物見遊山
門上西林 物見遊山 【#86/ 2018.5.26】[5.26 sat]

一冊の古本から始まる話の旅。
話は転がって広がって。
本の内容や著者の思いは勿論、
時代背景なども垣間みることができる『三千円 一〝本〟勝負』。
来月の最終週の土曜日もお楽しみに。
※今回ご紹介した本は、
大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で
読んでいただくことができます。
<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/
●今夜おかけした曲●
M① 出てきた男 / 月亭可朝 ..................(西林選曲)
M② ウイスキー・ナイト / 石黒ケイ…… (門上選曲)
M③ Spanish Harlem / 山下達郎
(エンディング・ソング).......…(西林選曲)
※今月のエンディング・ソングの選曲テーマは『バラ』
今回の『放送後記』の担当は西林さんです。
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
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いわゆるギョーカイと呼ばれる世界の片隅にいて、コピーライターなんてカタカナの肩書きがあるのに、芸能人の知り合いがひとりもいないという事実に、若い頃は腑に落ちない何かを感じていました。やがて交友関係がひろがり、はじめて飲みにいったタレントが松尾貴史で、噺家が桂吉坊。いまから15年以上も前のことでしょうか。以後、このふたりと知り合えたのだからもう他の人はいいやと思うくらい、深く、長いつきあいになっています。
落語好きだったので、吉坊師から聞く噺家の世界は魅力的でした。そんな席を重ねる内に、チラシなどを作ったり、撮影をしたり、彼の落語会の運営も手伝うようになりました。毎年春と秋に開かれる「吉坊ノ会」もそのひとつ。かかわりはじめたときは山本能楽堂で開催していたのが、天満天神繁昌亭になり、いまは近鉄アート館で行っています。ひとりの噺家が少しずつ成長していくその喜びや苦悩や闘いを側で見ることができるのは、落語好きとしては改めてありがたいことだなぁと思いながら、会場の入り口で、チケットの受け渡しをし、もぎりをしているのです。
<西林初秋>