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やっぱし橋が好き♪[8.28 sat]

この時間は、橋にまつわる歴史や魅力をご紹介するコーナー
「やっぱし橋が好き」♪
四国山地の山里、徳島県 三好市。ここは、
日本三大秘境の1つともいわれ、
秘境と呼ばれるにふさわしい昔の様子が偲ばれるような
「祖谷のかずら橋」があります。
吉野川の支流、祖谷川に架かる橋で、
国の重要有形民俗文化財に指定。
その名のとおり、山から採取したつる性の植物
「シラクチ カズラ」を編んで架けられた橋で、
日本三奇橋の1つにもなっています。
全長およそ45メートル、幅2メートル、
水面からの高さは14メートル。
3年に1度、架け替え作業が行われ、
今年2月に架けかえられたばかり。
もちろん、安全のために、ワイヤーが通っていますが、
床板のすきまからは川面がのぞいて、
歩くたびに橋がユラユラ揺れて、スリル満点!
この橋には伝説があって、弘法大師が創案した とか、
この土地に移り住んだ平家の落人が、
追手が来ても すぐに切り落とせるように
考案したという伝説があります!
橋の資材になっている「カズラ」のつるは、
育つまで20年から30年ほどかかりますが、
年々減少していて、2008年から、
地元の小学校・中学校の生徒たちが、
カズラの苗木作りに協力して、
地域で橋を守る活動が行われています。
祖谷川の清流にその影を映す悠然とした姿は、
四季を通して自然と調和した
美しい景観を生み出しています。
特に秋は、紅葉がキレイだそうです。
橋を渡って50メートルくらい行くと、
「琵琶の滝」があって、森林浴もできますし、
車で1時間ほどいくと、山深い谷合いに、
「奥祖谷二重かずら橋」があります。
ここは平家の一族が、騎馬の訓練に通うために架けた、
と言われています。
四国の国ざかいを守る勇敢な山岳武士の里であるとともに、
全国まれにみる妖怪変化の伝説の里として知られる
徳島県 三好市の「祖谷のかずら橋」。
来週は、大阪市都島区・東淀川区の
淀川橋梁(通称:赤川鉄橋)をご紹介します!お楽しみに♪