今週は、春の食材を使った、日本酒に合う一皿をご紹介!!
大阪天満宮東にある煮込み料理とカレーのお店
「iMoKiN」のオーナーでライター沙羅さんにお伺いしました!
〈貝柱と大根の泡醤油仕立て〉
▶材料(参考/2人分)
・ホタテ貝柱...6〜10粒
・大根...5cm程度(輪切り)
・醤油(お好みのもの)...適量
・卵白...醤油と同量程度
・EXバージンオリーブオイル...適量
・粗挽き黒胡椒...適量(うす口醤油と同量)
・大葉...あれば
分量は目安です。お好みで調整してくださいね。
▶作り方
ホタテ貝柱はバーナーで炙るか、焼き網、
オーブントースターなどで焼き目をつけます。
大根は皮をむき、繊維に沿って縦に薄切りしてから
拍子木切りにします。
少し太めに切った方が大根の瑞々しさと食感が感じられます。
醤油に卵白を入れ、ハンドブレンダーなどで泡立てます。
本来はゼラチンを使いますが、
この番組のオリジナル技(iMoKiN考案)として、
手軽に使える卵白で泡醤油をつくります。
卵白なら、泡立て器でも大丈夫ですが、結構時間がかかります。
皿に大葉を敷き、大根を広げたら、炙ったホタテ貝柱をのせます。
粗挽き黒胡椒を振りかけ、オリーブオイルを垂らしたら、
泡醤油をホタテ貝柱にかけたら出来上がり。
▶アレンジメニュー。
七草粥はきのうの行事でしたが、
お米から鶏ガラ出汁でお粥をつくり、
仕上げに大根を加えて炙ったホタテ貝柱をのせれば、
贅沢な中華粥の出来上がり。
もちろん、オリーブオイル、粗挽き黒胡椒、
泡醤油もかけてくださいね。
▶ポイント
◎ホタテの名産地は北海道のオホーツク海や三陸沖です。
ぜひ、身厚で旨味のある貝柱をゲットしてください。
◎大根は、この時期が最もおいしくてお安いので、
ふんだんに使えますよね。関西の市場で出回っているのは
「青首大根」という品種ですが、辛味がなくみずみずしいので、
生で食べるのが一番。
しっぽのところが太いのが栄養十分、生育十分な大根です。
◎醤油を泡立てる時、ブレンダーがないとちょっと手間ですが、
泡立て器でもつくれます。
泡醤油が出る容器に入った醤油が販売されていたり、
泡醤油がつくれる容器も売られているようですから、
それらを使うのも一手。
醤油を泡状にすると、「垂れにくい」
「醤油の摂取量が少なくて済む」というメリットがあるし、
見た目が華やかになりますので、ぜひお試しを。
◎オリーブオイルは「エクストラバージンオリーブオイル」を
使ってください。酸化度が低く、生で食すのを前提としていますし、
血中脂肪を分解するという効果もあるようですから、
ちょっとお高くてもこの時期(食べ過ぎ、飲み過ぎになりがち)に
食す価値はあると思います。
◎大葉がなければ、浅葱や青ネギ、三ツ葉などで青物を足すと
見栄えがよくなります。