物見遊山
門上西林 物見遊山 【#158/2019.10.12】[10.12 sat]

今夜のトークテーマ
「ロンドン」
●今夜の選曲●
M① London Calling / The Clash .....(西林選曲)
M② Needles And Pins / The Searchers .....(門上選曲)
M③ サルビアの花 / 早川義夫
(エンディング・ソング) ....… (門上選曲)
※今夜のエンディング・ソング選曲テーマは『本』
門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は西林さんです。
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「大切なのは個性だけれど、これみよがしであってはならない」。ロンドンではじめって買ったアイテムは、番組でもお話ししたバーバリーのコートですが、英国のおしゃれの流儀を教えてくれたのはポール・スミスです。他人が見過ごしてしまうところにこだわりをしのばせる。ほとんど目にふれない襟や袖の裏生地にデザインを施すなんてその典型。そんなことを思っていると、かつての日本の着物に通じるところがあると気づきました。代々つづく大家の旦那さんは、さわらなければわからない、地味だけれど上質な生地を選んだり、羽織の裏地や紐など、ひと目にふれないところや見過ごしてしまうところで遊んだと聞きます。控えめこそ、おしゃれの極意。それは英国と日本に共通する美意識だったのかもしれません。ポール・スミスも最後にこう付け加えています。「礼儀正しく、多様性を認めるこころの広さを持ち、謙虚であること」。派手で、華やかなファッションは若い人にまかせて、年齢を重ねた我々は、今一度、控えめだけれど自分だけのスタイルがみじみでる装いを見直したいと、門上さんとおしゃべりしながら思ったのでした。
<西林初秋>