっと背伸びをすれば手のでる価格でした。しかし久しぶりにハワイを訪れて、久しぶりに帽子を新調しようと店へ出向くと、その高騰ぶりに言葉を失いました。値札の数字は安くて$1000、平均$1400! それ以上もわんさか。その価値はよくわかっているのですが、さすがに$1400はとても手がでません。すごすごと店をでて、ホテルへ戻る途中、こころのなかで、ここ数年登場の機会がなかった同店のパナマ帽が鈍くかがやきだすのでした。手入れをしたら、まだ、かぶれるやろか・・・?
<西林初秋>