門上西林 物見遊山 【#121/ 2019.1.26】
2019-01-26
一冊の古本から始まる話の旅。
話は転がって広がって。
本の内容は勿論、
時代背景なども垣間みることができる『三千円 一〝本〟勝負』。
来月の最終週の土曜日もお楽しみに。
※今回ご紹介した本は、
大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で
読んでいただくことができます。
<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/
●今夜のお届けした曲●
M① Book Of Days / Enya
M② It's Not Unusual/ Tom Jones ......... (門上選曲)
M③ 夏休み / 吉田拓郎 ......... (西林選曲)
M④ Ice Ice Baby / Vanilla Ice
(エンディング・ソング) .........…(門上選曲)
※今夜のエンディング・ソング選曲テーマは『氷』
今回の『放送後記』の担当は門上さんです。
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
--------------------------------------------------
古本の魅力に触れたのは、高校三年生の夏休みのことでした。
先輩のジャズ評論家が、京都の百貨店で開催されていた「古書市」のことを教えてくれたのです。「カドカミくん、澁澤龍彦の『エロティシズム』がゾッキ本、100円で出ていたよ。あれはお値打ちだね」と。早速、それを購入し貪るように読んだのが、最初だと思います。
その後澁澤龍彦さんの世界に魅了され、大阪駅前第一ビルの「浪速書林」で当時勤めていたスタッフから、徹底的に古本の購入、保存などの方法を伝授してもらいました。初版本の価値、署名本のからくりなどなど。また「「古書店等で安く売っている本を買い、他の古書店等に高く売って利ざやを稼ぐ」という意味の「せどり」という言葉も教えてもらいました。梶山季之の「せどり男爵数奇譚」なる小説も読んだのでした。
そのスタッフが独立し、店舗を持たず通信販売だけの古書店を開き、仕入れのための古書店めぐりや大量に処分される買い付けなどに同行し、いつかは古書の販売に必要な古物商許可の免許も取得しようかと思ったぐらいでした。
自分の足で古本を探す時代には、いろいろな出会いがありました。いまはインターネット検索で、求めている書籍はすぐに入手できる時代でです。だからこそ、毎月放送する「三千円 一「本」勝負」では可能な限り、種々の古書店を回りたいと思っているのです。
<門上武司>
話は転がって広がって。
本の内容は勿論、
時代背景なども垣間みることができる『三千円 一〝本〟勝負』。
来月の最終週の土曜日もお楽しみに。
※今回ご紹介した本は、
大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で
読んでいただくことができます。
<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/
●今夜のお届けした曲●
M① Book Of Days / Enya
M② It's Not Unusual/ Tom Jones ......... (門上選曲)
M③ 夏休み / 吉田拓郎 ......... (西林選曲)
M④ Ice Ice Baby / Vanilla Ice
(エンディング・ソング) .........…(門上選曲)
※今夜のエンディング・ソング選曲テーマは『氷』
今回の『放送後記』の担当は門上さんです。
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
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古本の魅力に触れたのは、高校三年生の夏休みのことでした。
先輩のジャズ評論家が、京都の百貨店で開催されていた「古書市」のことを教えてくれたのです。「カドカミくん、澁澤龍彦の『エロティシズム』がゾッキ本、100円で出ていたよ。あれはお値打ちだね」と。早速、それを購入し貪るように読んだのが、最初だと思います。
その後澁澤龍彦さんの世界に魅了され、大阪駅前第一ビルの「浪速書林」で当時勤めていたスタッフから、徹底的に古本の購入、保存などの方法を伝授してもらいました。初版本の価値、署名本のからくりなどなど。また「「古書店等で安く売っている本を買い、他の古書店等に高く売って利ざやを稼ぐ」という意味の「せどり」という言葉も教えてもらいました。梶山季之の「せどり男爵数奇譚」なる小説も読んだのでした。
そのスタッフが独立し、店舗を持たず通信販売だけの古書店を開き、仕入れのための古書店めぐりや大量に処分される買い付けなどに同行し、いつかは古書の販売に必要な古物商許可の免許も取得しようかと思ったぐらいでした。
自分の足で古本を探す時代には、いろいろな出会いがありました。いまはインターネット検索で、求めている書籍はすぐに入手できる時代でです。だからこそ、毎月放送する「三千円 一「本」勝負」では可能な限り、種々の古書店を回りたいと思っているのです。
<門上武司>



