門上西林 物見遊山 【#227/2021.2.6】
2021-02-06

今回は<コートが印象的な作品>
●今夜の選曲●
<西林選曲>
Paroles Paroles / Dalida & Alain Delon
<門上選曲>
Bright Eyes / Art Garfunkel
●ラストソング/テーマ「梅」
セレクター:門上武司
ナイト・イン・チュニジア / 生活向上委員会大管弦楽団
門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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今回の放送で取り上げた映画のテーマは「コートが印象的な映画」。わたしはフレンチ・フィルム・ノワールの代表作にもあげられる「サムライ」を取り上げました。ナタリー・ドロンの訃報に接して、この映画のタイトルを久々に眼にした方も多いと思います。
映画のなかのコートは衣装だけでなく、暗喩としても使われていると思います。サムライの鎧のように身を守るだけでなく、内面を隠すものであったり、外の世界と内の世界を隔てるもの、それが「サムライ」におけるコートの役割なのかもしれません。
それにしてもこの映画のアラン・ドロンは美しい。匂い立つような美男振りです。アラン・ドロンといえば「太陽がいっぱい」で見事な肉体を披露していますが、太陽の下の裸体より、コートに身を包んだ姿の方が男の芳香が立ちのぼっていると思います。コートとは身体を包むことでシルエットを浮き彫りにして、身体を隠すことで色気を醸し出すものなのかもしれません。
<西林初秋>



