物見遊山
門上西林 物見遊山 【#107/ 2018.10.20】[10.20 sat]

今夜のトークテーマは「飲食(今年注目)」
●今夜の選曲●
M① ピース・ミュージック / Pizzicato Five.... (門上選曲)
M② あなたに今夜はワインをふりかけ / 沢田研二
....... (西林選曲)
M③ Talking To The Moon / Bruno Mars
(エンディング・ソング) ..... (門上選曲)
※今月のエンディング・ソングの選曲テーマは『月』
今回の『放送後記』の担当は門上さんです。
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
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一年に何度が印象的な料理に出会うことがあります。
今年は中華料理の当たり年であったが、この秋に名古屋のとあるデザート専門店で食べた栗のコースが、デザートに対する意識を変えるような逸品揃いでした。
岐阜県山県市で生まれた利平栗を使うのです。この利平栗は通常の栗より甘みは強く、かつ大粒なのです。
そのメニューは「利平栗の栗きんとん 渋皮煮とともに」「和梨と丹波栗のサラダ」「栗ビールで!黒いちじくと栗」「栗とバナナのスフレ」
「利平栗のバシュラン」「栗のシュークリーム フリルマロングラッセ」などであります。
栗をこれだけ多彩に、バリエーション豊かにデザートに仕上げることはとても難しいこと。生の栗をすりおろしたり、白味噌で漬けてみたり、薄く切って揚げるなどなど、これまで経験したことがないスタイルが登場したのです。ポイントは、いかに栗に空気を含ませるかということです。そうすることによって軽さを出すのです、だからこのコースが成立するのだと感じました。
画像は栗を素揚げしてイチジクと合わせ、添えられたのは黒ビールのアイスクリームでした。この取り合わせ、一口ずつの感動が高まってゆくのでした。
<門上武司>