物見遊山
門上西林 物見遊山 【#65/ 2017.12.30】[12.30 sat]

今年最後の放送は『三千円 一〝本〟勝負 〜本で振り返る2017年編〜』
一冊の古本から始まる話の旅。
話は転がって広がって。
著者に関することや本の内容は勿論、
出版当時の時代背景も垣間見ることができる『三千円 一〝本〟勝負』。
来年も毎月最終土曜日をお楽しみに。
※今回ご紹介した本は、
大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で
読んでいただくことができます。
<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/
●今夜おかけした曲●
M① The Book Of My Life
/ Sting Feat. Anoushka Shankar... (西林選曲)
M② 悲惨な戦い / なぎら健壱 …… (門上選曲)
M③ あなたが欲しい / ザ・ハプニングス・フォー
(エンディング・ソング).…(門上選曲)
※今月のエンディング・ソングの選曲テーマは『クリスマス』
今回の『放送後記』の担当は西林さんです。
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
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ラジオでも話しましたが、身体に関する本をよく読みます。そのきっかけになったのがこの1冊。名著とたたえられ、迷著との揶揄される、野口晴哉さんの『風邪の効用』。風邪をひくことは勝手に身体が治癒行為をしてくれると唱えた本で、熱や下痢などは病気ではなくて、身体に侵入してきたウイルスとかバイ菌をやっつけようとして人体が熱を発したり、外にだそうとしていると考えます。薬で止めると、せっかく外に出そうとしているのに、その機能を弱めてしまうとか。風邪をひかないのは健康だからではなくて、異物をやっつける力が衰えたから。現に、幼児や小学生などは年に何度も風邪をひきますよね。一方、年をとるとだんだん引かなってくる。健康だから風邪をひくのであって、不健康だったら風邪すらひけなくて、何年か振りに風邪をひくと大事になってしまうとか。数値主義の現代医療からすると「とんでもない本」になるのですが、身体の神秘や不思議さに気づかせてくれるという点では「読むに値する本」だと思っています。そんなこんなで、今年も残すところあと1日。みなさまにも素敵な新年が訪れますように。良い新年をお迎えください。
<西林初秋>