門上西林 物見遊山 【#265/2021.10.30】

話は転がって広がって。
本の内容は勿論、
時代背景なども垣間みることができる『三千円 一〝本〟勝負』。
来月もお楽しみに。
※今回ご紹介した本は、
大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で
読んでいただくことができます。
<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/
●今夜の選曲●
<門上選曲>
土曜の夜から日曜の朝へ / 佐藤奈々子
<西林選曲>
チャルメラそば屋 / 美空ひばり
<ラストソング/テーマ「食」>
セレクター:門上武司
子供達を責めないで / 伊武雅刀
門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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今回は食に関する本をご紹介。なかでも「語られざるラーメンの歴史」は麺好きにとってはワクワクしたまま最後のページをめくった一冊。日本のラーメンブームの裏には、こんな政治の動きがあったとは驚きでした。
旅にでると、その地域にはその地域の人に愛されている麺があるとわかります。先日も新潟の長岡へ出向いた際、生姜醤油ラーメンがあると聞いて耳がたちました。個人的にはシンプルな中華そばがいい。路地裏の、夫婦ふたりで切り盛りしている店でいただく、作り手の人柄さえ伺えそうな麺。そんな1杯に、函館の「滋養軒」があります。驚くほど透明な黄金色のスープ。レンゲで口へ運ぶと豊かな味と香りが広がるのですが、目のまえの一杯はその襞のこまやかさや深さをさりげなく背後に隠してしまって、何食わぬ顔で澄みきっています。南京そば、志那そば、中華そば、ラーメン、RAMENと呼び名は変わり、その時代の麺があるのですが、最近は中華そばに引かれるわたしがいます。
<西林初秋>



