物見遊山
門上西林 物見遊山 【#104/ 2018.9.29】[9.29 sat]
一冊の古本から始まる話の旅。
話は転がって広がって。
本の内容は勿論、
時代背景なども垣間みることができる『三千円 一〝本〟勝負』。
来月の最終週の土曜日もお楽しみに。
※今回ご紹介した本は、
大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で
読んでいただくことができます。
<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/
●今夜のお届けした曲●
M① Heartbeat / Tahiti 80.........(門上選曲)
M② 酔って候 / 柳ジョージ & レイニーウッド ........ (西林選曲)
M③ 星降る夜のHARLOT / サザンオールスターズ
(エンディング・ソング) .........…(西林選曲)
※今月のエンディング・ソングの選曲テーマは『星』
今回の『放送後記』の担当は門上さんです。
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
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「金曜日は花買って、パン買って、ワインを買って家に帰ります」。
というコマーシャルソング(サントリー)が流れたのが1070年代初頭の頃、ワインがブームと呼ばれる初の時代です。
70年代後半にが押し寄せ、サントリーレゼルブなどが食卓に並ぶようになります。80年に入ると、83年にまたまたサントリーが「ワインレッドの心」をコマーシャルソングに使うなど輸入ワインの時代がじわじわやってきます。80年代半ばから後半はバブル期と重なり空前のボジョレーヌーヴォーそして高級ワインの時代がやってきます。そのバブルが弾け90年代半ばにはなんと500円ワインなどが市場を席巻するようになるのです。また90年代後半はポリフェノールなど赤ワインが健康にいいなど、それまでとは異なる視点でワインも捉えられるようになったのです。この頃自然派ワインも多くのファンを増やして行きます。2000年に入ると輸入ワインが国産ワインの2倍となり、2010年を超える頃から甲州など日本独自のぶどう品種のワインが注目を集め、日本各地で秀逸なワインが生産されるようになるのです。
このように日本のワインの変遷を眺めると、いかにワインがその時代と寄り添った飲み物であるかがわかるのです。
時にはワインにまつわる歴史も楽しんでみたいと、今回ワインに関する書物を読みながら感じたのです。
<門上武司>