物見遊山
門上西林 物見遊山 【#87/ 2018.6.2】[6.2 sat]

毎月最初の土曜日のトークテーマは『映画』
●今夜二人の会話に出てきた作品
▽作品名「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」
http://sukita-movie.com
▽作品名「『シューマンズ バー ブック』
http://www.crest-inter.co.jp/schumanns/
▽作品名「村の写真集」
●今夜おかけした曲●
M① Heroes / David Bowie ........ (西林選曲)
M② Maneater / Hall & Oates..…… (門上選曲)
M③ Life is Water / The Sim Redmond Band
(エンディング・ソング).…(門上選曲)
※今月のエンディング・ソングの選曲テーマは『水』
今回の『放送後記』の担当は門上さんです。
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
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ドキュメンタリー作品「SUKITA」。鋤田正義さんというミュージシャンを追い続ける写真家の話題から、映画より写真家にどんどん話は広がっていった。いわゆる脇道に逸れてゆくのが、この番組の特徴でもあるのだ。
僕は以前、モノクロ写真を撮っていたことがある。被写体はほとんどが料理人であった。日常的に料理人と顔をあわせる機会が多い。一般の人たちより、言葉を交わすことも多々ある。むしろ数多くの言葉を重ね、彼らの哲学などを聞き出し、文字に落とすのが仕事とも言える。つまり独特の距離感が彼らとの間に生まれていた。おそらく一歩や二歩は近づいたと思った。そこで彼らをモデルに写真を撮ることを考えた。
コンセプトが必要だと思った。じつは彼らに帽子を被ってもらい撮影をしたことがある。同じような帽子だが、人によって目深に被ったり、手に持ったりとそこに個性が明確に見えてきた。この時は、彼らに葉巻を燻らしてもらうことにした。このプランは想像以上に効果をもたらした。葉巻という小道具が、男性の意外な側面を引き出したように感じた。どうも男性にとって喫煙具は魅力的で、皆さん撮影されることを楽しみにしていたのだ。これらの写真を眺めていると、また男達のポートレートを撮りたくなった。
<門上武司>