すごいシンクロ
2024-05-06
Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。
先週火曜の映画短評で扱った『異人たち』。山田太一の小説『異人たちとの夏』が原作で、今回舞台を現代のロンドンに移して映画化されたわけですが、これは再映画化で、一度日本で大林宣彦監督が原作と同タイトルで89年に映画にしていたんですよね。僕は見落としていたので、せっかくならこの機会にとU-NEXTの配信で鑑賞したんです。
『異人たち』との比較を目的に観始めたわけですが、まったく違う角度で興味深かったのがバブル期の東京の姿と人々の風俗です。僕も同じ時代を生きていたものの、当時は小学生ですから、東京の大人の様子なんてさっぱり知らなかったもの。
ひとつ驚愕した場面がありました。風間杜夫演じる脚本家の主人公が仕事場にしているマンションの部屋に、同じマンションに住む名取裕子が訪ねてくるんですよ。最初は厄介払いするんですが、そのうちお近づきになって、部屋飲みしようかという流れ。ここまではいいんですが、名取裕子が「ワインと一緒にチーズはいかが?」なんていって、結構な種類を持ち込むんですね。「どれがいい?」と聞かれた風間杜夫が「じゃあ、これ」と取り上げる。すると…
「それはヤギのチーズよ」
「そうなんだ」
「傲慢ってことね」
「え?」
「これ、チーズ占いだったの」
って、なんだそれ〜〜〜〜〜〜!! あまりの理不尽さに空いた口がふさがりませんでしたよ。占いなら先に言えってのもあるし、だいたいチーズ占いってなんだってのもある。そして、空いたまんまふさがらない口に、僕はヤギのチーズを放り込みました。だって、ちょうど数日前に買ってあったんですもの。すごいシンクロ。
誰が傲慢やねん!
今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今朝11時まで、よろしくです。
おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。
先週火曜の映画短評で扱った『異人たち』。山田太一の小説『異人たちとの夏』が原作で、今回舞台を現代のロンドンに移して映画化されたわけですが、これは再映画化で、一度日本で大林宣彦監督が原作と同タイトルで89年に映画にしていたんですよね。僕は見落としていたので、せっかくならこの機会にとU-NEXTの配信で鑑賞したんです。
『異人たち』との比較を目的に観始めたわけですが、まったく違う角度で興味深かったのがバブル期の東京の姿と人々の風俗です。僕も同じ時代を生きていたものの、当時は小学生ですから、東京の大人の様子なんてさっぱり知らなかったもの。
ひとつ驚愕した場面がありました。風間杜夫演じる脚本家の主人公が仕事場にしているマンションの部屋に、同じマンションに住む名取裕子が訪ねてくるんですよ。最初は厄介払いするんですが、そのうちお近づきになって、部屋飲みしようかという流れ。ここまではいいんですが、名取裕子が「ワインと一緒にチーズはいかが?」なんていって、結構な種類を持ち込むんですね。「どれがいい?」と聞かれた風間杜夫が「じゃあ、これ」と取り上げる。すると…
「それはヤギのチーズよ」
「そうなんだ」
「傲慢ってことね」
「え?」
「これ、チーズ占いだったの」
って、なんだそれ〜〜〜〜〜〜!! あまりの理不尽さに空いた口がふさがりませんでしたよ。占いなら先に言えってのもあるし、だいたいチーズ占いってなんだってのもある。そして、空いたまんまふさがらない口に、僕はヤギのチーズを放り込みました。だって、ちょうど数日前に買ってあったんですもの。すごいシンクロ。
誰が傲慢やねん!
今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今朝11時まで、よろしくです。