物見遊山
門上西林 物見遊山 【#252/2021.7.31】[7.31 sat]

一冊の古本から始まる話の旅。
話は転がって広がって。
本の内容は勿論、
時代背景なども垣間みることができる『三千円 一〝本〟勝負』。
来月もお楽しみに。
※今回ご紹介した本は、
大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で
読んでいただくことができます。
<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/
●今夜の選曲●
<門上選曲>
Pet Sounds / The Beach Boys
<西林選曲>
上海エレジー / テレサ・テン
<ラストソング/テーマ「夏」>
セレクター:門上武司
ナスなんです / 和幸
門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は門上さんです。
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古本屋の楽しみは、本を探すことが大きな目的だが、なじみになるとその店主と言葉を交わすことが、楽しくなってくる。
別段、探している本がなくとも、あの店主と話したいと思って店に入る。色々な話をしているうちに、興味ある本が見つかり、つい購入するということもしばしばだ。
そう思うと、スーツをオーダーする行為と似ているな、と感じた。オーダーは「ビスポーク」。つまり話している中から、スーツの形や色合いが決まってくる。これもオーダーする気が無くても、そのテーラーとゴルフや映画について様々な言葉を交わしていると、なんかその気になって、いつもよりカジュアルなシャツを作ったこともある。
古本屋の店主は、各地に知り合いができ、増加傾向にあるのだが、スーツに関しては好みを熟知したテーラーが東京に転勤し、しばらくオーダーはストップしていたが、先日東京に出かけた際に話し込み、シャツを3枚作ってしまった。
<門上武司>