今夜のトークテーマは「作詞・作詞家」

▽西林初秋 作詞楽曲「真夏のサクラ/岩崎宏美」情報
http://www.hiroring.com

●今夜おかけした曲●
M① 真夏のサクラ / 岩崎宏美
M② オーブル街 / ザ・フォーク・クルセダーズ
.......... (門上選曲)
M③ Love Theme From "Star Is Born"
/ Barbra Streisand
(エンディング・ソング) ........…(門上選曲)

※今月のエンディング・ソングの選曲テーマは『星』

今回の『放送後記』の担当は西林さんです。
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
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「５月19日に『真夏のサクラ』をレコーディングします。お時間があればお越しになりませんか」とディレクターから連絡をいただいたのが4月の中頃。断る理由はありません。ちょうど前日が東京で仕事だったので、1泊してレコーディングを体験してきました。
スタジオの雰囲気は和気あいあいとして、なごやかなムードで進んでいきます。宏美さんをずっとサポートしているミュージシャンはベテラン揃い。宏美さんのテイストも好みも知りつくしているので、１回目のテストテイクから8割を超える出来ばえ。クオリティーの高さにびっくりしました。そのむかし、文楽の人形遣い・桐竹勘十郎さんを取材したとき、「舞台前の総稽古は1日だけ。それまでにきっちり稽古して、一発で合わせられなかったら恥」とおっしゃったことが甦りました。譜面を読み込み、曲の全体像を描いてスタジオにこられているのでしょう。数テイクでリズム隊の録音はオーケー。夕方から弦の録音となりました。
なごやかだけれど、そこはプロの集団。ピアノ線のような繊細で鋭い意見の交換もあって、その静かな迫力に圧倒されたわたしだけが借りてきた猫状態。記念写真のときには笑おうとするのですが、顔はかたまったまま、すこしも動いてはくれませんでした。

<西林初秋>

土曜日深夜23時30分は『門上西林 物見遊山』の刻限でございます。

大人の好奇心を擽る道楽者の会話。
今宵もコクのある話でゆっくりグルーヴします。
日付が変わるまでご一緒に。

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●門上武司(かどかみ　たけし) プロフィール
http://www.geode.co.jp/profile/

●西林初秋(にしばやし　はつあき) ブログ
http://syosyu.cocolog-nifty.com/

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『門上西林 物見遊山』を、FM COCOLOを、
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今夜のトークテーマは「記憶に残る男優」

●今夜おかけした曲●
M① 非情のライセンス / 野際陽子 .....(西林選曲)
M② マルサの女 / 本多俊之 .......... (門上選曲)
M③ 夏の終わりのハーモニー / 井上陽水・安全地帯
(エンディング・ソング) ........…(西林選曲)

※今月のエンディング・ソングの選曲テーマは『星』

今回の『放送後記』の担当は西林さんです。
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。

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バイプレイヤーは陰だといったのは蓮実重彦だったか、四方田犬彦だったでしょうか？読んだ当時、わたしはまだ学生で、その意味がうまく理解できなかったのですが、いまはよくわかります。かつて目は主役ばかりを追っていたのですが、その輝きもワキを固める陰があってこそ。それがわかってからは、主役はもちろんですが、誰がワキを固めているか、スタッフは誰かによって、暗闇へ腰をかけにでかけるかでかけないかを決めるようになりました。
今回のテーマは「記憶に残る男優」。そのなかで悪役として活躍された方を紹介しました。田口計、川合伸旺、金子信雄、成田三樹夫、佐藤慶、名古屋章、高品格、天本英世など。悪役もまた、バイプレイヤーのひとり。勧善懲悪ということばが生きていた時代の映画やドラマでは、悪役が悪ければ悪いほど、主役の正義が輝きます。
どの世界でも、輝いている人は、まわりにいるたくさんの陰のチカラに支えられています。だから「お陰さま」ということばは、「ありがとう」という意味で使われるのですね。昔のスターは、ワキを固める役者やスタッフをとても大切にしたといいます。わかっていたからスターになったのか、スターになったからわかっていくのか。どちらにしても、人の道をいきるかぎり、「お陰さま」を忘れたくはないですね。

<西林初秋>