悔しがる必要なし!

おはようございます。
どうも、僕です。野村雅夫です。
アカデミー賞の授賞式が、今年も行われましたね。毎回、賞レース自体にもドラマがあるなと思いつつ、結果を確認することになるわけですが、僕は自分が決めるやつ、マサデミー賞の選定が佳境に来ているので頭を悩ませていると、新聞にはベルリン国際映画祭のことが載っていました。
なに〜!? あのマンガ、映画化されたのか!
先月行われたベルリン国際映画祭でスペシャルメンションと呼ばれる特別表彰を受けたのが、横浜聡子監督の『海辺へ行く道』です。アートに熱中する純真な中学の美術部員の奏介を中心に、海辺の町の風変わりな人々によるのどかな人間模様が展開される。新聞にはそんな風に紹介されていました。そうだろうなぁ。そうだよなぁ。なんか嬉しいような悔しいような。
というのも、このマンガ、リリースされたのは確か2010年ぐらいだったような。その時に、こりゃ面白いと思って、当時担当していた深夜番組で紹介していたんです。短いエピソードが連なっていて、どれもなんだかミステリアスで、地に足のついていないようなふわふわした感覚がそれぞれに絡み合っていくのが心地よく、癖になるもの。つげ義春を読んでいる時の感じも時折思い出すような…。これ、きっと映画になる。というか、僕が映画監督なら格好の作品だと動いていただろうと思ったんです。
それから幾星霜。本当に映画になり、それがベルリンで評価されたのが嬉しいやら悔しいやら。いや、悔しいという感情は何もしていない僕が抱くべきものではないのは百も承知。今は改めて原作を読みつつ、想像を膨らませ、映画の公開を待ちますよ。すごく楽しみです。奇しくも、横浜監督は確か僕と同い年。どんな風に映像化されたんだろう!
今日も11時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。