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物見遊山

門上西林 物見遊山 【#68/ 2018.1.20】[1.20 sat]

今夜のテーマは『ユニフォーム・制服』

『制服は記号であり仕事へ向かう時のスイッチである』
『制服は脱いだ時とても気持ちが良いものである』という結論。
トン!と腑に落ちたのであります。

●今夜おかけした曲●
M① 夜の翼 / 南佳孝....(西林選曲)
M② Little Green Bag /  George Baker ..............(門上選曲)
M③ The Snow It Melts The Soonest / Sting…… (ラストソング_西林選曲)                                
                                                                 
※今月のラスト・ソングの選曲テーマは『雪』

※今回の『放送後記』の担当は門上さんです。
   本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
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「卵が先か鶏が先かという古来の難題は、ことぺてんにおいてもつきまとう。
衣装または制服が先か、それを着る人間が先か。信頼すべきは見かけか内容か。形式か一切か、それとも形式は単に内容を包む包装紙に過ぎないのか。ぺてんにひっかかる人は概して制服の先にひと続きに人間を見ている。一方ペテンに引っかける人は、制服の先には何もなく中身はがらんどうであることを弁えている。形式が内容を連続的に関係しているか、非連続的に関係しているかである」とは種村季弘著「ぺてん師列伝 あるいは制服の研究」という著作のあとがきの始まりである。
まさに制服の役割を見事に解き明かした言葉である。この著作を読んだ時に、制服が持つ魔力を再認識したのであった。僕の場合ならスーツやジェケット&パンツが制服となる。先日「にっぽん丸」という豪華客船で仕事をした。京都のある料亭の料理人が400名弱の乗客の晩御飯を提供するという内容。そのプロデュースだ。400名の料理を作るのだから料理長以下若い料理人が7名参加である。乗船後、食材を整理したのち「にっぽん丸」のスタッフと合同ミーティングとなった。なんと7名の料理人は全員スーツ姿に着替え、そこに参加したのであった。その姿を見た船のスタッフの彼らを見る目が変わった。きちんとした打ち合わせの場には、スーツで臨まなければならいという指令が行き届いていたのであろう。半ば勝負あったという雰囲気すら生まれていた。制服もしくは衣装がいかに大切かを垣間見た瞬間であった。

<門上武司>