門上西林 物見遊山 【#151/2019.8.24】
2019-08-24

「夏の夜に聴きたい音楽」
●今夜の選曲●
M① Wonderful Life / Black .....(西林選曲)
M② The Night Has A Thousand Eyes
/ Paul Desmond .....(門上選曲)
M③ Escualo / Astor Piazzolla ..... (西林選曲)
M④ Caravan / Arthur Lyman .....(門上選曲)
M⑤ Between The Sheets / The Isley Brothers
..... (西林選曲)
M⑥ Bourbon Street Blues/ MINA AOE (青江三奈)
....(門上選曲)
門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は門上さんです。
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真夏の夜の夢。これはシェイクスピアが書いた喜劇である。
というより松任谷由美の初ミリオンセラーといったほうが分かりやすいかもしれない。
また、真夏の夜のジャズという映画作品がある。これは1958年に開催されたニューポートジャズフェスティバルのドキュメンタリーである。ジミージェフリースリーが演奏する「トレイン アンド ザ リヴァー」という名曲から始まる。アニタ・オディという女性ボーカルの帽子姿やタイドアップされた男性ジェズメンのファッションが印象的であり、いかにもアメリカントラッドの感じがじつによく捉えられていた。
日本でいえば公園に多くの人たちが集まり音頭に合わせて踊る盆踊りという風習がある。近頃は、そのような光景を見ることも少なくなったが、まだ根強く盆踊りの習慣は残っており、それを求めて毎夜大阪市内からなんと河内音頭の本場・八尾市内まで盆踊りを追いかける友人がいる。彼は、もともとジャズフリークで来日ジャズメンのステージは細大漏らさず出かけるという人物であった。「最近は大衆音楽に目覚めてな!」と先日会った時に話してくれた。ジャズと音頭、これは共通するところがあるのかもしれない。そんな話をいつか西林さんとしてみたいと思ったのです。
<門上武司>



