物見遊山
門上西林 物見遊山 【#287/2022.4.2】[4.2 sat]

毎月最初の土曜日のトークテーマ『映画』
今回は『80年代の映画』
●今夜の選曲●
<門上選曲>
La Wally / Wilhelmenia Wiggins Fernandez
<西林選曲>
ダンシング・オールナイト/もんた & ブラザーズ
●ラストソング/テーマ「髪」
セレクター:門上武司
幸せの結末 / na Relo
門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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1980年代の映画について語るというのが今夜のテーマ。その時代、わたしは18歳から27歳までにあたり、なかでもいちばん映画を観たのは20歳からの4年間。大学時代になります。しかしその観賞作品はかなり偏ったものだったと思います。ロードショー劇場へは背をむけて、大毎地下劇場と三越劇場をメインに、たまに吹田映劇のオールナイトへ(昼間は邦画成人映画を上映していたので)。いわゆる名画座や単館系といわれる劇場でフランスのヌーベルバーグ作品や、日本のATG作品を主に観賞していました。
番組でも何度かお喋りしましたが、北浜にあった三越劇場はフランスの新作がよくかかっていて、エリック・ロメールの「海辺のポリーヌ」や「満月の夜」や「緑の光線」を観ては恋に恋してジリジリしていたことを思い出します。最近になってロメール作品を観直したいと思ったのですが、レンタル店にはなかなかないんですね。そんなときに知ったのが「ザ・シネマメンバーズ」という月額制の配信サービス。わたし好みのミニシアター・単館系作品が中心で、とくにロメール作品が豊富なのがうれしい。昨年の秋から冬にかけては集中的に観ました。やはり甘酸っぱい。恋に焦がれたあの時代を思い出してしまいます。
<西林初秋>