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やっぱし橋が好き♪本町橋をご紹介しました。[2.26 sat]

※写真は、全ておのえまんによるものです♪
橋にまつわる歴史や魅力をご紹介するコーナー
「やっぱし橋が好き」。
今日は、大阪市最古の橋、「本町橋」をご紹介しました!
かつて豊臣秀吉が大阪城を築城した際に、
大阪城の外堀として開削された東横堀川に架けられました。
現役の橋としては、市内で最古。今年で109歳を迎えます!
江戸時代の1787年(天明7年)に残された記録によりますと、
当時、橋の長さ およそ54m、幅5.9mの木橋でした。
公儀橋として、幕府が直轄管理して、大阪城と船橋を結ぶ
重要な地位を占めていました。
橋のきわ”橋詰”の北東側には、”西町奉行所”が設置され、
明治に入ると、初代大阪府庁が設置されるなど、
行政の中心地になりました。
その後、橋の周りには、木綿問屋や呉服屋、古着屋が軒を連ねて、
大坂の経済を支えた「糸へんの街」として栄えていきました。
今の橋は、1913年(大正2年)に、
本町通りを、市電道路として拡幅した際に架け替えられたもの。
3連の鋼ヒンジアーチ橋、橋の長さ46.5m、幅およそ22m。
ルネサンス風のデザインをもつ石造りの橋脚に支えられた
重厚な構造になっていて、なにわ名橋50選のにも選ばれています。
ちなみに、真っ直ぐに流れる東横堀ですが、
ただ1カ所、本町橋から中央大通りの農人橋の間がS字カーブと
なっていて、『本町の曲がり』と呼ばれています。
これは、江戸時代に開削された時にあった浄国寺というお寺を
避けたためですが、これによって水流が急となり、
”ガタロ”というカッパの妖怪が住んでいたとされ、
上方落語「饅頭こわい」でもこの本町橋が登場します!
radikoのタイムフリーでもぜひ
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来週の「やっぱし橋が好き」では、
静岡県「河津七滝ループ橋」をご紹介します!
お楽しみに。