CIAO 765
最終的に首が…[12.2 tue]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
土曜日に行ってきた、11月2度目の名古屋出張。せっかくならセットで少し観光もしちゃおうと、トークショーの前に訪問したのは、名古屋城。前に来たのはいつだったかな。小学生か中学生の頃に、確か校外学習で金の鯱を拝んだような… 記憶は曖昧模糊としています。ま、友達と喋るのに夢中で、ろくに見てなかったんだろうな。
戦後再建された天守閣については、耐震の問題から、現在は中にはいれない状態で、今後木造での再建、復元を目指していることは知っていましたが、今の目玉はその天守を臨むそばの建物で2018年に再建された本丸御殿。ろくに下調べもせずに行ってみたんですが、ここがすごかった。
戦時中の空襲で焼けてしまった江戸時代の建物ですが、よくぞここまで復元したものだと感心しきり。戦前に国宝に認定されていたことから、しっかりとした図面の調査と写真による精緻な記録が残っていたことで実現したんだそうです。やっぱり、記録って大切だよね。
でも、資料があったとしても、技術が追いつかなければ元も子もありません。そこへいくと、宮大工の皆さん、そして絵師のみなさんなどなど、職人さんたちの手仕事たるや、あっぱれですよ。狩野派の襖絵もこの通り、きっちり鮮やかに再現されているんです。欄間もすごいし、釘隠しも豪華。天井の絵もすごいしと、出てくる頃にはしっかり首が痛くなりましたとさ。
今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。
▼GUEST:ROTH BART BARON ▲タイムフリーで聴けます♪[12.1 mon]

野村雅夫の「CIAO 765」
今日の14時台は、、、
【ROTH BART BARON】三船雅也さんをお迎えしました♪
去年の11月以来、1年ぶりの登場です☆
そしてROTH BART BARONといえば、、、
9/23の特番「FM802&FM COCOLO HOLIDAY SPECIAL「Songs in the Air」で
長野県・八ヶ岳音楽堂でのスペシャルライブに出演!
小林武史さん率いるオリジナルバンドの演奏とともに、素敵なステージを披露していただきました♪
いろんなアレンジで小林さんのピアノを聴いていたので一緒に歌っていて感動した、と三船さん。
特別な時間だったとおっしゃっていました。
そんなROTH BART BARONは、先月通算9枚目のアルバム『LOST AND FOUND』がリリースになりました!
日本語で言うと「落とし物センター」のような意味。
無くしたものと見つけたものが同時に存在する落とし物センター。
世の中全体が落とし物をしてる感じがしていると感じたそうで、テーマを決めたそう!
オープニングの「CRYSTAL 」は羊文学・塩塚モエカさんとの楽曲。
フェスなどで交友があったそうですが、この曲ができたときにモエカさんの顔が浮かんだそう!
楽曲に呼ばれた気がするとおっしゃっていました♪
他にも、「Kitsunebi」のお話しや、ドイツ・ベルリンと東京の2拠点生活のお話しなど、、、
たくさん伺いました!
ぜひタイムフリーでお聴きくださいね♪
そして、11/16からツアーがスタートしています!
素晴らしい時間でいいスタートが切れた、と三船さん。
12/12(金)のKOBE QUILT公演はソロ編成
来年、3/14(土)の大阪 梅田シャングリラ 公演はバンド編成です♪
アレンジが巧みなROTH BART BARON。
ソロもバンド編成もどちらも素敵なのでぜひ見比べてみてくださいね(๑>◡<๑)
▼タイムフリー
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20251201141756
▼リリース
『LOST AND FOUND』
11.5 Digital / 11.19 LP
▼LIVE(関西)
"LOST AND FOUND" TOUR
日程:12月12日(金)
会場:兵庫・KOBE QUILT ~SOLO編成・神戸公演~
日程:2026年3月14日(土)
会場: 大阪 シャングリラ ~BAND編成・大阪公演~
なつかしいたくさんのふしぎ[12.1 mon]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
うわぁぁ、懐かしいなぁ、これ。先日の本についてのトークショーの際に参加してくれたリスナーから差し入れいただいたのが、福音館書店が発行している月刊の「たくさんのふしぎ」。ずいぶん昔からあった気がするけど、いつからだろう。調べると、第一号の発行は1985年春。著者は谷川俊太郎だったそうな。肝いりで始まったんだろうことがうかがえますね。僕も学校や地域の図書館で見かければ手に取ったものだし、実家にも何冊かあったはず。小学校中学年程度が対象の読み物多めの絵本ですが、これって毎号その道のエキスパートが関わっているので、大人の鑑賞にも十分すぎるくらいの出来栄えなことが多いんです。
ご親切にもその最新号をプレゼントいただいたのは、特集が「イタリアの丘の町」だったから。そう、イタリアって、全国あちらこちらに中世から残る丘の上の小さな町が点在しているし、その多くが小さくとも「都市の風格」を備えているのも僕の好きなところ。ただ、その数はとても多いので、僕も名前すら知らない町がわんさか。ページを開くと、やっぱり未知の町が取り上げられているではありませんか!
これ、写真じゃなくて一流の画家による絵で様子を知らせてくれるのも素敵。絵にすることで、町の時代を超えた特徴や魅力がより伝わる気がします。あ〜、次はいつイタリアに行けるかなぁ。ここで紹介された町のどれかを訪れてみたいもんだ。
今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今日のおやつタイムの15時まで、よろしくです。
いちいち暗算[11.27 thu]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
47歳になりました。数ヶ月前、初対面の人に、「雅夫さんって、おいくつですか?」と聞かれて、「47歳です」と即答した5分後くらいに、「あ、まだ46歳でした」って修正することがありました。相手にしてみれば本当にどっちでも良いことなんですが、一応、ね。
いやぁ、そんな間違いをするくらいに、自分でもどっちでも良くなっているのか、あるいは、体育の持久走でトラックをグルグル回っているうちに自分が今何周目かわからなくなってしまう現象が人生にも押し寄せているのか、ともかく、年齢をいちいち計算している状況です。
こんな調子ですから、誕生日プレゼントを自分で自分に用意するなんてこともないんですが、考えたら、先日10数年ぶりに自転車を買い替えたじゃないか。これが今年の自分へのご褒美ということにしておこうと、今朝もおニューな愛車にまたがりながら思ったしだいです。
今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。
フランク・ショドウ[11.26 wed]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
小学生の頃、6年間、近所の書道教室に通っていました。書道というよりは「お習字」という言葉の方がしっくりくるような、ゆるい習い事だったんですけどね。まぁ、僕が勝手にゆるく捉えていただけで、きっちりやっている子にしてみれば、僕のような不真面目な生徒は軽い迷惑だったと思います。なにせ、その教室が開かれていた公民館に置いてある漫画を読み尽くし、しょっちゅう墨汁で畳を汚し、旗の掲揚に使われるポールのロープでブランコをしていたような生徒でしたから。
そんな昔取った杵柄が朽ち果てている僕が、先日、局からスタコラ歩いて帰っている時にふと目にした張り紙にハッとしたんです。「ハーイ!ショドウ!」。なんでしょうか、このキャッチーさ、フランクさは。そして、hの文字が筆になっているアイデアよ。
僕もこうしてキーボードを叩いてばかりですから、久しぶりに、そしてあくまでポップにフランクに筆を取りたくなりましたね。考えれば、もうすぐ年末年始。書き初め、やるか、おい!
今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。
▼GUEST:上妻宏光[11.25 tue]

今日は、三味線プレイヤーの上妻宏光さんをお迎えしました!
お父さんが趣味で三味線をやっていて、
6歳から三味線を始めた、上妻さん。
幼い頃から、生音へのこだわりがあって、
日本人は、日本で伝統楽器に触れる機会が少ない、
それを身近にしていきたいという思いで、今に至ります!
11/26に、ソロ活動25周年を記念したアルバム
『繋 -TSUNAGU-』がリリースされます。
「伝統とは革新とともに、繋ぎ続けること」という信念を軸に、
次世代奏者たちとの共演を通じて
“新たな時代へ繋ぐ”ことをテーマに制作された意欲作。
アカデミー賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』や
人気ドラマシリーズ『イカゲーム』等の音楽を⼿がけ、
“映像音楽の天才”と称される韓国の作曲家チョン・ジェイルによる
書き下ろし曲「YUGEN」や、
和太鼓の第一人者・林英哲と英哲風雲の会との共演曲「NIPPON」、
上妻さんと20歳くらい離れているという、
津軽三味線奏者・浅野祥さんをはじめ、チェロ奏者・宮田大、
箏奏者LEOといった、国内外で活躍するトップアーティストが参加。
ジャンルを越えた共演が織りなす
“未来へ繋ぐ音”で伝統と現代が響き合う新たな⾳世界を構築しています。
楽器が一緒の場合は、個々のカラーが出るそうで、
デュオの曲は、チューニングも同じだけど、
ハーモニーをつけるために、あえて変えて、
作曲に取り入れているそうです。
リスナーさんからの質問で、志村けんさんのお話も...
津軽三味線でお弟子さんだった、志村けんさんについて、
志村さんは、時間のある時にお稽古していたけど、
次のお稽古の時には仕上げていたので、進むのが早かったそう。
"練習抜きに、何もできない、そういうことができる人"、
"短期で技術を向上した努力家"と、おっしゃっていました。
現在、ツアー中。
ソロデビュー25周年 上妻宏光「生一丁!」Tour 2025-2026
関西での公演は...
・12/20(土) 滋賀:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
ゲスト:浅野祥(三味線)
来年の公演は...
・3/28(土) 大阪:東大阪市文化創造館ジャトーハーモニー小ホール
ゲスト:浅野祥(三味線)
津軽三味線は元々、“門付け”という家々の前で三味線を弾いたり、
唄ったりして、お金や食べ物を貰ったりする芸から始まったと
言われています。
現在、伝統楽器の演奏もスピーカーを通し聴かせるのが大半であり、
“生音”で聴く機会もほとんどなくなってしまった。
上妻宏光さんは、“洋楽器と三味線の融合による進化の可能性”を
追求すると反面、三味線の歴史を考えたときに
“生音にこだわる自分”がいてもいいとの思いから、
このツアーを行っているそうです。
初日は、ニューヨークで行われて、一曲ごとに歓声があがったそうで、
バトル感も味わえるライブとのことですので、ぜひ!
▼GUEST:野崎徳洲会病院 副院長 心臓血管センター長 藤原昌彦先生[11.25 tue]

夢に向かって頑張る人を後押しするナンバーをお送りしていく
コーナー「朝日インテック Dream Together」
野崎徳洲会病院 副院長、
心臓血管センター長の藤原昌彦先生にお話を伺いました。
藤原正彦先生は、
2004年に日本大学医学部医学科 卒業後、
九州大学初期臨床研修医を経て、
2006年から福岡東医療センター循環器科医師、
2008年から九州大学病院第一内科・ハートセンター医師、
その後、岸和田徳洲会病院で、
医長、副部長、部長、主任部長を務められまして、
現在は、野崎徳洲会病院 副院長、
心臓血管センター長を務められています。
もともとは、学生の時に、心臓血管の"心臓カテーテル"の授業を
受けていたら、急性心筋梗塞の患者さんが、
カテーテルをするとあっという間に良くなったことを目の当たりにし、
これは面白いと思ったそうで、お医者さんをやろうと思った
きっかけになったそうです。
カテーテルの手術は、
カテーテルと呼ばれる、髪の毛くらいの細い管を血管に通し、
血管内から治療をする手術で、
体への負担が少なく、時間も短縮されるそうです。
40年くらい前は、カテーテル治療がなかったそうで、
心筋梗塞の治療で死亡する確率は25%くらいのところが、
カテーテル治療により、今では8パーセントに。
いまカテーテル技術は、劇的に変わってきていて、
道具や技術の導入が、一つの理由で、
また、医療従事者の努力、献身的な治療が大きいそうです。
国民は、コスト、質、フリーアクセス、
これを考慮して病院を選んでいて、
病院では人手不足のため、求めるものは高くなっていっているけど、
最近は、病院を選ぶのが難しくなってきているそうです。
動脈硬化の患者さんは、予防もできることがあるので、
みんなの努力で、減らせる時代が来るといいなと、
藤原先生は語っていました。
また、医療従事者をサポートするシステムも必要。
医療を志す方には、
しんどい時に、みんなで支えあえるようになればいいな、とのこと。
藤原先生がセレクトした曲は...
Occupation /The Skatalites
[音楽は僕の仕事だ]と歌っていて、
My Occupation、医療がぼくの仕事だということでセレクト!
ひだまりで読みたい[11.25 tue]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
今年夏、戦後80年の展覧会を取材がてら観るために出かけた京都マンガミュージアム。いくらでも漫画が読める最高な環境だってのに、その時は後ろに予定が入っていて、まさに後ろ髪を引かれる思いでそそくさとミュージアムを後にするスケジュールだったんです。なんてこった!
せっかくなら何かお土産をとショップで買い求めたのが、『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』でした。これは去年の「このマンガがすごい! オンナ編」で1位だったということですが、「オンナ編」なんてあるのかと漫画に疎い僕は思いつつページをめくると、確かに女性が生きていくうえで抱く可能性の高い複雑な心情が、詩的なセリフだけでなく、息を呑んで眺めてしまうすごい画面構成の絵によって表現されていて唸りました。僕は男性だから想像することしかできないとはいえ、男性だからこそ学ぶところも多くて有意義な読書でした。
「でした」と書きましたが、実はちゃんと読んだのは先週末。だって、ほとんどの舞台が冬で雪が重要なモチーフになっているんですもの。灼熱の真夏じゃないなと、本棚に寝かしておいたものをこのタイミングで取り出してきたんです。正解でした。セーターを着込んで、休みの日に窓辺のひだまりに足を伸ばして読むのにぴったりでしたよ。
今日も15時まで、聴ける範囲でのおつきあい、よろしくです。
▼GUEST:田中宗一郎 & 宇野維正 ▲タイムフリーで聴けます♪[11.24 mon]

野村雅夫の「CIAO 765」
田中宗一郎さん & 宇野維正さんをスタジオ生出演でお迎えしました♪
昨日は梅田・堂山のトークライブハウス「 梅田 Lateral 」で
来阪トークイベント 戦時下のポップカルチャー最前線 満身創痍の2025 年を総括する 」を開催!
司会はDJ 深町絵里さん!
そして田中宗一郎さんは 3 ヶ月ぶりの現場復帰でした!
なんと5時間半強にわたるトークショーでした!!
そこでは、Oasisの話もたっぷりと、、、
その延長で今日もOasisのお話になりましたが、深町さんもスタジオに飛び入りしそうな勢いでした(笑)
音楽のお話だけではなく、映画のお話も!
昨日のトークショーはアーカイブもありますので、5時間半ゆっくりご視聴くださいね♪
そしてお二人は今週末11/29(土)午後 9 時からの 765 SQUARE では半年に一度の恒例シリーズ「 ポップカルチャー 2025 」をOA!
こちらもぜひお聞きください☆
タイムフリーはこちらから↓
radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20251124141755
同い年の絵本を読み返す[11.24 mon]

Buongiorno a tutti! (ブオンジョルノ・ア・トゥッティ)
こんにちは。
どうも、僕です。野村雅夫です。
先週のこと、僕の住む京都市左京区にも熊の出没情報がありました。僕の家のそばではないけれど、自転車や車でちょくちょく通るような市街地エリアです。あれま…。数年前にもそんなことがあって、そのエリアの小学校の児童たちに集団下校の指示が出ていたなと、思い出しました。今年は本当にこの種のニュースが多いし、人的被害も増えています。
そんな時に僕が思い出す絵本があります。小学生の頃に読んで、今も大切に保存している『ぼくはくまのままでいたかったのに』。僕の生まれた年、1978年に初版が登場して以来、一度絶版になったようですが、今はまた「新版」が世に出ています。
快適な穴ぐらでの冬眠から覚めたクマ。穴を出ると、森が切り開かれ、ピカピカの工場ができあがっているではありませんか。目をこすりながら、状況がつかめないクマ。トボトボと工場付近を歩いていると…
本来であれば生息圏が異なるはずのクマとヒト。人間がずんずんと森林を切り開いた結果、無用な接触が生まれてしまうのだということにこの本が警鐘を鳴らしていたのが約半世紀前。残念ながらと言うべきか、今ますます読むべき本となっています。喫緊の課題であると同時に、将来に向けた息の長い取り組みも必要な問題ですから。
今週も、聴ける範囲でのおつきあい、まずは今日のおやつタイムの15時まで、よろしくです。