番組ブログ最新の番組情報をお届けします

Whole Earth RADIO

「Whole Earth Radio 〜 atelier Acor(アトリエ アコル)が提案する、花のある暮らし」 オンエア後記その3[4.7 wed]

4月4日放送の「Whole Earth Radio 〜 atelier Acor(アトリエ・アコル)が提案する、花のある暮らし」。
番組スタッフのオンエア後記 PART3(完結)です。

京都・三条御幸町のフラワー&キャンドルショップatelier Acor(アトリエ・アコル) で、
フローリスト、福永亜矢子さんにじっくりお話をうかがった今回。聞き手は、FM COCOLOの男性陣では、
一二を争う “花に馴染んでいる男”、野村雅夫です(お家に、花瓶が大小複数)。

 ・(フードロスならぬ)フラワーロスを少しでもなくしたい
 ・SDGsの活動を、花を通して行いたい
 ・ヨーロッパは日常生活に花がある。日本の、特に、男性にもお花に触れて欲しい
 ・お花には幸せホルモンがあるらしい

などなど、お花に関するふたりのトークはつきませんでした。

極論を言えば、お花も、音楽も、なくたって生きてはいけます。
ただ、ないと・・・ 味気ないですよね。
あると、ささやかな日々の暮らしに彩りが生まれる。
そういう意味では、お花と音楽、FMラジオって、とっても相性がいいのかも、と、あらためて思ったり
した、今回のWhole Earth Radioでした。

福永さん & まちゃお のお花トーク。聞き逃した方は、ぜひタイムフリーで!
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20210404170000


< #まちゃお765  花に囲まれる >

① 男性にももっとお花を買って欲しい → 入りやすいように店内をブルーグレイを基調に。
福永さん曰く「お花屋さんらしくない感じ」にしてみたそうです。
確かに、雑貨屋さんに入る感覚?

② お店にある鏡。お花に縁取られています。もう〜ファンタジーです。
しかし、雅夫さん、花背負ってサマになるというか、なじみ過ぎ (o^^o)

③ 女性に大人気、ピンクのかすみ草。
最近は、お花に植物用の色水を吸わせてカラーリング(?)するのが、日本だけでなくフランスなどでも
流行っているそうです。お花にナチュラルメイクアップ? より、お花 = インテリア 感覚が進んでいる
ようです。


atelier Acor(アトリエ・アコル)   https://atelieracor.com


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詳しくは https://cocolo.jp/hanacocolo/

「Whole Earth Radio 〜 atelier Acor(アトリエ アコル)が提案する、花のある暮らし」 オンエア後記その2[4.7 wed]

4月4日放送の「Whole Earth Radio 〜 atelier Acor(アトリエ・アコル)が提案する、花のある暮らし」。
番組スタッフのオンエア後記 パート2です。
 
 番組冒頭は、DJ野村雅夫さんのチャオ散歩的なレポートで始まりました。
雅夫さんが早々に喰いついたのは、入ってすぐ目につくシャンパン・ボトル!?

京都・三条御幸町のフラワー&キャンドルショップatelier Acor(アトリエ・アコル)には、
シャンパンのおもてなしがあるのです!!
お花を注文して、出来上がるのを待つまでの時間、お花をツマミに(!)シャンパンを楽しむ。
なんて豊かな時間♡♡♡  
 取材後に雅夫さんも、もちろんいただきましたとも!
アトリエ・アコルさんで出されるシャンパン、すんごい美味しいらしいです (⌒▽⌒)
 とあるお客様は、ふらっと立ち寄り、シャンパンを1杯。
あまりの美味しさに、その後、え? そう来ますか! な行動に出たそうです (^∇^) 

聞き逃した方は、ぜひタイムフリーで!
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20210404170000

< #まちゃお feat. フラワーズ & シャンパン>

① お店に入ってすぐ。目をひくボトル!

② アトリエ・アコルには、もちろん切り花だけでなく、観葉植物、多肉植物などもあります。
当たり前なんですが、考えてみると、花や植物ってインテリアの一部でもありますよね。
最近は、その傾向がより強くなっているそうです。

写真の左奥にあるのは、そんな花と一緒に置いても良さそう。
今回お話をうかがった、アトリエ・アコルのフローリスト、福永さんのハンドメイド。
材料は全て天然由来。

しかし、ほんと馴染んじゃっている雅夫さん。
いや、でも、シャンパンを片手に見て欲しいのは、そっちじゃない!

③  そうそう。雅夫さん。シャンパンは、お花のそばで味わってください。
  って、だから、カメラ目線も素敵だけれども、シャンパンのツマミにして欲しいのは・・・

④ そう。正解!
お花を愛でながらいただくシャンパン。最高でしょ?

しかし、切花の色合いや配置も、どこか他の花屋さんと ひと味違うような・・・どこでしょう? 
・・・それが、福永さんのセンス ってことなんでしょうね。

なんだか、なんだか・・・むしょうに花が買いた〜い!


atelier Acor(アトリエ・アコル)   https://atelieracor.com

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「Whole Earth Radio 〜 atelier Acor(アトリエ アコル)が提案する、花のある暮らし」 オンエア後記その1[4.6 tue]

4月4日放送の「Whole Earth Radio 〜 atelier Acor(アトリエ・アコル)が提案する、花のある暮らし」。
番組スタッフのオンエア後記です。
 
本当に楽しい取材でした! 

4月。みなさん、色々慌ただしいことでしょう。
かくいう私も、余裕をなくしがちな日々を送っておりましたが、atelier Acorにお邪魔してからというもの、
忙しい中でも、心がほんのり穏やかに安定している気がします。取材の余韻が続いているのかも。

 京都・三条御幸町のフラワー&キャンドルショップatelier Acor(アトリエ・アコル)のテーマは、

“コーヒーを買うように花を買おう“

そんな風に日常感覚でお花を楽しめたら、素敵ですよね。
とはいえ、普段お花に馴染んでいない人には、なかなかなハードルかも。
 ご心配なく、案内人は、
見た目は洋風。中身は関西風。花とのつきあいは・・・イタリア風! のDJ野村雅夫です。
お花のことを知り尽くしたフローリスト 福永亜矢子さんにじっくりお話をうかがいました。

聞き逃した方は、ぜひタイムフリーで!
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<まちゃお feat. フラワーズ>

① 店頭の雅夫さん&福永さん。 見た目、コーヒースタンドです。
このニュートラルな雰囲気は、性別問わず、どんな年代の方でも入りやすそう。

② これが、ウワサの「HANA⁺co」です。
カップは、小麦の殻などから作った循環型。
スリーブは、ご覧のような帆布で取っ手付き。このまま持って帰って、そのまま飾れます。
お家に花瓶がないあなたも、手軽に花のある暮らしが出来ちゃいます!

スリーブは、ちょうどコーヒーのトールサイズに合わせて作ってあるので、
今度はコーヒーを買うときに再利用。 なんて自然なリユース!

お花は、ドライフラワーとしても楽しめます。

③ 「HANA⁺co」は種類色々。②のスタンダードの他に、
こちらは「Weekly」。その週だけの一押しセレクトフラワー です。
毎週通ってしまいたくなるではないですか! 

④ こちらは「Special」。季節のお花を中心に、その時期おすすめのフラワーです。

⑤ スタンダードに、ちょこっと自分好みのお花を足してもらって購入。
これが、2週間後の姿。
すぼらな私は、ほとんど水をあげることもなく  (  (⌒-⌒; )ゴメンナサイ) 、
しかし、ええ感じのドライフラワーに育ちつつ(?)あります。


atelier Acor(アトリエ・アコル)   https://atelieracor.com

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atelier Acor(アトリエ アコル)が提案する、花のある暮らし: オンエアリスト[4.4 sun]

いますぐ、お花を買いに行きたい気分!
atelier Acor(アトリエ アコル)のフローリスト 福永亜也子さん、ありがとうございました!

▼今日お届けした、ほんのりはなやか~な曲のオンエアリストです

Spice Of Life / Manhattan Transfer
Rose Garden / Lynn Anderson
1234 / Feist  
Leux Yeux Ouverts / Beautiful South
FLOWERS / 多和田えみ   


▼番組のタイムフリー聴取はこちらから
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20210404170000

4/4(日)は、「atelier Acor(アトリエ アコル)が提案する、花のある暮らし[4.4 sun]

Buon giorno!

本日、4月4日のWhole Earth Radioは「アトリエ・アコルが提案する 花のある暮らし」
夕方5時からの放送です。

「コーヒーを買うように花を買おう」

というテーマを掲げている京都のフラワー・ショップ atelier Acor(アトリエ アコル)。
その素敵な試みについて、FM COCOLOで、一二を争う(?)花に馴染む男、野村雅夫がご案内します!

関西サーフカルチャーアーカイブ Vol.3[3.28 sun]

DJ:マーキー
ゲスト:古川勇(写真左)、原田泰三(右)
電話ゲスト:福田義明

1960年代後半、和歌山・磯ノ浦でサーフィンを楽しむ日本人の若者がいた!そこから生まれた関西のサーフカルチャー。 その歴史をあらためて掘り起こして残して伝えていこうと始まった番組の第三回。 

今回は第2期〜第3期と言われる1970年代後半から80年代に関西のサーフカルチャーに現れた3名のサーファーにお話を伺いました。 以下、番組でのみなさんのお話のまとめです。


■福田義明さん (STEP ocean sports)
伊勢出身・在住。実家の裏が海。マーキーがサーフィンの大会でMCをしていたJPSAの大会などに出場し、当時関西勢では唯一と言っていいほど常に上位に名を連ねて大会をもりあげたトッププロサーファー。サーフィン歴44年。波乗りを始めた頃、ヘンリー祝さん、千葉公平さんなどが伊勢で華麗なサーフィンを見せていて、そんな先輩に追いつけ追い越せとサーフィンの腕を磨いていたとか。

サーフィンに出会うまではやんちゃくれで、ボクサーとして心・技・体を鍛えていたが、Shoreの中古のボードをバイクを売ったお金 6万円で購入して以来サーフジャンキーに。

サーフィン上達の秘訣はイメージ。当時、サーフマガジンの写真を必死で見て、自分がその波に乗っているイメージをいつもしていた。 また、先輩のエヘさんに「サーフィンはセンスや。」「サーフィンはお洒落でなければいけない。魅せることがプロフェッショナルな仕事だ。」と言われ、実際その通りだった。

ーーー関西のサーファーの先輩でこの人!というと?
千葉公平さんの波乗りに向き合うスタイルに憧れる。スタイリッシュでアドベンチャーなところもあって、秘めたる闘志を持っている人で、今も追い続けている。

「何をおいても、先輩方があって、自分たちがあって、次の世代へとどんどんつながっていく関西のサーフカルチャーのシーンがあるから今があると思います。怖がらずに、気軽に立ち寄ってください。」
http://stepoceansports.com

■古川勇さん(CHUG https://www.chug-web.com
元スケートボード全日本チャンピオン。スケートとサーフィンの二刀流。
福田さん同様、マーキーがMCを務めていた大会で上位に名を連ねる。
サーフィンをはじめたきっかけは、スケートボード仲間のラスタマンこと溝部さんにサーフィンに行こうと誘われて伊良湖に行ったのがきっかけ。最初は波にもまれて真っ白け。イメージが悪かったが半年後、磯ノ浦に行ったときに「こんなに華やかな世界なのか」と思いサーフィンにはまる。

ある日、ゾウリを買いにラハイナサーフショップに行ったところ、いきなり「海に連れていってやる。今からお前はうちのライダーだ」と言われ、ボードを作ってもらうことに。それ以降、大会に出るようになる。 サーフィーンには出会う人に導かれた。

サーフィンがオリンピックの種目になったことは嬉しいし、もっとポピュラーになってこれからの選手がサーフィンで生活できるように発展していって欲しい。


■原田泰三さん (DIVE SURFBOARD https://www.drivesurf.net )
小学生の頃、学校の裏にサーフショップがあって、ワックスの匂いにアメリカを感じカッコいいなと思っていたが中には怖くて入らず。中2か中3のときに、友達のサーフボード1枚を持って5人ぐらいではじめて波乗りに行った時、すぐに乗れたのでそこからどっぷりはまる。

後に、岸和田から単身、伊勢に移住。スポンサーの協力を得てハワイなど海外で修行を積みプロトライアルを受けるも撃沈。リベンジのため修行で訪れたハワイのサンセットで初めて10フィートの波に乗りスイッチが入り、それ以降、猛練習を積み3度目のチャレンジでプロトライアル合格。

これまでサーファーとして波を求めて世界中を旅してきたけれど、人に胸張って言えることが何かあったかなと考え、53歳になった今はビッグウェーバーとして活動中。

サーフィンを通して自然を楽しんで、そして地元の方といい空気を作って欲しい。


などなど、いろんなお話が聞けました。
第4回も乞うご期待!!


【オンエア曲リスト】
Running On Empty / Jackson Browne
Another Brick In The Wall Part 2 /  Pink Floyd
プライベートサーファー / UA
Roxanne / Arizona Zervas



「もしもし、こちら最果です」後編[3.21 sun]

「もしもし、こちら最果です」後編の今週は、彼女の詩に想いを寄せる表現者から、アーティストの清川あさみさんが「私が恋に落ちた最果タヒの詩」を朗読、詩の魅力も語ってくださいました。

清川あさみセレクト「私が恋に落ちた最果タヒの詩」は【百人一首 9番 小野小町】(「千年後の百人一首」より)
セレクト理由...(最果さんと一緒に作った「千年後の百人一首」全体に関して)タヒさんの詩は
音が聞こえてくるような、色が見えてくるような、そんないろんな想像力を与えてくれる。
そして、全体的に視点の距離もおもしろく、少し、人間の悲しいこと…例えば(この詩だと)「年を取る」っていうちょっとネガティブに聞こえるようなことも、どこかちょっと愛おしいというか…かわいい音楽のようにも聞こえてくるような、そういう、いい距離感がすごく好き。
どの詩も、愛おしい人間の世界を彼女なりにいつも描いていて、絵を描く側としてはすごくビジュアルが浮かびやすく、いろいろ作りたくなってしまう…そんな感じです。


オンエア楽曲


M1)かくれんぼ / はっぴいえんど...(最果タヒセレクト)
「冒頭の2行が情景描写。三人称にも一人称にもどちらにもみえる。私が出てこないから。でもその歌詞の後に「私は熱いお茶を飲んでる」と出てきて、それまで聞いてきた言葉は肉体を介して見ていた景色なんだとわかる。言葉単体で小説とか詩とか本で読む言葉の魅力の良さがある。普通、歌の言葉って消えていくもの。その場その場できらめく言葉がパパッと映るのが歌詞の魅力の一部でもある。でも、それと同時に本で読むのは残っていく。視界にも残っていくし読む人も残していくつもりで読むから。その中で言葉が自分に急に近づいてきたり、急に体を持って現れたりとかした時の「ハッ」という緩急によって心が惹きつけられるみたいなのが、両方ある。松本さんの歌詞には。何年経って読んでも「これすごいな...。歌詞でこれができるってすごい...」と思う。

「かくれんぼ」の歌詞の秘密を松本さんがお話してくださいました。
聞き逃した方はは、ぜひタイムフリーで!

M2)Time /宇多田ヒカル...(小野小町のイメージで。最果タヒセレクト)
小野小町って自分の中でグツグツ気持ちと言葉を考えて混ぜ合わせている人だなと。宇多田ヒカルさんの歌詞もメッセージの手前の言葉という感じがする。コミュニケーションのために使われる言葉じゃない言葉で、それは自分自身の感覚とか、自分が見てる景色...自分にしか見えない(自分の目で見ている)景色は誰にも共有できない。その景色の中でしか生きられないのが自分。その自分として言葉を書く。むしろそういう言葉だから他の人は「アッ」と思ったりするみたいなところがあって。そういうことを考えている時に宇多田ヒカルさんだなと思った

M3)空色のくれよん / はっぴいえんど
「ぼくはきっと風邪をひいてるんです」それだけが書かれているっていうのが、一番、全てを伝えてくる時ってあって。この歌詞は本当に...いい。
...この曲について、2015年リリースの松本隆さん作詞活動45周年トリビュート「風街であひませう」に最果さんが解説しています。
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/CL64356/VIZL-842.html

M4)春よ来い / はっぴいえんど
「はっぴいえんどを初めて聞いたのが「春よこい」。”お正月”とか”こたつ”という言葉ってこんなにかっこよかったっけ?と思った。メロディーと歌詞が不思議な組み合わせで。"お正月"とか”こたつ”とか言葉の中に情緒もあるし、メロディーとしての情緒もあるけど、どちらも支え合ってない。両方がすごく研ぎ澄まされている。だからこそ、すごく高いところで重なり合っている感じがする」
松本隆さん曰く「ゆでめん」がほぼ処女作。中でも「春よ来い」と「12月の雨の日」が最初で、同じ晩に作ったそう。ここでまた貴重な制作秘話が。
聞き逃した方は、ぜひタイムフリーで!

今回も最果タヒさんならではの視点ではっぴいえんど の歌詞、松本隆さんの歌詞を解説していただきました。

「現代詩は死んでいる」と思っていた松本隆さんが最果さんを知って「詩人はまだ生きていた」と思ったほど。最果さんについて「日本の詩をひとりで背負ってたっている」「最後の詩人」ともおっしゃっていました。松本隆さんから「火を絶やさないように」と言われ、恐縮しながらも力強くうなづいていた最果タヒさんが印象的でした。

本日で心斎橋パルコで開催していた「最果タヒ展|われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」は終了しますが、ぜひ、最果タヒさんの著書で「最果タヒの詩」に出会ってください。

最果タヒオフィシャルサイト
http://tahi.jp

Whole Earth RADIO | FM COCOLO | 2021/03/21/日  17:00-18:00 radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20210321170000

今日のWhole Earth RADIOは「もしもし、こちら最果です」後編をお届けします[3.21 sun]

先週、今週と2週に渡って、詩人・最果タヒの世界にどっぷり浸かっていただく
「もしもし、こちら最果です」をオンエア。
最果タヒさんご本人をお迎えして、様々な角度から「最果タヒの詩の世界」を
紐解いていきます。
後編となる今週は、アーティストの清川あさみさんが「私が恋に落ちた最果タヒの詩」を紹介。最果タヒの詩を朗読、詩の魅力も語ってくれます。
番組後半は、作詞家・松本隆さんをお迎えして、最果タヒとのスペシャル対談をお届けします。

最果タヒオフィシャルサイトはこちら↓
http://tahi.jp

最果タヒ展H.Pはこちら↓
https://iesot6.com

「もしもし、こちら最果です」前編[3.14 sun]

「もしもし、こちら最果です」前編となる今週は、彼女の詩に想いを寄せる表現者から、大森靖子さんと佐藤千亜妃さんが「私が恋に落ちた最果タヒの詩」を朗読、詩の魅力も語ってくださいました。

大森靖子セレクト「私が恋に落ちた最果タヒの詩」は【小牛と朝を】
セレクト理由...朝に牛乳を飲むっていう…牛乳ってなんでこんなに美しいんだろうと思って、その真っ白なものを眺める時がすごくよくある。この感覚がずっと自分の人生に染み付いていたもの。自分の生活に土着的なものだなと思って、とてもとても昔からこの詩が好き。
一番静かな自分の中の時間が一番大切で、一番叙情的で一番情熱的だったりとかする。
一番感情をぶつけている時間、人に対して感情をぶつけられる瞬間は、人にとっては感情的に見えるかもしれないけど、自分の中で一番感情が溢れている時間は、一番静かな時間とか一番当たり前な時間だったりするから、それが描かれている朝っていう時間って夜以上にそれが溢れる時間だったりもするし、朝って夜をのりこえた結果だから、この詩がとてもとても大好きです。」


佐藤千亜妃セレクト「私が恋に落ちた最果タヒの詩」は【築20年1LDK】
セレクト理由...「なんだか自分が書いたみたいな、自分が考えてたり、普段感じていたようなことを、言葉にした、みたいな。読んでいて、そんな感覚になる詩だなと。ストレートにこういう感情ですっていう説明があるわけではないけど、こういうことに思いを巡らせている、だったりとか。あと、おそらく生き辛さを感じていたりする中でも、生きる方を選んで日常過ごしている感じだったりとか。自分以外の他者を大切に思う時の気持ちだったりとか、こう言う感情も実は密やかにあるよねというようなところを、すくい上げて、すくい取って、読ませてくれているような気がして、すごく好きな詩です。」


M1)ハナウタ/【Alexandros】×最果タヒ...最果タヒが作詞を担当した2018年のナンバー。

M2)hayatochiri/大森靖子...最果タヒセレクト「大森さんを初めて知ったときに思ったのが言葉と音楽が密着している。言葉自体が音楽みたいになっていて。歌詞を見るだけで音楽が聞こえるし、実際に音楽を聴くとさらに増幅される。最初に言葉っておもしろいと思ったのは音楽を聴いたときだった。友達や先生と話すときは文脈をちゃんとしないといけないし、相手の気持ちを先回りしてできるだけ気を使って喋らなきゃいけないけど、歌詞だと文脈が飛んでたり。でもその文脈の飛び方がすごく気持ちよくて。むしろ逆にわかってしまう、なにかっていうのがあるっていうのがおもしろいなと。大森さんの歌詞もそういうところがすごく強烈にある。音楽になるために生まれてきた言葉なんじゃないかと思う。この曲はまさにすべてのフレーズがそうなってる気がする。」

M3)  夜が明けたら/きのこ帝国 ...最果タヒセレクト「言葉って受け取ると自分の頭の中の声で黙読するから自分の内側に入りこんでくるけど、歌になった瞬間に歌う人と自分の交流になる。人と人が向き合うことで目の前の人は他人で生きてる人、他人で生きている人って実感を受けながらその人の言葉を聞いている時、自分自身もその人にとっては他人で生きてる人間っていう。一人で本を読んでると自分という枠を一瞬忘れるけど、一対一になった時、自分も本当に人類のうちのひとり、血が流れているひとりの人間なんだと思い出させる。そう思わせるのは他人、他人がその声でこういうメッセージを歌った瞬間、メッセージに対してどう思うかを超えたところで、自分の見ている景色が変えられる力がある。それは歌にしかできない言葉の力。この曲は、佐藤さんの歌い方とここまで歌い上げたものが音源として残るっていうことに感動した。」

M4)  ペピン/BLANKY JET CITY...最果タヒセレクト「ブランキーは10代の私の青春。本当に集中しないといけない時は、ブランキーを聞く。10代の頃のすごくかっこいいものに出会ったときに降参できない、すごくいいと思ってしまったから私は今から必死でそれに対して反応し続けないとかき消されてしまう...みたいな恐怖心みたいなのがあって。それが思い出される。その頃にすごく好きだったものって自分をすごく焦せらせる。でもそれが心地いい。それでしか得られないカッコいい!という気持ちが残ってる。」


最果タヒさんがどんな風に、どんな思いをもって音楽を聞いているのか、たっぷり聞かせていただきました。

来週3/21は「もしもし、こちら最果です」後編。
詩の朗読はアーティストの清川あさみさんが、そして、作詞家の松本隆さんもスペシャルゲストとして登場してくださいます。
お楽しみに!


「最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」
 は、3/21(日)まで心斎橋パルコ 14階 パルコイベントホールで開催中。
▼展覧会ホームページ
https://iesot6.com/

今日のWhole Earth RADIOは「もしもし、こちら最果です」前編をお届けします[3.14 sun]

今週、来週と2週に渡って、詩人・最果タヒの世界にどっぷり浸かっていただく
「もしもし、こちら最果です」をオンエア。
最果タヒさんご本人をお迎えして、様々な角度から「最果タヒの詩の世界」を
紐解いていきます。
また、彼女の詩に想いを寄せる表現者の方々が「私が恋に落ちた最果タヒの詩」を紹介。
前編となる今週は、大森靖子さん、佐藤千亜妃さんが登場、最果タヒの詩を朗読、詩の魅力も語ってくれます。
現在、心斎橋パルコで開催中の「最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」についての見どころを、ご本人からお聞きします。

▼展覧会ホームページ
https://iesot6.com/