物見遊山
門上西林 物見遊山 【#153/2019.9.7】[9.7 sat]
毎月最初の土曜日のトークテーマは『映画』
今回は〝恋愛映画〟
●今夜の会話の中に出てきた作品
▽作品名「愛人/ラマン」
▽作品名「花様年華」
▽作品名「ザ・フライ」
●今夜の選曲●
M① Yumeji's Theme (From "In The Mood For Love")/
....... (西林選曲)
M② 組曲「キャバレー・タンガフリーク-夜の全裸-
菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール...(門上選曲)
M③ September / Earth Wind & Fire
(エンディング・ソング) ...… (西林選曲)
※今月のエンディング・ソングの選曲テーマは『風』
門上武司・西林初秋が週替わりで担当する『放送後記』
今週の担当は門上さんです。
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恋愛映画を初めて意識したのは「卒業」かもしれない。大学を卒業するダスティン・ホフマンが年長の人妻アン・バンクロフトと恋に陥ちる。ところがその娘キャサリン・ロスと会った途端、お互いに強く惹かれ恋愛関係となる。感動的なラストシーンに思わず拍手を送りたくなった。
サイモン&ガーファンクルが唄う楽曲の素晴らしさも記憶に残っている。中でも「4月になれば彼女は」の麗しい旋律は、時おり口ずさみたくなる一曲でもある。
「4月になれば彼女は」で思い出すのが、川村元気氏の小説。かつて付き合っていた彼女から届いた一通の手紙から始まる物語は愛することは何かを考えさせられる一冊だ。一冊の本を読むと次々に読みたくなる本が現れ「本は本を呼ぶ」と言われるが一本の映画も、同じように音楽や本を読んでくれると思ったのである。
<門上武司>