門上西林 物見遊山 【#76/ 2018.3.17】
2018-03-17

そのモノとの出会いや魅力について話をする《仕事場からのおもたせ》
チョットしたモノにも拘る。
そうすると、心地良い感動と豊かな時間がやってくるんですな。
そんなことを思う夜なのでありました。
●今夜おかけした曲●
M① New York State Of Mind / Billy Joel... (西林選曲)
M② 寒い朝 / ブレッド & バター…… (門上選曲)
M③ 愛をこめて花束を / Superfly
(エンディング・ソング).…(西林選曲)
※今月のエンディング・ソングの選曲テーマは『旅立ち』
今回の『放送後記』の担当は西林さんです。
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
-----------------------------------------------
はじめてニューヨークへ行ったのは2001年でした。ローワマンハッタンには、まだワールドトレードセンターが建っていた頃。5泊ほどの短い旅でしたが、まだ神経がヒリヒリするような雰囲気も残っていて、刺激的だったことを覚えています。その後、何度か訪れることになるのですが、野球を観戦にでかけたのはこの時だけです。アメリカで観るはじめての野球。そのときの印象をひとことで表せば、「渇いた空気と静謐な時間」になります。鐘や太鼓やラッパの応援などありません。フェンスもバックネットしかありません。オープンな空間だけれどプレー中はとにかく静か。選手も観客もプレーに集中しています。シンと張り詰めた空気のなかでバットがボールをとらえた渇いた音が響くと歓声がどっと沸きおこる。「野球」と「ベースボール」の違いを肌で感じました。お祭りではなくスポーツなのですね。その試合は新庄選手の劇的なサヨナラヒットでニューヨークメッツが勝利。観客が引き上げるときには球場にビリー・ジョエルの「New York Stat On My Mind」が流れました。なんと素敵な日曜日の午後だったことでしょう。いまでもこの曲を聴くと、あの日曜日の渇いた空気と静謐な時間が思い出されるのでした。
<西林初秋>



