物見遊山
門上西林 物見遊山 【#34 / 2017.05.27】[5.27 sat]

門上西林 物見遊山。
今夜のトークテーマは新企画『三千円 一〝本〟勝負』。
三千円あれば何冊も購入できる古本。
黄ばんだページをめくると漂う独特の匂い。
余白に書かれた読者の一言や線引き。
人の手から手に繋がっていく温もりのようなもの。
そして古本から広がっていく二人の会話。
『三千円 一〝本〟勝負』、次回は6月最終週です。
●今夜おかけした曲●
M① 檸檬 / さだまさし…………..…. (西林選曲)
M② Angel Eyes / Matt Dennis……..(門上選曲)
M③ Greenback Dollar/ The Kingston Trio (エンディングソング)
.…....(門上選曲)
※今月のエンディング・ソングの選曲テーマは『緑』
※今回ご紹介した本は、大阪・もりのみやキューズモールの「まちライブラリー」で読んでいただくことができます。是非ご利用ください。
<まちライブラリー ホームページ (もりのみやキューズモール)>
http://machi-library.org/where/detail/563/
※番組では、取り上げてほしいテーマ、
メッセージ&リクエストをお待ちしています。
みなさん、是非ご参加ください。
※今回の『放送後記』の担当は西林さんです。
本放送に合わせてコチラもお楽しみください。
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さだまさしがソロになってから2枚目のアルバム「風見鶏」は、ロサンゼルスで録音されたもの。弦の渇いた音を求めて出向いたといいます。ストリングスアレンジャーに招いたのがジミー・ハスケル。サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」のストリングスアレンジを担当した人です。
その次のアルバム「私花集」にもジミー・ハスケルが担当した曲が何曲か収録されていて、「檸檬」はその1曲。シングルは別アレンジなので、聞き比べると弦の音色の違いがよくわかります。わたしは放送でかけたアルバムバージョンがお気に入り。
さて、「檸檬」という曲には、「食べかけの檸檬 聖橋から放る」という歌詞がでてきます。当時、さだまさしのファンの多くがレモンを片手に聖橋へ向かったとか。小説の「檸檬」の場合でも、京都の丸善へレモンを持参して向かった人がかなりいたといいます。なにを隠そう、わたしもそのひとり。大学2回生の秋でした。もう、ほんとうに、爆弾を置くかのようにドキドキして、背中には冷たい汗が走り、喉咽の水気が枯れていく。間合いを計ってレモンを置くと、あわてて柱の陰へ。店員の目を盗んで事を成し遂げたと思っていたのはわたしだけだったようで、息の乱れが治まる前に店員が現れて、連日の雪かきを今日もしなければならない北の国の人のような態度でレモンをとりあげると、エプロンのポケットに入れたのでした。
<西林初秋>