THE MUSIC OF NOTE
オトナのためのマンガ塾 Vol.9[11.28 sat]

マンガを読み続けて2万8千年!タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」
第9回のピックアップ作品は、みなさんご存知弘兼憲史さんの。
「島耕作シリーズ」。
弘兼さんと言えば、島耕作。
シリーズ1番有名な「課長島耕作」の大ヒットを受け、
「部長」「取締役」「常務」「専務」「社長」で、今「会長」かな?
どんどん出生していってるんですよね。
弘兼さんは元々ちょっとサラリーマンをやった方で、
松下電工だったかな、そこの広告宣伝にいらっしゃった。
大学でも漫画サークルに入っていたぐらいで、
絵がお上手だったので、その部門いたんじゃないかなーって思います。
その時のことをベースにして描き始めたそう。
今でこそビジネスマンのバイブルになっていて、
弘兼さんは本当に取材を行うような人なんですよ。
僕は割と親しくさせて頂いていて色んな形で存じているんですけど、
取材をしているところまで漫画に描いちゃうような人なんですよね。笑
だから、そういう意味では肩を張って漫画を描くというより、
自然体で描く人ですね。
オマケに、「島耕作」はオフィスラブを扱う、しかも実話!!
当時は大会社につとめる女性は、
間違いなくその会社につとめる若い社員を捕まえて
旦那にしようと虎視眈々と狙っているような時代だったんです。
だから倉庫なんかに2人で何かを探しに行く、なんてことがあった時には、
大変だったそうです。
その中でいきなりボタンを…なんてことが、実際にあったらしく。
当時は本当にいたんですって、こういう人達が。
弘兼さんが、ボタンを取った人達にどういう対応をしたのかは、
知りませんが…笑
モテるとかって次元ではないそうです。
弘兼さんのことを考えると思い出すので、
1度、僕が参加していた地域の"漫画盛り上げ委員会"みたいなもので、
弘兼さんと一緒になって、
その会は月1ぐらいでコンスタントに開催されていたんですけど、
その委員会の関係で、アメリカとベトナムに漫画の講義に行ったんですよ。
UCLAで2週間のセミナーを行う企画で、
なんと漫画講師として講義を私がやったんですよ!
しかも英語で。他の人はみんな通訳を立てていましたが、
東京外国語大学を出た僕は、
英語圏で英語で講義をするっていうのが、1つ夢だったので、
実現して嬉しかった。また、すごく面白かった。
今までも外国に行って宿泊先のホテルなんかで、
英語を使う事はたくさんあったけど、
しょせん、わたしのような外国人の話す英語なんて、
あんまり聴いてくれないんですよ。
それがね、壇の上で講師として英語で講義をすると、
受講生たちが頷いてくれたり、積極的に質問をしてくれたり、
またそれに答えたりと、彼らのとてつもない前のめり感を感じて、
本当に気持ちよかったです。
英語でコミュニケーションを取るっていうのは、
こういうことなんだって思いましたね。
この時には、英語がうまくなりましたね。
ちょっと「島耕作」から話しが逸れましたが。
オフィスラブも事件も起きる「島耕作」を是非!
タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.9[11.28 sat]

(『ココロマガジン』の取材を受けるタケカワさん)
11/28(土) Vol.9
<オンエア曲>
M1 Born To be Wild / Steppenwolf (1968)
M2 Blue Suede Shoes (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part9」)
M3 Bumble Bee Twist / The Ventures(1962)
M4 また逢う日まで (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part4」)
M5 We’ve Only Just Begun / Carpenters(1970)
M6 MONKEY MAGIC
(AL 「SILK ROAD -ガンダーラより愛をこめて-」)
<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『ベンチャーズ』
「3つ上のアニキが夢中になったバンド。
ビートルズも彼に教えてもらったんですけど。
彼の時代はそう簡単に歌を歌って演奏するっていうのが、
できた時代ではないので、ギターを弾ける人を探すので精一杯。
うちのアニキはいきなりドラマーになって。
中学校に入ったときだったかな。
よく当時ドラムなんて手に入ったねって聴いたら、
父親に頼んだらすぐに買ってくれたって笑
えーー!!みたいな。
僕は楽器をねだった事はなかったから。
そういえば、9つ上のアニキがラテンバンド始める時に
手に入れたギターも親にねだっていたような気がする。
あの人達は親だかりだったんですよ。
わたしは違いますよ!!
で、ドラムを手に入れた3つ上のアニキ。
ドラムの演奏を自宅でって、今考えたらすごいすごいですよ。
うちは別に防音してあったわけではないし、
アニキの部屋は庭の木を伐ってつくった6帖のプレハブ小屋だった。
今思えば、倉庫に近いかなー。
その中にドラムセット入れて叩いてたんですよ!
もう音がガンガン外に漏れてて。
でも、やってても近所迷惑にはならなかった、というか、
特にクレームは来なかった。時代ですかねー。
ピアノ習ってる家も何軒もあったんですけど、
昔はクーラーなんてないから夏になると窓あけますよね。
そしたらピアノの音がそこら中からガンガン聴こえるんです。
色んな音があったとしても、そんなに目くじら立てる人がいなかった。
平気で毎日練習してましたよ。
で、アニキの友達のあっちゃんがギターがうまくて、
中学のうちにはもうちゃんとしたバンドみたいになってましたよ。
高校に入ったら、もう色んな文化祭とかでステージに立って、
ベンチャーズ演奏してましたね。
ベンチャーズをコピーしてた人達が、
それじゃ物足りなくなった時、何をやるか、わかりますか?
すばり、シャドウズです。
シャドウズっていうのは、
当時クリフ・リチャードのバックをやっていたイギリスのバンドで、
代表作に「春がいっぱい」、このメンバーの1人が、
後にオリビア・ニュートン=ジョンのプロデューサーになるんじゃなかったかな?
そのぐらい音楽的にしっかりとした人達がやってたバンド。
そのシャドウズをやるようになると、
相当オシャレな曲も演奏できるようになるんですね。
そのあと、アニキのバンドは、オリジナルアレンジの世界へ突入して行くんです。
今でも覚えている1番かっこよかったアレンジは、
「チムチムチェリー」。
これがピークにかっこよかった、彼らが高校の3年生ぐらいの時だったかな?
で、そのバンドがコンテストに出るっていうんで、
観に行こうかなーなんて思っていたら、
コンテストでは2曲演奏しなくちゃいけなくて、
1曲は歌ものっていう指定があったみたいで、
<お前歌ってくれない?>
って頼まれて。笑
リハもやってないのに、どうすんのよ!って言ったら、
ビートルズの「カンサス・シティ」だったら
すぐできるんじゃないかって話しになって。
今考えてみるとヒドいもんですよね。
コンテストのリハでもやってないのに!!
私はアニキたちの演奏を客席で聴いてて、
1曲終わったら客席からステージに上がって、
「カンサス・シティ」を気持ちよく歌って帰ってきた笑
で、この間、アニキたちとそんな話しになって、
あの時ベースを弾いていた人は今どうしてるんだろう?って聴いたら、
評論家になったみたいで。
えー、そんなことあんのか?と思って、インターネットで調べたら、
小林貢(こばやし みつぐ)さんといって、
本当にオーディオ評論家になっていました。」
☆ライブ情報
タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土)
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)
「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日) 会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)
☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html
オトナのためのマンガ塾 Vol.8[11.21 sat]

マンガを読み続けて268年!
タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」
第8回のピックアップ作品は、作品ではなく、ジャンルについて。
ズバリ「戦いモノ」。
僕が大好きだった、「伊賀の影丸」をはじめ、
少年漫画にかかせないのが、「戦いモノ」ですよね。
「鉄腕アトム」、「鉄人28号」、「赤胴鈴之助」、「矢車剣之助」、
男の子は戦うのが基本だった。
最近になっても少年漫画の1/3は戦いモノですよね。
これが、果たして本当に良いことなのか?
スポーツ漫画がもっとあっても良いような…
「戦い漫画」でちょっと最近困っちゃうのが、
「戦いのための、戦い」みたいなものが結構あって、
これが僕が最近漫画を飛ばしてしまう原因の1つなんですよね。
例えば、世界のどこかで戦争をしている、
なんてニュースを見てしまうと、そういう漫画を読むのは少し気がひけるし。
子供たちは、もしかしたらそういうニュースを見ても、
遠い世界のことだ、と、イマイチぴんとこないのかもしれないけど。
そうだとすると、僕らが少年期に夢中になっていたように、
今の子供たちも「戦いモノ」に夢中になっているだけなのかもしれないけど。
でも、それにしても、ちょっと「戦いモノ」の漫画が、
多すぎるんじゃないかなーって。
まだ超能力は許せる!
ユーモアがあるし、現実的でないから。
生々しいのはちょっとね…
しかも1話分戦うだけでストーリーが終わっちゃったりね。
なんのために、書いてるのかわかんないなってのが多いような気がして。
とは言っても、ほのぼのとした漫画ばっかりでも
つまらないってのもよくわかるし。
同じ「戦いモノ」でも、ただ人がやられたりするのではなく、
もっと色んな展開があれば、僕もまた読みやすくなるんだけどね。
タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.8[11.21 sat]

11/21(土) Vol.8
<オンエア曲>
M1 Another Day / Paul McCartney(1971)
M2 BAND ON THE RUN (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part7」)
M3 Satin Doll / Oscar Peterson Trio(1964)
M4 愛のメモリー(Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part5」)
M5 Joy to the World / Three Dog Night(1970)
M6 サンキュー・ベイビー / ゴダイゴ (1978)
(AL 「西遊記」)
<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『ジャズベース』
「中学に入ってすぐの僕、身長は143センチぐらいだったか。
ある日、自宅にとてつもない大きな荷物が届いて、
7つ上と3つ上の2人のアニキが大喜びで箱をあけていたんですよ。
気になって覗き込んだら、
あいた箱から、大きなコントラバスが出てきて!
すげーって!
誰の?って聴いたら、
<おめぇだよ>って!!爆笑
当時ラテンに凝っていた7つ年上のアニキが、
3つ年上のアニキと一緒に、ジャズのセッションをやってたんですよ。
7つ上のアニキが決行な腕前で、ジャズも平気で弾いちゃう。
3つ年上のアニキはドラムで、
後に僕にビートルズを教えてくれるんだけど、
最初はベンチャーズから入ったんですね。
当時は歌って楽器も演奏するだなんて、考えられない時代だったので、
最初はだいたいみんな楽器だけで演奏からはじめるんですね。
だけど、それじゃだんだん飽きてきて、
7つ上のアニキについて、ジャズドラムに変身するんです。
で、しばらくは2人でやってたんだけど、
どうも楽器が足りないなって、思ったそうで、それがベースだったわけ。
ともかく取り寄せるだけ取り寄せて、それからどうするか考えようってなって、
白羽の矢が私にたったというわけですね。
そこからは身長が足りないので、台の上にのってジャスベースをひく日々ですよ。
ジャズベースが何をやるのか、全く知らなかったので、
7つ上のアニキに、まずは超有名なスタンダード「枯葉」をならうんだけど、
ちょっと見本見せてくれたけど、すぐ実践を強要してきて!
それでも当時既にバイオリンとギターをちょっと弾いてたので、
出来ない事は無かったんですけどね。
でも、手が痛かった。
アニキたちのピアノとドラムの音が大きくて、
ベースの音が小さかったので、僕の音は何も聴こえなくて!
そのあとわかったんだけど、アンプがないとね…。
そんなこと知らないからピアノとドラムに負けじと、
力一杯弾くんだけど、1曲半ぐらいで豆だらけになりましたよ。
そんな思い出もあってか、
僕ジャズ…
今でもあんまり好きじゃないんですよ実は。笑
僕にとっては、労働でしたよ。」
☆ライブ情報
タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土)
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)
「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日) 会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)
☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html
オトナのためのマンガ塾 Vol.7[11.14 sat]

マンガを読み続けて2800年!
タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」
第7回のピックアップ作品は、作品ではなく、少年誌…
「少年キング」!
少年キングが廃刊になってしまったんですよー。
これに関しては、わたしにもちょっと責任があるのではないかなって。
最初に発売された週刊少年誌は、「少年マガジン」と「少年サンデー」で、
ほぼ同時ですね。
講談社と小学館がライバル誌の情報をめぐって、
しのぎを削っていましたよー。
それから何年かして、「少年キング」が発売に。
その何年後かに「少年ジャンプ」。
そのまた何年後かに「少年チャンピオン」。
今でも発売しているのが、
「少年マガジン」と「少年サンデー」「少年ジャンプ」「少年チャンピオン」で、
僕はこの4誌の40年分、およそ8000冊を持ってるんです。
でも何故か、「少年キング」を1冊も持っていないんですよ!
「少年マガジン」と「少年サンデー」を買い始めて、
3つ目の「少年キング」を買うまでの財力が無かったってのが、理由の1つ。
そのかわり、色んなところで読みあさったから、
作品についてはたくさん知っています。
ものすごく有名な作品、「銀河鉄道999」も「少年キング」です。
何故、1度も買わなかったんだろう…
僕だけのせいではないけど、
漫画好きの僕としては1冊も買わなかったということで、
その責任の一端があるのではないかと思わずにはいられません。
今は俄然「少年キング」贔屓です。
「少年キング」の作品で、僕が印象深いのが、「忍者部隊月光」です。
僕らが小学校5年ぐらいの時に、野球に打ち込む傍ら、
「月光ごっこ」なるものをやって遊んでいました。
野球やってるんだけど、スライディングとか、
忍者としてやってましたからね。笑
この「忍者部隊月光」をかいていたのが、
のちにタツノコプロを立ち上げる吉田竜夫さんなんです。
あとは、辻なおきさんの「0戦はやと」。
後に「タイガーマスク」を書かれる。
あとは、なんてったって望月三起也さんの「ワイルド7」!
僕は望月三起也さんの作品で、「ワイルド7」の前の、
「秘密探偵JA」てのが好きだったですねー。
ちょっとオシャレなトランプを使う少年探偵の話し。
そのあとに、「超人ロック」。
「少年キング」といえば、やっぱり「超人ロック」ですよ。
「超人ロックシリーズ」は、結構作曲もしていて
漫画のイメージアルバムってのが流行ったことがあって、
この「超人ロック系」のアルバムは僕も随分作曲しましたよ。
スターウォーズなんかよりもっと明確なビジョンがあって。
それから、「銀河鉄道999」。
「少年キング」、続けていてほしかったなー。
ちなみに、「少年キング」は
少年画報社という「少年画報」という月刊誌を出していた
出版社だったんだけど、その「少年画報」には、
「赤胴鈴之助」があったんだよね。
どうしてもっと大事にしなかったかなー、「少年キング」。
廃刊にはなったけど、もちろん作品は残っているので、
是非みなさん、読んでみて下さいね。
タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.7[11.14 sat]

11/14(土) Vol.7
<オンエア曲>
M1 What You Won’t Do For Love / Bobby Caldwell (1978)
M2 Saturday in the Park(Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part2」)
M3 ベサメムーチョ / トリオ・ロス・パンチョス(1951)
M4 大都会(Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part8」)
M5 Aquarius / Let The Sunshine In / The Fifth Dimention (1969)
M6 銀河鉄道999
(AL 「銀河鉄道999 ゴールドセレクション」)
<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『ラテンミュージック』。
「僕が10歳ぐらいのとき、
ちょうど坂本九さんなんかを好んで聴いていた頃、
日本に一大ラテンブームが巻き起こったんですよ。
そのきっかけが「トリオ・ロス・パンチョス」っていう
メキシコの3人組グループ。
2人がギター、1人がマラカスだったかな。
ギターは1人が生ギターで、
1人はレキントギターっていって、高音がでる小さめのギターを弾いてた。
で、演奏しながら歌をうたう。
そのブームに乗ったのが、僕の7つ年上のアニキ。
僕が小学校の時、高校生だったアニキが、
高校で急にラテンバンドを組んだんですよ。
時は、1962年とか…東京オリンピックよりも前だった。
そんな時代に自分で仲間集めてラテンバンドをつくるってすげーなぁって。
7つ上のアニキは小さい時からピアノを弾いてて、作曲もできたから、
音楽に関しては達人だったけど、
ギターはその時まで弾いた事がなかったんじゃないかな。
で、急にギターをはじめたんですよ。
当たり前のように、すぐに弾けるようになって
組んだバンドで文化祭で演奏していましたよ。
そして、このあたりからわたしが巻き込まれるわけです。
練習相手になれ!と。
小学生ですよ!?
無理ですよ。
しかもメキシコのバンドなので、歌もスペイン語!笑
アニキもテキトーに歌うから、それをそのまま覚えて。
随分と付き合わされて…あげく間違うとゲンコツ!!
必死でしたね。でも面白かった。
歌が好きだったし、ここでハーモニーとは何たるか、を、
覚えたんだとおもう。
ビートルズを聴き始めた時に、当たり前にハーモニーをつけられたのは、
ここで鍛えられたからだと思います。笑
これは自分の後の音楽にも良い影響を与えてくれたので、
僕にとっては良いことずくめでした。
でもこのあとねー…
無理矢理ジャズバンドに加入させられるんだけど、
ここでトラウマになる出来事があるんですよ。
これは、また来週。」
☆ライブ情報
タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土)
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)
「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日) 会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)
☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html
オトナのためのマンガ塾 Vol.6[11.7 sat]

(公式ホームページ「 http://tezukaosamu.net/jp/index.html 」より)
マンガを読み続けてごじゅううんねん!
タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」
第6回のピックアップしたのは、漫画家「手塚治虫」さん。
本当だったら最初にやるべきなんですけど、
手塚さんから始めたら普通でしょう笑
まずは僕の漫画に対する見方や考えをみなさんに知ってもらった上で、
手塚治虫さんの話しをきいてもらいたいなと思って、とっておきました。
手塚さんは、あらゆる分野のものをかいてきましたよね。
漫画にできそうにないテーマも。性教育とか。
特に有名なのは、「鉄腕アトム」とか「マグマ大使」のような娯楽ものだけど、
オトナの1読者として、手塚治虫さんの作品に触れると、
所謂代表作以外にも面白いものは山ほどあります。
例えば、「シュマリ」。
"シュマリ"ってのはアイヌ語なんだけど、江戸時代のアイヌと日本の交わりの話し。
このシュマリは、元々本土の武士だった人。
それが北海道にわたって、アイヌの名前をもらって、
その中で暮らして行くというストーリー。
もう大文学作品ですよ、これは!!
この漫画でアイヌを知ったり、アイヌに興味を持った人はたくさんいると思います。
世の中的には、こういうものを大切にしよう!
となる前なんですよ、手塚さんが作品にしているのが。
これもまたすごい。
それから、「アドルフに告ぐ」。
もちろん「火の鳥」。
「火の鳥」なんて地球の成り立ちから宇宙の成り立ちから、
歴史はずっとどこまででも遡れて、
未来へもどこまでも行けるんだぞっていうのを
教えてくれた作品ですよね。
また歴史だけじゃないんだよね。
細胞の中に入ってきて、その細胞の中にまた宇宙があって。
この突き詰め方がすごすぎる。
行きていて考え得ることを、とにかく作品に詰め込んでいる。
「火の鳥」は是非読んでもらいたい。
そして最近「少年チャンピオン」で手塚治虫さんを主人公にした漫画が
たまに掲載されているんですけど、
その中にあったエピソードで、
例えば手塚さんは連載をオファーされると、
ストーリーを最低でも3つ考えたそうです。
3つですよ、しかも絵コンテまで。
で、『どれがいい?』って言うんですって。すごくないですか?
僕らも曲作りで、1曲頼まれても2曲つくることはあるけど、
さすがに3つはつくらない。3つってのはすごい。
あれだけたくさんの作品を残している方が、
新しい作品をって時に常に最低3つ出すって、普通じゃないですよ。
クリエイターの鏡です。
タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.6[11.7 sat]

11/7(土) Vol.6
<オンエア曲>
M1 Summer In The City / Lovin Spoonful (1966)
M2 ジェラス・ガイ(Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part4」)
M3 九ちゃんのズンタタッタ / 坂本九 (1961)
M4 愛は勝つ(Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part2」)
M5 Purple Haze / The Jimi Hendrix Experience (1967)
M6 いにしえの月
(AL 「SILK ROADーガンダーラより愛をこめてー」)
<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『坂本九』。
「小学校にあがるか、あがらないかぐらいの頃から、
アメリカンポップスが大好きだった僕が、
同時に好きだったのが、坂本九さんで、
アメリカンポップスに惹かれた要因も、
8割方坂本九さんによるものじゃないかと思います。
当時の大大大スターでしたよ。
僕は、坂本九さんの明るさが好きだった。
当時NHKで「ジェスチャー」という番組があって。
声は一切出さずに、ジェスチャーだけで相手に何かを伝える
ゲームみたいな番組で人気が高く長寿番組だったんだけど、
それに坂本九さんが出演された時に、絶対にしゃべっちゃいけないのに、
坂本九さんはイキナリしゃべっちゃってね!笑
今で考えれば、ロケンロール。規則違反も甚だしい!笑
番組の構成なんて気にしない。これがおかしくて、おかしくて。
周りもバカウケしてるんですよ。
当人に悪気はもちろんなくて、しゃべるつもりもなかったんだけど、
こういうことを素でやっちゃう人なんですよ。
でも、これが坂本九さんの根幹にある魅力なんですよね。
僕にもこういう部分がちょっとあったりする。
これを見て、今まで以上にファンになっちゃいましたよ。
あとね「スター 千夜一夜」って番組があって、
僕らもゴダイゴで出た事あるんだけど、九ちゃんが司会してたことがあって。
当時、歌番組とかバラエティ番組ばかりで、
「スター 千夜一夜」みたいなトーク番組って、あんまりなかったんですよ。
九ちゃんも司会はまだそんなに経験があったわけじゃなかった時代なんだけど、
僕らの方もテレビでトークを長くするってのが、初体験だったから、
いざ出演してみて、ちょっと戸惑ったりしてて。
そんな僕らをみた九ちゃんも戸惑っちゃって、
お互いにガチガチにあがっちゃってなかなかうまくいかなった。笑
九ちゃんは若くして亡くなってしまったけど、
歌とか何か一緒にしたかったなーっという気持ちでいっぱいです。」
☆ライブ情報
タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土)
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)
「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日) 会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)
☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html
オトナのためのマンガ塾 Vol.5[10.31 sat]

マンガを読み続けて57年!タケカワユキヒデが塾長となって、
FM COCOLOリスナーにもきっと楽しんでもらえる
おすすめのマンガを紹介するコーナー
「オトナのためのマンガ塾」
第5回のピックアップした作品は、「コータローまかりとおる!」。
蛭田達也さんの作品ですね。
これは80年代から90年代にかけて
「少年マガジン」の中枢になった作品ですよ。
この頃から1つの作品がものすごく長く連載されるようになってるんですよ。
例えば今だったら「はじめの1歩」ね。
「こち亀」なんてのはその代表格ですよね。
でも「こち亀」は連載漫画ではないんですよ。
毎回1つのテーマで完結するでしょう?
これはまた実は違うんです。
連載もので長く続けるって、本当に大変なんですよ。
「はじめの1歩」はまだ世界チャンピオンになっていない!
「コータローまかりとおる!」に話しを戻すと、
この作品は1982年から連載がスタートしていて、
当時は「うる星やつら」とか「1・2の三四郎」が勢いがあったんだけど、
この頃にはじまって、そのあと12年、13年続いたんですよ。
しかも学園もの。最初は普通の学園で、
学園の中の事件や騒動を解決していくっていう単純な話しだったんだけど、
連載を続けていく為に色々テコ入れがあって、
どんどん学園が大きくなって行くんですよ。笑
裏学園があったり…最後の方には学園の地図とか出てくるんだけど、
信じられないぐらい巨大になってて!爆笑
この面白さが、少年漫画の醍醐味。
きちっとした設定よりも、
どんどん話しがあらぬ方へ展開して行く方が面白いに決まってる。
その最たる例が今の「ワンピース」だと思うんですよ。
「ワンピース」なんて、何がどうなってるか、
みんな本当にわかってる?笑
僕もずっと読んでるけど、相当飛んでる!笑
これが、少年漫画の面白さの原点。
こういうことを長い時間をかけて、色んなアイデアを練って、
こういう世界観をつくったのが僕は蛭田達也さんだと思うんです。
どうやったら1つのストーリー、1つの主人公を活かしながら、
面白く話しを展開させていけて、
さらにはその主人公をどう憧れの対象に成長させていくか。
これを蛭田達也さんが確立した事で、
後に10年と続く連載漫画がたくさん生まれたんです。
タケカワユキヒデ 僕のソングブック Vol.5[10.31 sat]

10/31(土) Vol.5
<オンエア曲>
M1 Rikki Don’t Lose That Number / Steely Dan(1974)
M2 Footloose (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part3」)
M3 潮来笠 / 橋幸夫 (1960)
M4 安奈 (Live)
(AL「僕のソングブック カヴァーズ Part9」)
M5 You Keep Me Hangin’ On / Vanilla Fudge(1966)
M6 そのために生きていけるから
(AL 「銀河鉄道999ゴールドセレクション」)
<A Journey To My Roots>
タケカワさんが影響を受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『潮来笠』。
「僕が小学校1年生ぐらいの時のヒット曲なんですけど、
何故か、強烈な印象が残っているんですよね。
1つは、父方の祖母が橋幸夫さんに夢中になっていて、
騒いでたので、それでかな?
そういう歌手に夢中になるような
おばあちゃんじゃなかったんですけどね。
ものすごい真面目なおばあちゃんだった。
おじいちゃんは裁判官なんですよ。
裁判官の奥様です。
で、確か、向こうの師範学校を出て、先生もしていたはず。
書道もすごかくて、達筆だった。
で、橋幸夫さんについて、色々教えてくれるんですよ。
呉服屋の息子だとか(笑)
今考えると、どこまで本当だったのか…。
後に橋幸夫さんと番組で一緒になることがあって、
ちょっと感動しました。
ビートルズより遥か前ですが、
どこか憧れていたところがあったんじゃないかなって。
僕は小学1年生の時から絶対に歌手になると思っていたから、
そういう意味で意識はしていたんだと思います。
ただ、アメリカンポップスの方が好きだったので、
橋幸夫さんとは、ジャンル違いだってことは、幼心にわかっていた。
面白いのは、「おーい中村くん」とか「サンドイッチマン」とか、
幼稚園ぐらいの時にTVとかからなんとなく聴こえてくる歌、
こういう歌をちょっと歌うとオトナが喜ぶから、
フレーズだけちょっと覚えてオトナに聴こえるように、
わざとうたってあげる、みたいな、そういうことをやっていましたね。
そんな中で、この受けた音楽を紹介するコーナー
ピックアップしたのは『潮来笠』は、
はっきりと自分で歌う為に覚えた歌だったような気がしますね。
後に「ガンダーラ」を歌うんですけど、
この日本語verがゴダイゴで出した最初の
日本語のシングルなんですね。
日本語ってことで、やっぱりどうやって歌って良いのか、
最初はわからなかった。
英語だと1つ1つ発音をしっかりするだけで
カタチになったりするんだけど、
日本語の場合はそうはいかない。
っていうような感じを今だったらハッキリ言えるんだけど、
当時はそんなことすらわかっていなかった。
だから、歌いながら節回しとかを掴んでいくしかなくて。
で、その日本語の節回しとかを
橋幸夫さんの歌い方を多分どこかで貰ってきて、
それを手がかりにして
「ガンダーラ」を歌っていたんだなってことに後から気づいた。
だから、「ガンダーラ」は多分橋幸夫さんに影響を受けていると、
ご本人にもお伝えしました。
アメリカンポップスが大好きだった僕が
英語の歌の中から見つけたかっこよさと、
日本をはじめとするアジアの情緒的な節回しと、
両方とも掴む事ができたなと思っています。
僕自身が関係する音楽が、幅広いカタチに持って行けたのは、
そのお陰だと思います。
だから、橋幸夫さんは、
わたしの、偉大な恩人になるのではないでしょうか。」
☆ライブ情報
タケカワユキヒデ デビュー40周年記念公演第5弾
「僕のソングブック カヴァーズPart12 & SINGLE COLLECTION vol.4」
日時:2015/12/05(土)
会場:大丸心斎橋劇場
開場:午後3時30分 開演:午後4時
料金:前売 6500円 当日7000円(全席指定)
「僕のソングブック 年始スペシャルオールリクエストライブ」
日時:2016/1/16(土) 会場:大阪@Flamingo the Arusha
日時:2016/1/17(日) 会場:京都@ROOTER×2
開場:午後3時 開演:午後4時
料金:前売 7200円 当日 7700円(1ドリンク付き、全席指定)
☆タケカワユキヒデ公式サイト
http://www.mediatv.ne.jp/musicpro/takekawa/index.html