門上西林 物見遊山 【#88／ 2018.6.9】[6.9 sat]

6月9日、今夜のトークテーマは「ROCK」

●今夜おかけした曲●
M① Golden Age Of Rock 'N' Roll /   Mott The Hoople
M② あの娘は石ころ/ PISS フィーチャリング 中島らも
                                                                ...... (西林選曲)
M③ 誰がカバやねん  / 誰がカバやねんロックンロールショー
                                                                 …… (門上選曲)               
M④ Agua de Beber / Antonio Carlos Jobim
                                   (エンディング・ソング).…(門上選曲)  

※今月のエンディング・ソングの選曲テーマは『水』

今回の『放送後記』の担当は西林さんです。  
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
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それは突然でした。「夜のヒットスタジオ」という番組を見ていたとき、パナマ帽と赤いシャツにシルバーのタイをしめたショーケンがでてきて、柳ジョージ＆レイニーウッドをバックに「どうしようもないよ」「大阪で生まれた女」を歌ったのです。独特のバイブレーションで、ベースを弾く仕草をしながら狂おしく歌う様はあまりにかっこよくて、カミナリが落ちたような衝撃が全身を駆け抜けました。ロックとの初体験を思い出すと、この夜のショーケンに行き着きます。そしてその日から十数年間は、ショーケンになりたいと思って過ごすことになるのです。
その日から20年ほどして、萩原健一さんと食事を共にする機会にめぐまれました。その後も何度かうれしいお誘いはあったのですが、以後はなにかと理由をつけて断るようになりました。あまりにも好きすぎて、私のなかでショーケン像が肥大しすぎていたのです。そんな状態で対面することは、私にとっても本人にとってもいいことではありません。夢は夢のまま、そっとしておくのがいい夢もあるということですね。

<西林初秋>