CIAO 765
ケンナの写真は俳句の世界[5.28 wed]
Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
日曜日の午前中にサクッと行ってきたのは、何必館・京都現代美術館です。ここは北大路魯山人のコレクションも有名ですが、同時に写真もたくさんアーカイブされております。今回は風景写真の大家の作品群を拝めると聞いて、旅が恋しくなってきていた最近なので、出向いた次第です。
写真に明るくない僕は名前ぐらいしか知らなかったマイケル・ケンナ。イギリス出身で現在はアメリカで暮らしている、という紹介にはなるんですが、正確には「旅を棲家として」暮らしているという感じでしょうか。なにしろ、世界40カ国以上を巡りながら、ほぼすべてモノクロームで風景写真ばかりを撮り続けているのですから。
鑑賞者である僕たちは、世界各地の風景と向き合うことになるわけですが、そこには「一瞬が切り取られた」というよりも「時間が凝縮された」印象があるなと思っていたら、それもそのはずで、ケンナ氏は長時間露光をよく使われるんですね。つまり、カシャッとシャッターを切るのではなく、三脚を立てて構図を決めたら、シャッターをしばらく開けっ放しにして、風景としばらく向き合うんです。そうしてできた作品は、具象でありながら程よく抽象化されて、音で言えばノイズが削られて、文学で言えば何だか俳句のよう。
初めて目にしたマイケル・ケンナの作品ですが、すっかり気に入った僕は勢いで写真集も購入。その後、祇園周辺をうろついていたら、同じくケンナの写真集を持ち歩いている30代ぐらいの男性を見かけて、「やっぱり買いましたか! 良かったですよね」と話しかけたい気持ちは、抑えておきました。
マイケル・ケンナ展は、6月29日まで!
今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。
3箇条を胸に刻む[5.27 tue]
Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
先日、僕が主催者のひとりとして開催してきた京都珍肉博覧会、EAT THE WORLD MEATの幕を一度下ろしてきました。珍しい肉や部位を、陸海空問わず、次から次へとおいしく食し、それぞれの料理に見合った音楽を僕がミートジョッキーMJとしてどんどんかけ、その食材や食文化にまつわるウンチクも披露するという独特すぎるイベント。
おかげさまで昼の部、夜の部とビルボードライブ大阪よろしく2回のパフォーマンスで大勢のお客様をお迎えすること計7回。好評ではあったのですが、会場としてきた僕の会社の事務所移転に伴い、一度幕引きということになったわけです。
7回目にして、3つのモットーも誕生しました。
1.未知なる食材を愛でよう!
2.音楽とともに食を楽しもう!
3.お肉を通して文化を学ぼう!
これからも、この3箇条を胸に肉食に邁進しつつ、またいつかの珍博(ちんぱく)開催を目論んでまいります。写真は、クマの爪のオリジナリティーが過剰なネックレスをお客さんからお借りしてはしゃいでいる僕です。無事にイベントを成功させることができてホッとしている顔でもあります。
今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。
その匂いに用がある[5.26 mon]
Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
来世は羊と自分で勝手に決め込んでいるもので、グッズもそうですが、摂取にも励んでおります。先日、久々に無性に食べたくなったのが、ハギスという料理。ご存知でしょうか。羊の内臓をミンチにして、各種ハーブやスパイスなんかと混ぜ込んだものを羊の胃袋に詰めて蒸したり煮たりする、非常にパンチのきいたスコットランドの料理。ホルモンが苦手っていう方には近寄りがたい代物ですが、なんでも食べてみたい派の僕、ましてや羊好きの僕にとっては好物なんです。
パンチは見た目もそうですが、その香りにあります。以前、テイクアウトして家で温めたものを食べようとしたら、ダイニングの空気清浄機がものすごい勢いで動き始めて苦笑したほど。
今回はお店で出来立てをいただこうと乗り込んで、いの一番に注文するとマスターがこう言いました。「匂い、かなりキツイけど大丈夫かな?」。僕は食い気味に返答します。「その匂い、大歓迎です」。
そして出てきたのが、こちら。どうですか。この写真写りの悪さ。いや、お店の名誉のために言えば、盛付けはすばらしいんです。でも、ハギスというのがそもそも写真に向いていない料理なんですよ。でも、最高においしいんです。僕にとっては。
すぐに平らげたもので、皿を下げに来たマスターが「ペロリやね。今度はハギスのパイも食べてみるか? あれ、作ってるほうが匂いでクラクラ来るんやけど、がんばるで」。
ようし! 次はパイだ! 再訪を誓った夜でした。
今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今日のおやつタイムの15時まで、よろしくです。
▼GUEST:さかいゆう ▲タイムフリーで聴けます♪[5.22 thu]
野村雅夫の「CIAO 765」
さかいゆうさんをスタジオ生出演でお迎えしました♪
【【【 聴き逃した方はこちらから↓ 】】】
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20250522141835
さかいゆうさんは3月に、
最新アルバム「PASADENA」をリリースしました!
昨年10月でデビュー15周年を迎え、8枚目となるオリジナルアルバム「PASADENA」。
メジャーデビュー前に、LAや東京で切磋琢磨した2000年代の音楽的ルーツに立ち返り、
そのLAと東京で4曲ずつ制作したHip Hop/R&Bフレイヴァー溢れる新曲8曲に、
昨年配信のみでリリースされたNY録音の3曲をボーナストラック収録した全11曲を収録!
ちなみに、アルバムタイトルの「PANADENA(パサデナ)」は、
さかいゆうさん自身が当時居住していたロサンゼルス郊外の街の名前ですよ〜。
さかいゆうさんは、アルバム「PASADENA」を携えて、
まもなくツアーがスタートします!
関西は、6月2日(月) なんばHatchです◎
▼さかいゆう HP
https://www.office-augusta.com/sakaiyu/
-----------------------------------------------------------
【【【 聴き逃した方はこちらから↓ 】】】
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20250522141835
◆オンエアから1週間以内は、
radikoのタイムフリー機能を使って、聴き返すことができます♪
◆お気に入りの番組を友達と共有できる
「シェアラジオ」機能もぜひご活用ください!
(エリア外の方は、radiko.jpプレミアムに登録すれば、全国で聴けます♪)
▼GUEST:イラストレーター・雑貨デザイナー 末益ひろこ ▲タイムフリーで聴けます♪[5.22 thu]
野村雅夫の「CIAO 765」
木曜11時台のコーナー【 ホームズ Hop Step Art 】
今月は、イラストレーター・雑貨デザイナー
末益ひろこさんにフォーカス!
今週は、先週のインタビュー〔前編〕に引き続き、
インタビュー〔後編〕をお届けしました!
【【【 聴き逃した方はこちらから↓ 】】】
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20250522112250
今週もプレゼントがあります!
末益ひろこさんデザイン
UNKNOWN ASIA Printed Matters × 1名様
ご応募はこちらから!
https://cocolo.jp/service/Request/index/member/1110
イラストのデザインは、番組公式Xにアップしています!
https://x.com/ciao_765
末益ひろこさんのSNSはこちら!
ぜひチェックしてみてくださいね〜♪
▼WEBサイト
https://rococreate.com/
▼Instagram
https://www.instagram.com/rococreate/
▼X
https://x.com/rococreate
-----------------------------------------------------------
【【【 聴き逃した方はこちらから↓ 】】】
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20250522112250
◆オンエアから1週間以内は、
radikoのタイムフリー機能を使って、聴き返すことができます♪
◆お気に入りの番組を友達と共有できる
「シェアラジオ」機能もぜひご活用ください!
想像力の種になる[5.22 thu]
Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
昨夜はマルチなエンターテイナー伊舞なおみさんの地球デビュー60周年を記念したイベントに参加してきました。場所はロフトプラスワンウエスト。ありがたいことに、CIAOリスナーにも集まっていただき、僕は開場中の場内ラジオと朗読劇には役者として登壇しました。
普段からラジオでも落語の真似事のような複数人のやり取りを演じることはあるものの、そして演劇の経験はあるものの、実は舞台の上で朗読劇をするのは初めて。その昔は、勝手なイメージで、朗読劇って動きがないわけで、言わば演劇の稽古、台本の読み合わせみたいな省エネモードのお芝居なんて思っていたことを、ここに告白します。
やってみてわかりました。演出を受けて悟りました。朗読劇は、複数人でやる落語のようなものである。演劇というよりは、舞台の上の役者が発する言葉や息遣いを材料にしてシーンを想像する。だから、演出は最低限。足し算より引き算。そこに面白さがあるんですね。僕も昨夜はそんな満員のお客さんたちのイマジネーションの種となるべく発奮しました。笑いもしっかり起きていたので、朗読劇デビュー成功! ってことで良いかな?
伊舞さんが夜なべして(かどうかは知らんけど)用意してくれた台本は、永久保存版。最近、増えるなぁ、永久保存版の紙類。ま、人生の記録です。
今日もおやつタイムの15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。
オープニング小咄の活字化![5.21 wed]
Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
こうして毎日文章も書いているし、時には雑誌や新聞に自分の原稿が掲載されることもありますが、基本はラジオでの話し言葉が僕のメインのアウトプットです。話し言葉と書き言葉の違いはいくつも挙げられますが、最たるもののひとつが、話し言葉はどんどん流れて残らないこと。そう、僕の言葉は、たとえ誰かの記憶に残ったとしても、記録には残らないのです。
先日、150ページほどある、こんな立派な読み物が届きました。それこそ、覚えていらっしゃる方もいるかしら。去年の夏に大阪市中央公会堂で開催された、国内最大のタイルの祭典「セラスタ2024」で僕が総合司会的な仕事をしていたこと。あの1日が、見事にまとめられたんです。早速ページを捲ってみると、たくさんあったシンポジウムでの僕を含めた登壇者の発言が丁寧に文字起こしされている他、当日に館内で同時開催されていたワークショップの模様も美しい写真で記録されているではありませんか。
これだけでも永久保存版なのに、なんと冒頭の方で、僕のCIAO 765でのトーク内容が、僕のラジオでの話し言葉が、これもきっちり文字起こしの上、掲載されているんです。これは初めての体験かも。僕がオープニング小咄と呼んでいるやつが、まさかの活字化です。さすがはタイル職人の皆さんだ。きめ細やかな仕事ぶりに感心しました。
改めて、セラスタ2024のホームページでも、多彩なコンテンツで当日の様子を振り返ることができますよ。今年は11月に名古屋で開催とのこと。応援しています。
https://cerasta.com
今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。
▼GUEST:三代目魚武濱田成夫▲タイムフリーで聴けます♪[5.20 tue]
今日の《朝日インテック Dream Together 》のコーナーでは、
詩人の三代目魚武濱田成夫さんをお迎えしました!
【【【 聴き逃した方はこちらから↓ 】】】
https://radiko.jp/#!/ts/CCL/20250520112159
三代目魚武濱田成夫さんは、今年1月31日に、
株式会社G.B.から『誰かと同じで 素晴らしいぐらいなら
誰とも ちがって 素晴らしくないほうが 千倍かっこええやんけ』を
発売しました。
自分を褒め称える詩だけを書き続ける詩人
三代目魚武濱田成夫さんの22冊目となる“最今日”の詩集!
220詩収録。魚武さんの詩集史上最大のボリューム。
この本をつくるきっかけは2つ...
1.20代の時、"自分を褒め称える"作品をたくさん作られていたそう。
2.高校時代、美術科で応援団をされていて、
普通科と美術科で場所が分かれたときに応援するものを失ったので、
これからは自分を応援していこうと思われたそう。
"初めて伝わるのは、結局どう伝えるかが大事"とのことで、
絶対読ましたるねんと言う心意気でつくられました!
本の帯の文章は、中島みゆきさん。
ちなみに、このコーナーで毎週紹介している世界の偉人の名言。
今週はこの本からのお言葉を紹介♪
「人生にはな おびえるべきじゃない そびえるべきなんだよ」
-----------------------------------------------------------
【【【 聴き逃した方はこちらから↓ 】】】
https://radiko.jp/#!/ts/CCL/20250520112159
◆オンエアから1週間以内は、
radikoのタイムフリー機能を使って、聴き返すことができます♪
◆お気に入りの番組を友達と共有できる
「シェアラジオ」機能もぜひご活用ください!
(エリア外の方は、radiko.jpプレミアムに登録すれば、全国で聴けます♪)
ロビーじゃなかった。では、誰だ?[5.20 tue]
Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
だいたい放送開始1時間くらい前には局入りしている僕。スタッフと談笑しながら、いつもの打ち合わせブースで、だいたいもぐもぐ早めの昼食を取っているわけですが、昨日はいつもの場所が諸事情で使えなくなっていたので、編成部横のちょいと立派な会議スペースをCIAOチームが陣取っていました。
いつもと違う場所だと、すぐにキョロキョロ観察する癖がある僕なので、そのスペースにはミュージシャンのゴールドディスクみたいな盾とか、記念品がいろいろ置いてあって、観察しがいがあります。そこにひとつ、サッカーボールがあるんです。なんだろう、これは… サインがあるぞ。R... がはっきり見えるな。
ロビー・ウィリアムズ? 彼もサッカー大好きだものな。スタッフに聞くと、「若い頃に彼はここに来てますからね。その時かな」なんて言うわけです。「え? ベター・マンがここに来たの? そんなことあったの?」と応答する僕。そっからはロビーの話やそのボールにまつわる局内での昔話にひとしきり花が咲きました。
で、お弁当をもぐもぐとしているところに、ハッと気づきました。違う、これ、ロビー・ウィリアムズじゃないよ! ロッド・スチュワートだよ! そうだ、ロッドはコンサートでサッカーボールを客席に蹴り込むパフォーマンスがあるじゃないか。それだ! そして、このボールを客席で受け止めたのは、確かCIAO 765の三代目Pじゃなかったかしら。後で聞いてみよう。
今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。
大好物、きた〜〜〜〜〜〜〜!![5.19 mon]
Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
僕が定期購読している冊子「イタリア好き」最新号が届きました。開封して表紙を見た瞬間に、思わずガッツポーズですよ。やった! 僕の大好物の特集!
ここにも書いてありますが、カルチョーフィという野菜はご存知でしょうか。日本ではチョウセンアザミなんて言われますが、英語のアーティチョークの方がメジャーかもしれませんね。
カルチョーフィは、3000年前には地中海沿岸で自生していたということがわかっているらしい、相当な伝統野菜と言えますが、よく思うのが、最初に食べた人の勇気ですよ。食べられそうな見た目じゃないんだもの。でも、おいしいの。ちょうどこの時期なんですよね。甘みと苦みのバランス。栄養価も高いし、向こうではパスタに煮込みに、なんなら生でも(!)と、調理法も多彩。ハーブと一緒にリキュールを作り、食前酒や食後酒としても重宝されます。
日本だとオイル漬けや酢漬けされたものが瓶詰めや缶詰の保存食として輸入されていますが、ページをめくるたびに、向こうのフレッシュなやつをまた食べたいなと懐かしくてたまらなくなりました。イタリアが世界の生産量の1/3を占めるという量産国らしいです。調べると、種や苗は日本でも手に入る模様。植えるか? やってみるか? いや、やめとくか? 迷ってます。
今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今日のおやつタイムの15時まで、よろしくです。