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物見遊山

門上西林 物見遊山 【#285/2022.3.19】[3.19 sat]

<今夜のトークテーマ>
『シンガー・ソングライター』

<西林選曲>
For A Dancer /  Jackson Browne

<門上選曲>
ふるさとの空の下に (1965年版)/ 美輪明宏

<ラストソング:テーマ>
「別れ」
セレクター:門上武司
Liar / LÉON

門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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シンガーソングライターは、長距離走者であってほしいと思っています。
3月19日は音楽の日で、放送テーマが「シンガーソングライター」だったので、個人的な意見として、シンガーソングライターは作詞と作曲と歌唱のすべてが秀でている人がいいといいました。図形に例えれば、できるだけ正三角形である人がわたしのなかのシンガーソングライター。その代表としてジャクソン・ブラウンの曲をお聴きいただきました。
番組では話しませんでしたが、もうひとつ思うところがあるのは、書きつづけ、歌いつづける人をシンガーソングライターと呼びたい。誰だって1曲や2曲くらいは作れたりするのです。しかしアマとプロの差、愉しみと創作の違いは継続です。ディレクターやレコード会社の期待に応え、移り気な視聴者を惹きつけつづけるのは並大抵のことではありません。ドキュメンタリー「ザ・ヒストリー・オブ・イーグルス」のなかでグレン・フライは「曲づくりに大切なには心血を注ぐこと。時間と頭と忍耐力が必要ということを」と学んだといいました。気力、体力、知力、そして痴力を持ちつづける。あきらめは言い訳を連れてやってきます。長距離走者のような、孤独な自己との闘いに負けない人がシンガーソングライターだと思うのです。

<西林初秋>