番組ブログ最新の番組情報をお届けします

765 SQUARE

「もしもし、こちら最果です」後編[3.21 sun]

「もしもし、こちら最果です」後編の今週は、彼女の詩に想いを寄せる表現者から、アーティストの清川あさみさんが「私が恋に落ちた最果タヒの詩」を朗読、詩の魅力も語ってくださいました。

清川あさみセレクト「私が恋に落ちた最果タヒの詩」は【百人一首 9番 小野小町】(「千年後の百人一首」より)
セレクト理由...(最果さんと一緒に作った「千年後の百人一首」全体に関して)タヒさんの詩は
音が聞こえてくるような、色が見えてくるような、そんないろんな想像力を与えてくれる。
そして、全体的に視点の距離もおもしろく、少し、人間の悲しいこと…例えば(この詩だと)「年を取る」っていうちょっとネガティブに聞こえるようなことも、どこかちょっと愛おしいというか…かわいい音楽のようにも聞こえてくるような、そういう、いい距離感がすごく好き。
どの詩も、愛おしい人間の世界を彼女なりにいつも描いていて、絵を描く側としてはすごくビジュアルが浮かびやすく、いろいろ作りたくなってしまう…そんな感じです。


オンエア楽曲


M1)かくれんぼ / はっぴいえんど...(最果タヒセレクト)
「冒頭の2行が情景描写。三人称にも一人称にもどちらにもみえる。私が出てこないから。でもその歌詞の後に「私は熱いお茶を飲んでる」と出てきて、それまで聞いてきた言葉は肉体を介して見ていた景色なんだとわかる。言葉単体で小説とか詩とか本で読む言葉の魅力の良さがある。普通、歌の言葉って消えていくもの。その場その場できらめく言葉がパパッと映るのが歌詞の魅力の一部でもある。でも、それと同時に本で読むのは残っていく。視界にも残っていくし読む人も残していくつもりで読むから。その中で言葉が自分に急に近づいてきたり、急に体を持って現れたりとかした時の「ハッ」という緩急によって心が惹きつけられるみたいなのが、両方ある。松本さんの歌詞には。何年経って読んでも「これすごいな...。歌詞でこれができるってすごい...」と思う。

「かくれんぼ」の歌詞の秘密を松本さんがお話してくださいました。
聞き逃した方はは、ぜひタイムフリーで!

M2)Time /宇多田ヒカル...(小野小町のイメージで。最果タヒセレクト)
小野小町って自分の中でグツグツ気持ちと言葉を考えて混ぜ合わせている人だなと。宇多田ヒカルさんの歌詞もメッセージの手前の言葉という感じがする。コミュニケーションのために使われる言葉じゃない言葉で、それは自分自身の感覚とか、自分が見てる景色...自分にしか見えない(自分の目で見ている)景色は誰にも共有できない。その景色の中でしか生きられないのが自分。その自分として言葉を書く。むしろそういう言葉だから他の人は「アッ」と思ったりするみたいなところがあって。そういうことを考えている時に宇多田ヒカルさんだなと思った

M3)空色のくれよん / はっぴいえんど
「ぼくはきっと風邪をひいてるんです」それだけが書かれているっていうのが、一番、全てを伝えてくる時ってあって。この歌詞は本当に...いい。
...この曲について、2015年リリースの松本隆さん作詞活動45周年トリビュート「風街であひませう」に最果さんが解説しています。
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/CL64356/VIZL-842.html

M4)春よ来い / はっぴいえんど
「はっぴいえんどを初めて聞いたのが「春よこい」。”お正月”とか”こたつ”という言葉ってこんなにかっこよかったっけ?と思った。メロディーと歌詞が不思議な組み合わせで。"お正月"とか”こたつ”とか言葉の中に情緒もあるし、メロディーとしての情緒もあるけど、どちらも支え合ってない。両方がすごく研ぎ澄まされている。だからこそ、すごく高いところで重なり合っている感じがする」
松本隆さん曰く「ゆでめん」がほぼ処女作。中でも「春よ来い」と「12月の雨の日」が最初で、同じ晩に作ったそう。ここでまた貴重な制作秘話が。
聞き逃した方は、ぜひタイムフリーで!

今回も最果タヒさんならではの視点ではっぴいえんど の歌詞、松本隆さんの歌詞を解説していただきました。

「現代詩は死んでいる」と思っていた松本隆さんが最果さんを知って「詩人はまだ生きていた」と思ったほど。最果さんについて「日本の詩をひとりで背負ってたっている」「最後の詩人」ともおっしゃっていました。松本隆さんから「火を絶やさないように」と言われ、恐縮しながらも力強くうなづいていた最果タヒさんが印象的でした。

本日で心斎橋パルコで開催していた「最果タヒ展|われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」は終了しますが、ぜひ、最果タヒさんの著書で「最果タヒの詩」に出会ってください。

最果タヒオフィシャルサイト
http://tahi.jp

Whole Earth RADIO | FM COCOLO | 2021/03/21/日  17:00-18:00 radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20210321170000

今日のWhole Earth RADIOは「もしもし、こちら最果です」後編をお届けします[3.21 sun]

先週、今週と2週に渡って、詩人・最果タヒの世界にどっぷり浸かっていただく
「もしもし、こちら最果です」をオンエア。
最果タヒさんご本人をお迎えして、様々な角度から「最果タヒの詩の世界」を
紐解いていきます。
後編となる今週は、アーティストの清川あさみさんが「私が恋に落ちた最果タヒの詩」を紹介。最果タヒの詩を朗読、詩の魅力も語ってくれます。
番組後半は、作詞家・松本隆さんをお迎えして、最果タヒとのスペシャル対談をお届けします。

最果タヒオフィシャルサイトはこちら↓
http://tahi.jp

最果タヒ展H.Pはこちら↓
https://iesot6.com

「もしもし、こちら最果です」前編[3.14 sun]

「もしもし、こちら最果です」前編となる今週は、彼女の詩に想いを寄せる表現者から、大森靖子さんと佐藤千亜妃さんが「私が恋に落ちた最果タヒの詩」を朗読、詩の魅力も語ってくださいました。

大森靖子セレクト「私が恋に落ちた最果タヒの詩」は【小牛と朝を】
セレクト理由...朝に牛乳を飲むっていう…牛乳ってなんでこんなに美しいんだろうと思って、その真っ白なものを眺める時がすごくよくある。この感覚がずっと自分の人生に染み付いていたもの。自分の生活に土着的なものだなと思って、とてもとても昔からこの詩が好き。
一番静かな自分の中の時間が一番大切で、一番叙情的で一番情熱的だったりとかする。
一番感情をぶつけている時間、人に対して感情をぶつけられる瞬間は、人にとっては感情的に見えるかもしれないけど、自分の中で一番感情が溢れている時間は、一番静かな時間とか一番当たり前な時間だったりするから、それが描かれている朝っていう時間って夜以上にそれが溢れる時間だったりもするし、朝って夜をのりこえた結果だから、この詩がとてもとても大好きです。」


佐藤千亜妃セレクト「私が恋に落ちた最果タヒの詩」は【築20年1LDK】
セレクト理由...「なんだか自分が書いたみたいな、自分が考えてたり、普段感じていたようなことを、言葉にした、みたいな。読んでいて、そんな感覚になる詩だなと。ストレートにこういう感情ですっていう説明があるわけではないけど、こういうことに思いを巡らせている、だったりとか。あと、おそらく生き辛さを感じていたりする中でも、生きる方を選んで日常過ごしている感じだったりとか。自分以外の他者を大切に思う時の気持ちだったりとか、こう言う感情も実は密やかにあるよねというようなところを、すくい上げて、すくい取って、読ませてくれているような気がして、すごく好きな詩です。」


M1)ハナウタ/【Alexandros】×最果タヒ...最果タヒが作詞を担当した2018年のナンバー。

M2)hayatochiri/大森靖子...最果タヒセレクト「大森さんを初めて知ったときに思ったのが言葉と音楽が密着している。言葉自体が音楽みたいになっていて。歌詞を見るだけで音楽が聞こえるし、実際に音楽を聴くとさらに増幅される。最初に言葉っておもしろいと思ったのは音楽を聴いたときだった。友達や先生と話すときは文脈をちゃんとしないといけないし、相手の気持ちを先回りしてできるだけ気を使って喋らなきゃいけないけど、歌詞だと文脈が飛んでたり。でもその文脈の飛び方がすごく気持ちよくて。むしろ逆にわかってしまう、なにかっていうのがあるっていうのがおもしろいなと。大森さんの歌詞もそういうところがすごく強烈にある。音楽になるために生まれてきた言葉なんじゃないかと思う。この曲はまさにすべてのフレーズがそうなってる気がする。」

M3)  夜が明けたら/きのこ帝国 ...最果タヒセレクト「言葉って受け取ると自分の頭の中の声で黙読するから自分の内側に入りこんでくるけど、歌になった瞬間に歌う人と自分の交流になる。人と人が向き合うことで目の前の人は他人で生きてる人、他人で生きている人って実感を受けながらその人の言葉を聞いている時、自分自身もその人にとっては他人で生きてる人間っていう。一人で本を読んでると自分という枠を一瞬忘れるけど、一対一になった時、自分も本当に人類のうちのひとり、血が流れているひとりの人間なんだと思い出させる。そう思わせるのは他人、他人がその声でこういうメッセージを歌った瞬間、メッセージに対してどう思うかを超えたところで、自分の見ている景色が変えられる力がある。それは歌にしかできない言葉の力。この曲は、佐藤さんの歌い方とここまで歌い上げたものが音源として残るっていうことに感動した。」

M4)  ペピン/BLANKY JET CITY...最果タヒセレクト「ブランキーは10代の私の青春。本当に集中しないといけない時は、ブランキーを聞く。10代の頃のすごくかっこいいものに出会ったときに降参できない、すごくいいと思ってしまったから私は今から必死でそれに対して反応し続けないとかき消されてしまう...みたいな恐怖心みたいなのがあって。それが思い出される。その頃にすごく好きだったものって自分をすごく焦せらせる。でもそれが心地いい。それでしか得られないカッコいい!という気持ちが残ってる。」


最果タヒさんがどんな風に、どんな思いをもって音楽を聞いているのか、たっぷり聞かせていただきました。

来週3/21は「もしもし、こちら最果です」後編。
詩の朗読はアーティストの清川あさみさんが、そして、作詞家の松本隆さんもスペシャルゲストとして登場してくださいます。
お楽しみに!


「最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」
 は、3/21(日)まで心斎橋パルコ 14階 パルコイベントホールで開催中。
▼展覧会ホームページ
https://iesot6.com/

今日のWhole Earth RADIOは「もしもし、こちら最果です」前編をお届けします[3.14 sun]

今週、来週と2週に渡って、詩人・最果タヒの世界にどっぷり浸かっていただく
「もしもし、こちら最果です」をオンエア。
最果タヒさんご本人をお迎えして、様々な角度から「最果タヒの詩の世界」を
紐解いていきます。
また、彼女の詩に想いを寄せる表現者の方々が「私が恋に落ちた最果タヒの詩」を紹介。
前編となる今週は、大森靖子さん、佐藤千亜妃さんが登場、最果タヒの詩を朗読、詩の魅力も語ってくれます。
現在、心斎橋パルコで開催中の「最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」についての見どころを、ご本人からお聞きします。

▼展覧会ホームページ
https://iesot6.com/

「国際女性デー」にちなんでお送りした「彼女のストーリー」[3.10 wed]

DJ:山添まり
コメントゲスト
1・武庫川女子大学 女性活躍総合研究所 所長 髙橋享子
2・リボン食品株式会社 代表取締役社長 筏由加子

異なるジャンルで活躍する二人の女性を迎え、
彼女たちが、「どんなことを想い、夢見て、どういう経験を積み、どんな人生を歩んできたのか?  (= Her story?)」 ご自身の言葉で、語っていただきました。

1人目は、武庫川女子大学 女性活躍総合研究所 所長 髙橋享子さん
◆食物の構成要素に興味を持ち、食物栄養化学の研究へ。
そして、卵の研究に没頭するきっかけとなったストーリーは、1995年の阪神・淡路大震災震災で亡くなった、卵アレルギーの子どもさんとの物語。
◆武庫川学院創立80周年を記念して、令和2年4月に開設された、武庫川女子大学 女性活躍総合研究所 の所長として、国際女性デーにおける研究所の取り組み。
そして、教育者として学生にキャリアデザインの意識や希望を持たせるため、
国際的に活躍する卒業生を招いて、その実体験を聞かせる取り組みについて。

髙橋享子さんのストーリーたっぷり聞かせていただいてます。

武庫川女子大学 女性活躍総合研究所HOMEPAGEはこちら

https://www.mukogawa-u.ac.jp/~iwcareer/

2人目は、リボン食品株式会社 代表取締役社長 筏由加子さん
◆小さい頃、ドラマ「ホテル」を見て、ホテルマンになりたいと思って、アメリカの大学で、ホテルレストランツアリズムマネジメント学科卒業後後、コロラドとカリフォルニアのホテルに勤務。
小学生の頃、先生になりたかった夢は、塾の講師と言う形で実現。
小さい頃から、夢に向かって、言葉を発し続けることの大切さについてのお話を、力強く聞かせてくれました。
◆50年ぶりに社屋を建て替え、ワンフロアにして、そのフロアの中に筏さんの部屋を作って、「会社のみんなと一緒にいろんなことを生み出したい」というアクティブな話。

筏由加子さんのストーリーたっぷり聞かせていただいてます。

リボン食品株式会社 HOMEPAGEはこちら

http://www.ribbonf.co.jp


【オンエア曲リスト】
M.1 The Steps  /  HAIM
M.2 WHAT I AM  /  EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
M.3 EMOTIONS  /  MARIAH CAREY
M.4 FORMATION[XTRA CLEAN]  /  BEYONCE
M.5 LOVE LOVE LOVE  /  DREAMS COME TRUE
M.6 I DO  /  LISA LOEB
M.7 EXPRESS YOURSELF  /  MADONNA
M.8 Fight Song  RACHEL PLATTEN

★radikoのタイムフリー機能で放送後1週間はお聴きいただけます。関西圏なら無料で、それ以外のエリアは有料のradikoプレミアム会員の方が聴取可能。(2021/3/14まで)

Whole Earth RADIO | FM COCOLO | 2021/03/07/日  17:00-18:00 radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20210307170000

関西サーフカルチャー・アーカイブ Vol. 2[2.28 sun]

DJ:マーキー
ゲスト:木梨邦則
電話ゲスト:塩谷正紀、北村滋郎

1960年代後半、和歌山・磯ノ浦でサーフィンを楽しむ日本人の若者がいた!そこから生まれた関西のサーフカルチャー。 その歴史をあらためて掘り起こして残して伝えていこうと始まった番組の第二回。

今回も関西サーフカルチャーの歴史を知る重要人物お二人に電話でお話を伺った。

■塩谷正紀さん(shore surfbords オーナー兼シェイパー)
サーフィンをはじめたのは18歳の時(1968年)磯ノ浦にて。当時、大阪から和歌山に向かう国道26号線が混んでいたことや、伊勢の方が波が良かったこともあって、いつのまにか伊勢に行くようになったが、奥様が毎日サーフィンされるようになったのをきっかけに磯ノ浦が見える丘の上に家を購入!!それ以降、365日海を眺め、波が良ければ海に入る生活を送る。磯ノ浦・西磯の岩場に砂が付き波質が良くなった反面、伊勢・国府の浜の前にテトラポットが入り波が悪くなってしまったのも磯ノ浦に戻ってくる要因に。

塩谷さんが板を作るようになったきっかけは、、、
当時ジェリー浅田さんがドロップアウトの店を大国町でやっていて、塩谷さんがそこのチームライダーをしていたころに、ジェリーさんと塩谷さん2人が一緒にハワイへ行き、タウン&カントリーのヘッドシェイパーのシェイプを見学。 さらにその翌年には、カリフォルニアのサンディエゴにあるビルキャスターの工場でシェイプしているところを見学。 そしてボードを削りたいという気持ちがどんどん大きくなっていったのが23歳、1973年頃のこと。

塩谷さんが湘南のパイプラインサーフボードのライダーになったころ、シェイプなどを勉強していた西脇さんと一緒に shore surfbordsをはじめた。その頃、サーフボードを作っていたのは塩谷さんの他、北村滋郎さん、テリー篠原さん、ウィングクラフト八尾義信さん、アンクルサーフボード萩野恭英さんなど。腕を上げるためにいろんな人のシェイプを見たし、ハワイからカール・シャーパー、ブレット・マルモト、オーストラリアからニック・ポップなどを自分の工場に呼び、削ってもらって技を自分のものにしていった。ハワイのシェイパーを家に泊めて磯ノ浦の波に乗ってもらい、そこに合ったボードを作ってもらったことも。


■北村滋郎(ウィリーウィリーサーフボード)
19歳の時に「サーフビート」というテレビ番組を見て、こんなこと日本ではできないと思っていたら、磯ノ浦に海水浴に行った時にサーフィンをやっている人がいて、すぐにサーフボードを探しにいった。そしてマリブのロングボードを手に入れてサーフィンを始める。その頃、サーフィンをしていたのは八尾義信さん、ヘンリー祝さん、ジェリー浅田さんなど。

サーフボードを初めて作ったときは、材料はウレタンフォームで、まわりをグラスファイバーで巻いていることは知っていたが、どこで手に入るかわからなかったので電話帳で調べたところウレタンが畳に使われていることがわかり、東大阪の畳屋さんに行き、ウレタンを分けてもらってノコギリと紙やすりでシェイプしていった。これが関西で初めて作られた板となる。1971年の頃。場所は黒門市場の近くにある印刷屋の2階。そこに、ヘンリー祝さん、ジェリー浅田さんらも訪れていたという。

サーフボード第1号は、本当は190センチぐらいのものを作りたかったが、畳屋さんで材料を調達しているので長さは180センチほど。第3号はテリー篠原さんと一緒に徹夜して作り、その板を持って第1回ウイング杯に出場。グーフィーが1位から6位までを占めるコンディションの中、唯一レギュラーだった北村さんが2位に入賞。それ以降、板を作って欲しいというオーダーが増えた。


などなど、
今回は、サーフボードにまつわるお話がたくさんアーカイブされました。
第3回も乞うご期待!!


【オンエア曲リスト】
Down Under / Men At Work
You're Only Lonely / J.D. Souther
The Last Resort / Eagles
I Want You / Bob Dylan

★radikoのタイムフリー機能で放送後1週間はお聴きいただけます。関西圏なら無料で、それ以外のエリアは有料のradikoプレミアム会員の方が聴取可能。(2021/3/7まで)
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20210228170000



 

今週も熱いガンダム・ファン、LOVE PSYCHEDELICOのNAOKIさんと、中村一義さんが登場![2.21 sun]

ガンダム・ファンのアーティストによる愛あふれる熱いメッセージを紹介しながら、ガンダムシリーズの魅力に迫る特集。

後編となる2月21日(日)には「機動戦士ガンダム」をこよなく愛する2組のアーティストが登場して、それぞれに幼少期からのガンダム体験や自身に与えた影響を熱く語ってくれました。

前半は、LOVE PSYCHEDELICOのNAOKIさん。
「機動戦士ガンダム」のキャラクター・デザインを手がけた安彦良和さんの大ファンで、ミュージシャンを目指す前は漫画家になりたかったそうです。

後半は、中村一義さん。
バンド名「100s」(百式)や最新アルバム収録曲「神・YOU」(カミーユ・ビダン)など、表現にガンダムからの引用を散りばめています。

さらに、海外アーティストでガンダム・ファンとして有名なLINKIN PARKのエピソードや、ガンダムのプラモデル=「ガンプラ」の魅力、DJ加美幸伸のGUNDAM FACTORY YOKOHAMA体験レポートも織り交ぜながら、1時間お送りしました!

番組でオンエアした楽曲は、下記のとおり。

◆M1. G / DREAMS COME TRUE
◆M2. FREEDOM / LOVE PSYCHEDELICO
◆M3. THE CATALYST / LINKIN PARK
◆M4. BEYOND THE TIME / TM NETWORK
◆M5. 神・YOU / 中村一義

★番組はradikoのタイムフリー機能で2/28(日)までお聴きいただけます。
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20210221170000
※関西エリアの方はradikoアプリを使って無料で、それ以外のエリアでは有料サービスのradikoプレミアム会員の方が聴取可能です。

SUGIZOが語る、「機動戦士ガンダム」の世界![2.14 sun]

1979年から40年以上にわたって数多くの作品が制作され続け、多くのファンを持つ「ガンダムシリーズ」。人は「ガンダム」という存在に、何を見るのか? ガンダム・ファンのアーティストによる愛あふれる熱いメッセージを紹介しながらその魅力に迫る前後編2回の特集です。

前編となる2月14日(日)には、LUNA SEA/ X JAPANのSUGIZOさんが登場。昨年は、監修したオムニバスアルバム『機動戦士ガンダム 40th Anniversary Album ~BEYOND~』のリリースや、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」オープニングセレモニーでのLUNA SEAとしてのライブ演奏がありました。それらの体験や、SUGIZOさん自身の少年時代からのガンダム愛、さらにはガンダムに託す未来へのメッセージを語りました。

番組でお送りした楽曲は、下記のとおり。すべて、SUGIZOさんが監修したオムニバス・アルバム『機動戦士ガンダム 40th Anniversary Album ~BEYOND~』に収録されているナンバーです。

◆1曲目は、LUNA SEA 最新ALBUM『CROSS』にも収録の「宇宙の詩 ~Higher and Higher~」
◆2曲目は、LUNA SEA「BEYOND THE TIME~メビウスの宇宙を越えて~」
◆3曲目は、SUGIZO feat. GLIM SPANKY 「めぐりあい」
◆そして最後にお送りしたのは、LUNA SEA「THE BEYOND」。
LUNA SEA 最新ALBUM『CROSS』にも収録されていますが、「機動戦士ガンダム 40 周年プロジェクト」記念テーマ曲として 【ガンプラ 40 周年×LUNA SEA30 周年コラボ企画“LUNA SEA 専用ザク”オリジナル・ガンプラ付パッケーシ】で昨年春にリリースされ、オリコン1位を獲得したナンバーです。


★番組はradikoのタイムフリー機能で2/21(日)までお聴きいただけます。
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20210214170000
※関西エリアの方はradikoアプリを使って無料で、それ以外のエリアでは有料サービスのradikoプレミアム会員の方が聴取可能です。

「ASIAN MUSIC TRIP 香港編」[2.7 sun]

アジアへの仮想旅行を、ご当地ゆかりの音楽とともにラジオで楽しもうという企画。今回は「香港」に思いを寄せて、MEMEがご案内しました。

海外旅行に行けないこの時代。そしていま大きな問題に直面する香港ですが、再びこの地を笑顔で、自由に歩くことができる日を願ってーー。

家族や友人たちと訪れた懐かしい思い出とともに、MEMEがご案内した香港のスポットは、

▼香港国際空港・・・香港・赤鱲島(チェクラップコク島)にある国際空港。現地ではチェクラップコク国際空港(赤鱲角國際機場)とも呼ばれる。
▼九龍島(クーロン島)・・・香港の北部にあり、ヴィクトリアハーバーをはさんで香港島の対岸にある。
▼旺角(ウォンコック)・・・九龍半島中部にある繁華街。
▼倫敦大酒樓(ロンドンレストラン)・・・旺角にある人気の飲茶店。飲茶以外にも中華料理が100種類以上あり、日本語のメニューもある。
▼ネイザンロード・・・九龍を南北に走る、九龍の顔ともいえるメインストリート。
▼女人街・・・女性向けのプチプラな衣装や雑貨を中心に露店がぎっしりと並ぶナイトマーケット。B級グルメも楽しめる。
▼ザ・ペニンシュラ香港・・・九龍島の南側、ヴィクトリアハーバーが見渡せる尖沙咀の中心地に位置する最高級ホテル。
▼アベニュー・オブ・スターズ・・・ヴィクトリアハーバー沿い、尖沙咀南側の境界を囲むように伸びる有名なプロムナ
ード。香港の人気スターの手形や像が並ぶ。
▼香港島・・・九龍島の南側にある香港で最初の市街地であるヴィクトリア市が築かれた島。
▼ヒルサイドエスカレーター・・・映画『恋する惑星』や『ポリス・ストーリー/香港警察』等のロケでも有名な都会を走る、世界一の長さといわれるエスカレーター。
▼ヴィクトリア・ピーク(太平山)・・・香港の観光地となっている山で、夜景の名所として知られている。
▼SEEVA(セヴァ)・・・中環(セントラル)地区の真ん中にあり、ファッションブランドショップなども入居するプリンス・ビルディング25階にあるルーフトップレストラン。夜景が楽しめる場所として有名。

そして、番組でお送りした楽曲のプレイリストは、

M1. 我要新生活 / 陳小春(Jordan Chan)
M2. 永遠都不(多+句)/ 鄭秀文 (Sammi Cheng)
M3. 花花宇宙 / 陳慧琳 (Kelly Chen)
M4. 麵麵 / 方大同(Khalil Fong)
M5. 時代曲 / 陳奕迅 (Eason Chan)
M6. 甜蜜蜜 / 鄧麗君 (Teresa Teng)
M7. 夢中人 / 王菲 (Faye Wong)
M8. 花樣年華 / 梁朝偉(Tony Leung)+ NIKI
M9. 野花 / 林憶蓮 (Sandy Lam)
M10. 追 / 張國榮 (Leslie Chang)


★番組はradikoのタイムフリー機能で2/14(日)までお聴きいただけます。
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20210207170000
※関西エリアの方はradikoアプリを使って無料で、それ以外のエリアでは有料サービスのradikoプレミアム会員の方が聴取可能です。

「神戸発、未来とWhole Earthへのメッセージ」第3回レポート到着。[1.31 sun]

1.17からの3週シリーズ、最終回。前半のゲストは震災を経験した外国人のひとり、FM COCOLOの番組を担当したこともある、中国古箏奏者の伍芳(ウーファン)さん。後半は、農業を通じた未来への取り組みについてのお話。一般社団法人KOBE FARMERS MARKERT理事の小泉亜由美さんと、参加する若者たちの声をお送りしました。

【前半:伍芳さんのお話】

震災当時は来日から5年目、立命館大学の学生だった伍芳さんは、西宮・甲子園にお姉さんと一緒に住んでいました。神戸・山手の友人宅に旅行帰りに宿泊していたところに地震が発生。その後西宮まで車で送ってもらったところ自宅は全壊しており、お姉さんが亡くなったことを知りました。葬儀や仮住まいはお姉さんの周囲にいた方々が用意してくれたので、生活面での苦労はほとんどなかったという伍芳さん。幸い壊れずに残った楽器を手に徐々に練習を再開し、翌1996年2月にはチャリティー・コンサートで演奏、同年9月にはアルバム『筝心』でデビューしました。その後は日本における中国楽器ブ-ムの先駆け的な存在として、これまで14枚のアルバムをリリース。南こうせつさん、伊勢正三さん、東儀秀樹さん、西村由紀江さんなど数々のア-ティストと共演を果たしています。

伍芳さんにとっての神戸は、お姉さんとの思い出の地。華僑の文化もあり異文化に柔軟で、故郷の上海にも似た港町。海と山が近く、風を感じるまち。常々「いつか住みたい」と語ったお姉さんの思い出を胸に、いまも神戸に暮らしています。そんな伍芳さんが未来に伝えたいメッセージは、「後悔しないために、いま大切な人に、素直に感謝の気持ちを伝えること。命を大切にしてほしい」。

▼今年の4月21日には神戸・御影の世良美術館で、「希望の風 -しあわせを運ぶ 爽やかな春のプロムナード-」と題したコンサートを予定。二胡奏者・沈琳(シェンリン)さんとの共演です。
https://wu-fang.com/schedule/concert/20210424_con/

▼番組では、伍芳さんと久野木史恵さんによるユニット「KOTOKOTO」の楽曲を2曲お送りしました。
M1. 彩虹橋 / KOTOKOTO  
――「姉との思い出のスポット、六甲山からの夜景を見て、虹が橋となって姉に届くようだと思って作った曲」。
M2. 夢 / KOTOKOTO
いずれも、いずれも2019年のアルバム『FANTASIA』収録。中国のと日本の二十五弦箏によるコラボレーションで、同じルーツを持つ中国と日本の「KOTO」がひとつになって新しい音楽世界を作り出しています。


【後半:EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET】

神戸市役所横の東遊園地で毎週土曜の朝に開催され、今年で7年目を迎える「EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET」。取材に訪れたのは1月16日、同じ東遊園地内で翌日の「1.17のつどい」に向けた準備が進められる中、まずは小泉亜由美さんにお話を聴きました。小泉さんが理事を務める一般社団法人と神戸市との共催で行われるこのFARMERS MARKETは、生産者と消費者とつなぐ場。農業従事者の高齢化が進む中、神戸での若者の新規就農を支援し、販路を構築しながらも、農家さんを一方的に応援するのではなく、彼らにも消費者の健康や暮らしを応援してもらうというフェアな関係を目指しています。

コロナ以降のFARMERS MARKETには、農業や食に興味を持つ大学生のボランティア参加が増えました。家でも学校でもない新しいサード・プレイスで同世代や農業・行政に携わる大人たちと交流することで、多様な生き方・仕事・働き方があることを体感してほしいと願う小泉さん。より若い世代である小さな子どもたちも積極的に迎えいれています、野菜がどこでどうやってできているか知らないまま育つことの多い都会の子どもたちが農家さんたちと触れ合い、食べるときに作り手の顔を思い浮かべられるようになれば、フードロス問題の解消にもつながるのではないか。昨今の「SDGs」についても小泉さんは「結局は全部、次世代のために何ができるかを考えることで、今こそ行動に移す時」だと言います。

FARMERS MARKETでは、募金活動も行なわれています。ボックスが常設されている「BE KOBE募金」の寄付先は固定ではなく、その時々に最も支援が必要と思われるところを選択。この日は「朝ごはん募金」が実施されました。これは、毎年1.17に神戸で行われてきた炊き出しの慣習を継承して地元の婦人会が始めた粕汁の振る舞いが、今年はコロナの影響で見合わせになったことを受けて継承した取り組みです。「時間では癒えない深い悲しみの心を、温かくするにはまずお腹から」という思いのもとに作られるぽかぽかの粕汁。材料は、剣菱酒造が酒粕を、FARMERS MARKETに関わる農家が野菜を寄付するなどして調達、調理をコロナで打撃を受ける地元の飲食店に依頼し、販売する形をとりました。この売上の半額を、コロナに立ち向かう医療従事者に寄付することにしています。

次にお話を聴いたのは、FARMERS MAREKTのボランティア・スタッフで関西学院大学国際学部4回生の吉田ありすさん。フランス留学中に都市に根付くマルシェの存在に興味を持ち、昨年からこのFARMERS MARKETに参加しています。コロナ禍で大学はオンライン授業、友人と会う機会もない中、人とのつながりの尊さを実感できるこの場所が、心の支えになったという吉田さん。生活の中でいちばん大切な「食」を若い人たちが農業に参加して支えていることを知り、自分も支えられる消費者になりたいと考えるようになりました。また小・中・高と神戸の学校に通い震災について学んできた吉田さんは、体験していない世代ですが自分事として震災を捉え、将来的に災害に直面した時にどう乗り越えていくべきかの覚悟を持って暮らしていきたいと語りました。「神戸は人の中にある」ことを教えてくれる、力強い言葉です。

最後は、FARMERS MARKETに参加する若手農家の中から、兵庫県朝来市で化学肥料と農薬を使わず伝統野菜の「岩津ねぎ」などを栽培する久 洋平さんのお話。農業学校での研修中にフィリピンの出身の方に「お金は食べられない」と言われた経験から「食の向こう側」を考えることを意識し、大学を1年間休学して農業を学び、卒業後に新規就農した久さん。身近な食について考え、なるべくローカルなものを選ぶことで地域が守られる仕組みを大事にしてほしい、と語りました。久さんにとっての神戸が自然と多様性が共存するまち。震災があったからこそ隣人とのつながりの大切さを人々は知っているのではないか――そんな思いを寄せる神戸の地で週1回さまざまな人と明るく交流し、朝来に帰ってまた農業に取り組みます。

▼FARMERS MARKETは、毎週土曜日に神戸市中央区の東遊園地にて開催。3月までは冬時間ということで、午前10時からお昼1時までの開催。
詳しい情報は、EAT LOCAL KOBEのウェブサイト http://eatlocalkobe.org/
またはFacebookかインスタグラムをご覧ください。

▼番組後半でお送りした楽曲:
M3.  I Won’t Give Up / Jason Mraz                   
――オーガニックにこだわり、アボカドやコーヒー豆などを栽培する自身の農園「MARZ FAMILY FARM」を営むJason Mrazのナンバー。
M4.  I Still Haven't Found What I'm Looking For / U2
――1987年のアルバム『The Joshua Tree』からのヒットナンバーで、邦題は「終わりなき旅」。


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